キングジム社長 宮本彰のプロフィール。経営哲学や名言など。社員年収は?

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ビジネスマンであれば、キングジムの商品にお世話になっている方も多いと思います。とりあえず会社のフォルダやファイルと言えばキングジムというい うイメージがあります。一方で、様々な奇抜なアイデアでヒット商品を生み出している会社でもあります。「テプラ」なんかはどこの職場にもひとつはあります よね。あとは、メモだけの機能を持ったデジタル機器の「ポメラ」なども有名です。ヒット作を次々と生み出しているキングジムを率いる宮本彰さんがカンブリ ア宮殿に出演されるということで、どんな方か調べてみました。

プロフィール

wikiによると会社の概要は以下です。

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株式会社キングジム(英: King Jim Co., Ltd.)は、主にオフィス、家庭用の文具を製造、販売する日本の会社。本社は東京都千代田区。
主力であるファイルを中心とした旧来の文房具だけでなく、「テプラ」や「ポメラ」など電子文具も多数開発している。

材 木商を営んでいた祖父があるとき顧客管理のための人名簿や印鑑簿といった今でいうアドレス帳のようなものを作ったところそれがヒットしたことが創業のきっ かけだそうです。「名鑑堂」という名前でした。それから時代は流れ、1987年に東証一部に上場。300億円位の売り上げ、連結で2,400人程度の社員がいらっしゃるようです。大きい会社ですね。平均年収は平均勤続年数18.6年、平均年齢43歳で620万円。それなりに安定している企業なので、妥当だと思います。

で、宮本さんのプロフィールは以下です。

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1954年生まれ。77年3月、慶応義塾大学法学部法律学科卒業後、キングジムに入社。84年、常務取締役総合企画室長、86年9月、専務取締役に就任。92年4月、代表取締役社長に就任。

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現社長の宮本彰さんで4代目だそうです。

経営哲学とは?

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宮本さんの経営哲学は、万人受けするものを世の中の送り出すことではなく、どうしても欲しいと思う少数の人に対して商品を開発することです。インタビューで以下のように答えていらっしゃいます。

当 社は100%のユーザーに認められる製品を開発する気はない。10人のうち1人、つまり10%のユーザーが認める製品の開発に力を入れ、開発者は「自分 が欲しい」製品を開発している。10%のユーザーが確実にファンになって買い替え・買い増しをしてくれれば、十分に成長すると確信している。

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出典:http://biz.bcnranking.jp/article/distribution/contemporary/1205/120531_129953.html

宮 本さんは平易な言葉で極意を述べていますけど、結局この10%のイノベーター層が拡散してくれることによって、それに追随する形でマジョリティがついてく るということを体験的にご存じなんでしょうね。「ポメラ」というネットにもつながらない電子メモも、取締役会で猛反対だったらしいのですが、一人の役員が イケると言ったので、発売に踏み切ったそうです。会議の場では、何となく参加者の最大公約数だけをとってしまい、特長のない製品を出すパターンが多くなっ てしまいますが、そのようななれ合いを打破しているところに、この会社の強みがあるんでしょうね。

名言

宮本さんはインタビューなどで様々な名言を残していらっしゃいます。リスクを避けたがる傾向のあるビジネスマンにとっては、参考にすべき名言を紹介させていただきます。

・新商品を出さずに考えてばかりいるのが一番のムダです。世間に問えばすぐに反響があるので、そこから学ぶのが一番早い。

・ 小さくても自ら市場を作ってトップシェアを取ることが大事だと思っています。例えばコクヨの売上高はキングジムの約10 倍もあります。でも、分厚いタイ プ のファイルでは完全にうちが勝っているわけです。ラベルライターはカシオ計算機も手 掛けていますが、我が社の市場シェアが6割を占めます。

・キングジムは将来どこへいくのか私にも分かりません。自由闊達な会社なので、モノマネでなければGOサインを出します。 新しいモノを次々と出して、チャレンジを続けていきますよ。

・「売れないのでは」と心配しながら開発すると、いつの間にか無難な改良品ばかりになります。着実なニーズをすくい取る方が、新しいモノを生み出すよりも簡単だからです。僕は発想を逆にして「ちょっとでも売れそうならGOだ!」と言っています。

出典:http://systemincome.com/main/kakugen/tag/%E5%AE%AE%E6%9C%AC%E5%BD%B0

個人的には、「ちょっとでも売れそうならGOだ!」という言葉に励まされています。社長の仕事は、社員が伸び伸びと働ける環境を作る事と位置づけ、事業部制などをとって縦割りにせずに、コミュニケーションが活発になるように心がけておられるそうです。

まとめ

宮本さんのようなトップがいる会社は羨ましいなと思ったりしますが、それぞれの職場や現場で日々実践すれば少しずつ近づけるかもしれません。まずはやってみることが一番だなと思います。今後のキングジムと宮本さんの活躍に期待しています!

以下より、宮本さんのインタビューが聞けますので、興味のある方はチェックしてみてください。

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