喪中ハガキというといつまでに出すのが良いのか、送る場合どんなことに気を付ければいいのかと迷いますよね。今回は喪中ハガキに関してのマナーをご紹介します。
喪中ハガキはいつまでに出すの?
喪中ハガキは家族や親せきが無くなった場合、1年間は喪に服し年賀状を控えることを知らせる年賀欠礼の挨拶状のことです。
「喪中」とは喪服で慎む時期であり、昔は外出することも人に会うことも許されない決まりだったそうです。今は勿論そんなことはありませんし、逆に簡略化されています。心が落ち着いた49日の忌明けまでが喪中期間という考え方もあるようです。
さて、時期ですが相手が年賀状を準備するまでに間に合う時期に届いてこそマナーです。10月終わりから12月上旬までが一般的です。10月だと早過ぎる?と言われる方もいますので、大体11月がベターだと思います。
気を付けることは新年のあいさつ代わりに年賀状の時期に出すのはマナー違反ですよ。事前に知らせる案内状でもあることを心に置きましょう。
喪中ハガキで気を付けることは?
- 喪中ハガキには基本その他の近況報告などは書きません。どうしても生活の様子などを知らせたい場合は、お正月を過ぎた1/5~2 /3頃までに「寒中見舞い」を出しましょう。
- 「いつ」に「誰が」亡くなったかを書きましょう。
- 故人との続き柄も書くようにしましょう。
- 喪中ハガキを送る範囲の目安は、自分を中心として一親等(父母、配偶者、子ども)、同居している二親等(祖父母、兄弟、孫)が一般的となっています。
- 親しさ、悲しみの大きさでこの限りではありません。
- 切手に関してですが、いかにも慶事用の切手はNGですが通常の切手で大丈夫です。故人のことを思い趣味などの切手を用いることもOKです。例えば、登山が趣味だったということで山の切手であるとか・・・。
- 12月中に身内に不幸があったと言う場合は、慌てて喪中ハガキを出す必要はありません。年明け「寒中見舞い」にて連絡が遅れた詫び状として送りましょう。普通郵便と同じなので松の内(1/1~7)を過ぎてから届くようにするよう気を付けましょう。ベストは1月5日頃。
喪中ハガキの文例など
今はネットでも郵便局でもコンビニでも、さまざまな喪中ハガキ印刷があります。少し文例として主なものをここにご紹介しますね。ご参考にして下さい。
その1
喪中につき新年のご挨拶をご遠慮させて頂きます
祖母 ○○○(〇歳)を去る〇月〇日に永眠いたしました
本年中に賜りましたご厚情に深く感謝申し上げます
来る年も変わらぬお付き合いのほど宜しくお願い申し上げます
その2
喪中につき年末年始のご挨拶をご遠慮申し上げます。
母○○○(〇歳)去る〇月〇日に永眠致しました
本年中に賜りましたご厚情に感謝申し上げます
明くる年も変わらぬ御交誼の程お願い申し上げます
その3
喪中のため新年のご挨拶は失礼させていただきます。
本年 ○月に ○ ○○ が永眠いたしました
新年のご祝詞を申し上げるところ 喪中のため欠礼させていただきます
明年も変わらぬご交誼のほどをお願い申し上げます
参考)http://www.jp-guide.net/businessmanner/letter/mochu_hagaki.html
まとめ
お付き合いでの感謝の言葉や相手方の無事を祈る言葉を添えるなど、喪に服する悲しみの中ですが心遣いを忘れませんように。