高齢化社会、少子化対策ということで、国の福祉制度は多様化、複雑化しています。一方その福祉制度を必要とする人も増加しているのも事実です。今益々重要性が高まっている社会福祉士のことを分かりやすくご紹介します。
社会福祉士になるには?
社 会福祉士とは病気や障害、生活状況など様々な理由によって、日常生活を送ることが出来なくなった人の相談を受け、安定した生活ができるようにサポートする 仕事です。では、社旗福祉士になるためにはどうすれば良いのでしょうか?大まかに申しますと毎年1回(1月)ある国家試験を受験して合格することが必要と なります。
そこに必要な受験資格は・・・
- 福祉系4年制大学卒業(こちらは卒業と同時に受験資格を取得出来ます)
- 短大を卒業後、指定施設にて1~2年実務を経験
- 一般4年制大学を卒業後、一般養成施設1年以上通学
- 一般短期大学卒業後、実技1~2年経験し一般養成施設にて1年以上通学
介護の相談員として働く場合は必ずしも資格は必要ありませんが、「社会福祉士」を名乗るためにはやはり国家試験を受験し合格することは必須です。
難易度は?
勉強範囲が広いですから1年前くらいから計画的に勉強をする必要があります。中には国家試験の約3~4か月前から始めて合格という人もいますけどね。
1年間で300時間以上勉強する必要があるようです。過去の問題を解いたり、間違ったところを重点的に見直したりと、1年前からせめて1日1時間の勉強をすると自分で決めてコツコツと始めることが結局は近道だと思いますよ。
必要な科目が多過ぎますのでご参考に少し列記しますね。
人体の構造と機能及び疾病、心理学理論と心理的支援、社会理論と社会システム、現代社会と福祉、地域福祉の理論と方法他、サービスに関すること、介護保険制度や障碍者自立支援制度、児童・家庭福祉制度など制度に関すること等。
多岐に渡っていて各関係制度だけでなく医学や心理学まで勉強しなくてはなりません。その合格の基準は問題の総得点の60%程度となっています。
気になるお給料は?
社会福祉士の初任給の場合・・・
大卒17~20万円(年収約270万~310万円)
短大・専門卒15~18万円(年収約230~280万円)
手取りですと、額面から数万円が保険などで引かれますので、10万円台前半~15万円ということもあります。
社会福祉士2年目の場合・・・
大よそと捉えて頂きまして、基本給は26万円で各手当があり、年収は約510万円となります。
決して高い水準ではないように見えますが、経験を積み重ねることで昇進・昇給のチャンスがあるというのが魅力となっています。これからの時代、有望視される人材であることは間違いありません。
まとめ
大変な仕事であることは覚悟の上で頑張らなければなりませんが、相手の幸せを想い、喜びに出会う機会の多いことで生きがいを感じることが出来ますよ。興味のある方は志してみませんか?将来性のあるお仕事です。
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