ガイアの夜明け ソフトバンクのロボット「Pepper(ペッパー)」 の感情表現、ハウステンボスの変なホテルの評判は?

出典:http://www.softbank.jp/robot/special/pepper/

政府は、ロボットのサービス分野での市場規模を、2020年までに現在の20倍にすると発表しています。今までロボットと言えば、工場などでの産業 用ロボットであったり、人と触れ合うものでもおもちゃ的な扱いだったりしたと思いますが、人口減少で労働力の現象が叫ばれる中、サービス業での活躍が期待 されているそうです。今日は、そんなロボットを巡る動きがガイアの夜明けで紹介されるとのことで調べてみました。

ソフトバンクのペッパーの名前の由来は?

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最 近のソフトバンクは孫社長肝いりでロボット開発に力を入れています。人型のロボットで、名前は「Pepper(ペッパー)」。当初は小さい子供を育ててい こうといった意味で「TARO」というコードネームだったらしいのですが、世界に出ていくという意味で発音しやすくて覚えやすく、かつ少し変わった名前で ということでこの名前になったそうです。

感情表現はAIクラウド?

で、2015年6月19日より抽選で販売が始まりました。価格は19万8000円。孫社長によると赤字だそうですが、これから規模を大きくしていくとのこと。6月分は売りきれ、7月分1000台も1分で売りきれるほどの人気です。

また、今回はロボットに感情を入れ込むというところが肝になっています。どのように実現しているのでしょうか?開発リーダーのソフトバンクロボティクス株式会社プロダクト本部 PMO室 室長 林 要さんによると以下のようです。

 「最近のAIは、データを解析して知性を持つかのように振る舞うニューラルネットワーク系のコンピューティングへと進歩しています。その中で最も大切なものは、良質のデータです。データが蓄積されることで賢くなり、データを集めることが何よりも重要なのです。
それを実現するのが、クラウドAIです。Pepperではいくつかのクラウドシステムを用意していますが、基本的にはクラウド上に情報を上げて、その情 報を分析してフィードバックしています。データ領域は大きく二つあります。一つはすべてのPepperの情報を吸い上げ、Pepperが次にどう行動すべ きかをアナライズしてすべてのPepperに戻すという製品改良プロセスです。もう一つは、あるPepperが利用者の状況に合わせて変わっていくという もので、匿名情報と個人情報に分かれます。匿名情報部分でどんどん賢くなり、個人情報部分で徐々に利用者に合っていくことになります」(林氏)

出典:http://www.mugendai-web.jp/archives/2727

すべての処理をクラウドでやるわけではないようですが、ローカルで処理する部分とクラウドで処理する部分の切り分けがノウハウなんでしょうね。

参考)

【質疑応答編】ソフトバンクのロボット「pepper」発表会見 孫正義氏「鉄腕アトムに心が無いのがかわいそうだった」「19.8万円は赤字」他

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情報革命で人々を幸せに――感情認識パーソナルロボット「Pepper」が実現する30年ビジョン

ハウステンボス変なホテルの評判は?

7 月17日にハウステンボスが「変なホテル」と題して、ロボットが従業員として接客をするホテルを始めました。新しい試みで、最初は不具合も多いことを見越 してか、「敢えて「変なホテル」としたネーミングが秀逸」とどなたかが書いてましたが、そのとおりだと思いました。テレビで放映されていた時も荷物で運ぶ ロボットに不具合が出てましたし、その辺をエンタメとして転換しているところがいいんでしょうね。

これは、ゆくゆくは労働人口減少で人手が減るとことが予想されますので、こういう分野にいち早く進出して、どの業務では人に置き換えられるかを試す場としてはいいんでしょうね。

で、実際の評判ですが、どうなのか調べてみました。

まだ口コミは上がってませんでしたが、BIGLOBE旅行に変なホテルの予約状況が出ていました。(8/1現在)

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出典:http://travel.biglobe.ne.jp/hotel/h069931/kuchikomi/

ま あ、そこそこ埋まっているので悪い反応ではないのでしょうか。目新しさも半分なんでしょうけど。色々なロボットの専門家が関わっているようですが、まずは 人とロボットの関わりを考えるきっかけになって欲しいとのことだったので、興味のある人は是非。料金は一泊2名でひとり11,800円~とのことです。ハ ウステンボスには豪華なリゾートホテルもありますが、こっちもたまにはいいんじゃないですか?

まとめ

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出典:http://www.h-n-h.jp/

調 べていくと、Pepperの開発責任者、林さんはソフトバンクに新卒で試験に落ちたらしいのですが、トヨタでエンジニアとしてF1などの現場を経験後、ソ フトバンクのアカデミアを受講。そこで頭角を現し、ソフトバンクに入社します。すごい馬力ですね。これからどんどん生活にロボットが入ってくることを感じ させる将来は、多少トラブルや問題も出てくるでしょうが、個人的にはウェルカムです。林さんのような開発者や研究者が切磋琢磨して、より人の役に立つロ ボットを作って欲しいです!

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