恵方巻きも年々定着してきまして、もう何だか毎年恵方巻きを食べなければという気になってきています。さて、皆さんはどのような食べ方をしていますか?今回は恵方巻きの由来から食べ方までを取り挙げます。
恵方巻きの由来
恵方巻きは一年の福徳を司る歳徳神(としとくじん)がその年にいるとされる方角を向いて食べ、商売繁盛や無病息災をもたらすとされています。その方角はその年の「恵方」で全てにおいて良い吉の方角とされています。
また、こんな説も・・・。大阪商人の海苔屋さんが巻き寿司の丸かぶりをすることで、その年の一年の幸運を願うというキャンペーンをしたのが始まりとも言われています。調べて見ると広島のセブンイレブンが発祥とも書かれています。こうしたイベントというのはどこかの商売人が関わっている感じはありますよね。例えば・・・バレンタインはチョコレート会社、ハロウィンはさまざまな関連会社など、日にちのゴロ合わせでもありますから、商魂たくましい限りです。余談でした。
恵方巻きの今年の方角と食べ方
<方角>
今年は 南南東 です。
南南東を向いて、恵方巻きをがぶりとまいりましょう。
<方角の決め方>
恵方の決め方は、十干(じっかん)という暦に基づいて決められています。
十干とは「甲乙丙丁戊己庚辛壬癸」の10種類で、十二支の干支と合わせて表すのに使うものです。恵方は十干に基づき以下の表のように決められており、4つの方角を5年周期で一巡します。知りませんでした・・・。
【十干と恵方との関係】
その年の十干 | 恵方(16方位) |
甲(きのえ)・己(つちのと) | 東北東 |
乙(きのと)・庚(かのえ) | 西南西 |
丙(ひのえ)・辛(かのと) | 南南東 |
丁(ひのと)・壬(みずのえ) | 北北西 |
戊(つちのえ)・癸(みずのと) | 南南東 |
参考サイト)http://www13.plala.or.jp/bigdata/setsubun.html
<具材>
恵方巻きは太巻きの事で、具材は7種類とされています。福が来ますようにと願いを込めて太巻きにして、縁起の良い七福神に由来して具材は一般的に7種類となっています。かんぴょう・しいたけ・卵焼き又は伊達巻・でんぶ・きゅうり又はみつば・高野豆腐・うなぎ又はあなごの7つの具材です。
もし恵方巻きを手作りされる方は、参考になさって下さいませ。
<食べ方>
恵方巻きは切らずに丸々1本食べきるのが基本の食べ方です。包丁を入れると言うことは縁が切れるとされています。昔の太巻き1本は女性や子どもには食べきれないサイズでしたが、今はハーフサイズなど出ています。これは個人の経験ですが・・・。
20代の頃、30代の職場の女性が太巻きを買ってきました。その当時まだ恵方巻きという言葉も浸透していないので、私は気をきかしたつもりで“1本そのままって・・・”と思い、何と食べやすいサイズに切ってしまったんです。
その女性に怒られてしまって、仲の良い関係だったのに結局いろいろありまして、疎遠となりました。恵方巻きと言うとこのことを思い出します。
それともう1つ注意することは、食べている時は話さないことです。会話をすると運が逃げると言われます。
まとめますと、その年の恵方に向いて、ひたすら黙って恵方巻きを1本丸かじりするということです。何ともハタから見ると滑稽な気がしますが、こうした方がいいよというルールがあるならば、同じ食べることに変わりないのでその通りにした方がスッキリしますよね。家族の幸せを願いつつ・・・。
恵方巻きを食べるタイミング
では、いつ食べるのか?今でしょ・・・ではなく、もう古いですね。
恵方巻きは2月3日の夜に食べましょう。
旧暦のお正月に当たるのが、“立春”である2月4日です。その前の日を大晦日となぞらえて、恵方巻きは大晦日の夜に食べる年越しそば的なものと言えます。
あとがき
今年こそはと年の初めに願いますが、その願いがより成就するように、恵方巻きを食べて全ての方々に幸せが訪れますように!