10代、20代のころは体臭なんてものは気にならないかもしれません。しかし、30代後半、40代ごろになると男性は家族の 方々、特にお子さんや奥さんに臭いを指摘されそれが原因で相手にされなくなるケースもあります。少しかわいそうな話しですがそ実際に起こりえる問題なので す。では、体臭を気にするのは男性だけなのでしょうか?
いいえ、違います。女性も中年になると加齢臭が気になる人が多いです。男性ならまだしも年を重ねれば「臭いがするものだ。」というイメージの定着から諦めがつくところがあります。しかし、女性に加齢臭がするとか、体臭が酷いとなれば周囲も「えっ」となってしまいます。
で すので、香水で自分の体臭をかき消してみたり、サプリメントを使用してみたり、デオドラントグッズを活用するなど色々な対策をする人も多いと思います。し かし、根本的な原因を断たなければ、全て一時的なもので、それをやめてしまえば体臭は続いてしまいます。人間も動物である以上多少の臭いはするものです が、酷い臭いがするのはやはり体の中に原因があるのです。
その原因は、アルコール、タバコ、食生活が主なもので、これら全て改善するだけで根本的な原因を断つことが可能です。そこで、今回はこの中の一つにある食生活に焦点を当てていきたいと思います。
1動物性脂肪・動物性たんぱく質を多く含む食品
現 代社会ではほとんどの人が動物性脂肪、動物性たんぱく質を多く含む食品に偏っているのではありませんか?身近なものですと、牛乳、チーズ、生クリーム、バ ターといった乳製品です。普段乳製品を摂取しているつもりがなくても、ケーキ、クレープ、パフェ、カフェラテ、カフェオレといったものもこれに当てはまり ます。コーヒーが大好き、けれども苦いものはダメで、甘いコーヒーを飲む人は要注意です。ほとんどが牛乳を大量に使用しています。
このよ うに、乳製品を摂取することで、皮脂の分泌が多くなり、臭いの原因となるのです。体質によってはニキビなどの吹き出物が出たり、肌が脂っこくなったり他に も弊害を生じる可能性もありますので過剰摂取には注意しましょう。また、佐藤等の甘いものを摂取することは脇臭の原因にもなります。
そし て、獣肉や卵などの動物性たんぱく質の過剰摂取は便を硬くする傾向にあります。便が硬くなるということは、腸内に長期間食物から出る楼はい物質が停滞する ということになります。腸内の温度は健康な方で42度以上といわれています。活発に動く内臓ですので温度も高いのです。当然、42度もある場所に、食物の かすが停滞していたら腐敗し、毒素がたまりますので、その毒素が体臭、口臭の原因になりますので、獣肉の過剰摂取には気をつけましょう。
2揚げもの等油っこい食べ物
最 近の10代、20代の中でも、マクドナルドなどのファーストフード店で食事をするのが当たり前になっている傾向があります。ところが、マクドナルドの食品 はほとんどが油を使ったものです。油の質もトランス脂肪酸など有害なものを使用しているところで問題もありますが、基本的に油自体あまり、体内に取り込む べきものではないのです。なぜなら、油は酸化しやすいものですので、体内で酸化を起こしてしまいますと、それが原因できついにおいを生じる可能性がありま すのでできるだけ摂取を避けましょう。
3エスニック系食品
エスニック系食品とは、ニンニク、トウガラシなどの香辛料系の食品です。ニンニクやトウガラシは体の中から温める効果があったり、免疫力の向上、など体に良い食べ物であるのは間違いないのです。健康オタクは、フルーツジュースに生のニンニクをすりおろして飲むほどです。
と ころが、こういった食品は、健康促進する一方で、特にキツイ臭いの汗を出すアポクリン汗腺を刺激し体臭が酷くなります。肉料理等にはニンニクはよく使用さ れますのでそれが好きで仕方がないという方もいらっしゃるかもしれません。もちろん、ニンニク自体は健康に良いものですので、偶に食べるぐらいなら問題あ りません。ただ、毎日となると体臭が目立つようになりますので避けましょう。
以上の食品を摂取することを気をつけること がまず体臭予防の第一歩です。そして、何よりもいわれていることなのですが、野菜、果物中心の食生活に変えることが重要なのです。動物性食品、油を摂取し ていると体が酸性気味になりますが、野菜を摂取することによりアルカリ性の効果により中和することができます。
基本的に、野菜、 果物をバランスよく摂取することが大事ですので、あまり体臭効果的な成分が入っているから摂取するということは気にしなくてもいいです。バランス良く摂取 することが体臭予防、健康向上の近道なのです。とはいっても目安としてその辺は少し気になるかもしれません。
そこで、一応お話し しておきますと、ビタミンA・C・Eが含まれている食品が体臭予防として注目されています。理屈としてはこれらの食品は抗酸化作用の効果があるためです。 ちなみに、リンゴ、ニンジンにはビタミンAが豊富、ピーマン、ブロッコリーはビタミンC、ナッツ、豆類にはビタミンEが多く含まれています。ちなみに、ビ タミンCとEを同時摂取することで吸収率が上がります。もちろん、ここに上げたもの以外の野菜や果物にもビタミンA、C、Eが豊富に含まれているものも多 いです。それら色々なものを普段から摂取しておくことが健康的に体臭を予防する鍵となります。