テレビでも雑誌でも取り上げられている空き家問題は今や社会問題となっています。管理・活用・処分法、そして仏壇についても考えてみましょう。
使わない実家の活用法
主に4つの活用法が挙げられます。
- 相続人(子供たち)の誰かが住む
- 売却する
- 賃貸物件として貸す
- 実家を取り壊して土地を他の事に活用する
※壊す場合、費用はかかりますが更地にすれば他の利用方法を検討可。しかし、そこで固定資産税が建物ありから更地になることで6倍に跳ね上がることは頭に入れておく必要があります。
あらかじめの話し合いが必要
両親との別れ、遺産相続問題などの前にポジティブな話し合いの中での方が良い解決策が生まれるのではないかと思います。土地・建物の登記関係を調べた上で誰が相続するのかを決め、どうするのかの選択(上記の活用法とか)もあらかじめ決めておくことをオススメします。
家の中にある思い出、仏壇など、大切なものをどうするかということまで具体的に話し合っておくと、いざという時にスムーズに物事が運びます。
相続の関する相談は専門家を入れて相談することをおススメします。
総合窓口相談のご紹介
空き家をどうしようかと迷っている方々に必要な情報をまとめて提供する「総合相談窓口」をすべての都道府県に設置することになったのをご存知ですか?
行政の新たな取り組みとして(今年度より)3年かけて整える計画があります。どのように管理するのか?費用はいくらかかるのか?いくらで売れるのか?
いくらで貸せるのか?など全国でネットワーク化して全国どこからでもその地域の具体的な情報を得られるようにすると言う計画です。
管理面からは地域の不動産業者・NPOなど、空き家管理ビジネスに乗り出すケースもあることを付け加えておきます。月数千円から1万円くらいの相場となっていますので、こちらを利用されることも一手ですね。
お仏壇について
実家の空き家には先にも書きましたが、思い出やお仏壇が残っています。使う当てはないけれどそうした想いからも手放せないという方は大多数だと思います。1つの例としてご一読下さいませ。
別住所の子供等に仏壇を移動すること。そこに置けないようでしたら今の家に合う大きさの仏壇を購入して古い方は処分をすること。その際、お参りに来られるお寺のご住職さんにお経をあげて頂きます。(お布施と処分料がかかる)新しい仏壇を購入したとしても仏壇開きとしてお経をあげて頂きましょう。
移動にしても処分にしても仏壇店にて相談されたら良いと思います。
あとがき
家の近くにも屋根瓦はボロボロ、注意看板が出ていてもう何十年という家があります。通る度に処分されないのかなと思ったりしてそこに暮らす側からすると火事・怪我・衛生・犯罪他考えてしまいますが、それぞれの家庭という観点からすると様々な事情があって中々出来ないと理解も出来ます。今は相談窓口の間口は広がっていますので、抱え込まないようにしましょう。