出典:もり家HP
さぬきうどんは、今ではチェーン店も多くてお手軽に食べられるようになりましたが、やはり本場は讃岐香川県ですよね。数多くのさぬきうどんのお店が あって、しかも安くてうまい!筆者も一度さぬきうどんツアーを決行したことがあるのですが、巡るお店はどこも美味しくてたまらなかったのを覚えています。 今日はそんな激戦区で多くのファンを持っている「もり家」の森田真司さんについて、調べてみました。
プロフィール
森 田さんの経歴ですが、昭和40年9月9日生まれで、高松市香川町出身。高校を中退されてその後老舗のうどん店の「うどんの庄 かな泉」に入店し、うどん人 生をスタートさせます。その後20年間うどん職人として着実のキャリアを積んでいったのですが、「かな泉」がバブル期に不動産投資の手を出して来たツケが 回ってきて、倒産してしまいます。救済的な意味合いで、同じ香川県の加ト吉にM&Aされたのですが、その過程で志のある職人さんは退職し、独立し ていきました。森田さんもその一人で、自分の理想のうどんを追求するための独立。それでできたお店が「もり家」です。
もり家の沿革
・平成13年7月 高松市香川町に本格手打もり家本店オープン
・平成15年7月 有限会社もり家 設立
・平成19年10月 県外修行生の寮「もり家練成塾」使用開始
・平成20年2月 物販専用作業場「もり家うどん工房」使用開始
・平成20年3月 静岡県浜松市に本格手打もり家浜松店オープン
・平成20年8月 百貨店の物産展に初出店(大阪阿倍野近鉄にて)
・平成22年6月 営業不振により、本格手打もり家浜松店閉店
・平成24年10月 丸亀市綾歌町に本格手打もり家のグループ店 あやうた製麺オープン出典:もり家HP
香 川県以外にも出店されていたようなんですね。でも、沿革にわざわざ浜松店の閉店理由を”営業不振により”と潔く理由を書いているところからも、その事実を 冷静に受け止めて妥協のない姿勢が見て取れます。会社HPの社長メッセージにも「仕事は厳しいものです」いう一文があり、これは社員だけに向けたものでな く、自分に対しても向けたものなんでしょうね。
弟子の教育にも熱心
森田さんは、弟子の教育にも熱心ということで知られています。NHKの教育番組でも、その教育論を披露されることもあるようです。その真意について、語っていらっしゃるページがありましたので、引用させていただきます。
・「今」を超えて、更にうどんをどのように良くするのか。肝心なのは、去年の今頃と同じうどんではいけないということなんです。そういう問いかけを常に自分にし続けて、努力を継続できるかどうかがお店が伸びるか否かの分かれ目だと思うんです。」
・「絶対人に負けない自分の得意をひとつ持ちなさい。例えば麺の釜入れ・釜出し。包丁切り。生地の伸ばし。何でも良い、自分の個性を思い切り出せる強みを自分で見つけなさい。」
若者だけでなく、すべての仕事に通じる名言だと思います。晴れて独立を許されると「本格手打」を名乗ることが出来るらしいです。育てた弟子が不義理で辞めてしまうこともあるらしいので、一筋縄ではいかないようですが、その志を貫いてほしいなと思います。
お店の情報は?
森田さんのお店「もり家」ですが、店舗情報は以下です。毎朝生地を練り、足踏みし、熟成させた完全手打ちの麺に、それに合うトッピングが絶妙と評判ですが、是非味わってほしいです。
出典:もり家HP
住所 〒761-1704 香川県高松市香川町川内原1575-1
電話番号 087-879-8815
営業時間 10:30~20:00
定休日 毎週木曜日(祝日の場合は営業致します)
予告無くお休みを頂く場合がございます。
客席数 50席(■テーブル26席 ■座敷24席)
駐車場 40台(■店舗敷地5台 ■店舗南側駐車場35台)
店舗南側駐車場には、大型車駐車可能
で、遠方でなかなか行けない人は楽天でも買えるようです。その他不定期で出張実演販売もしているそうなので、もり家のHPをチェックしてみてください。
まとめ
今、ビジネスマンの方でも働く意味だったり、やりがいだったりを見いだせない人が多いと思います。そういった人たちに元気を与えて欲しいなと思うのと同時に更に進化していく森田さんのうどんに期待しています!