産地や鮮度にこだわった野菜を買いたい人が最近増えています。筆者のまわりでも「どうせ食べるならおいしいものを」と思っている人も多いです。プロ フェッショナル仕事の流儀で「おいしい野菜を日本一知る八百屋さん」との異名を持つ杉本晃章さんが紹介されますので、どんな方は調べてみました。
プロフィール
杉本さんの青果店のHPプロフィールが掲載されていましたので引用させていただきます。
1947年12月 東京千住に八百屋の長男として生まる
1966年3月 都立荒川工業高校電気科卒業、以来47年八百屋一筋
1975年10月 妻・節子と結婚、現在2児(男)の父親
1976年~ 旧千住支部(現北足立支所)青年会長
1985年 父より営業権を譲渡される
2000年 八百屋の為の研修講座「八百屋塾」に参加東京都青果物商業協同組合本部青年会常任委員
2003年 東京都青果物商業協同組合本部青年会常任委員副会長
2004年 第13回優良経営食料品店等全国コンクールにて農林水産省総合食料局長賞受賞
(独自の経営努力によって地域社会の消費者の支持を得ている食料品等小売店や組合・商店街等の全国コンクール受賞した農林水産省総合食料局長賞は全国で6件のみ)
九州青年連合会熊本大会にて講師を務める
2005年2月 食品流通改善促進機構主催「流通大学」にて講師を務める
2005年4月 本部青年会長
2005年7月 (財)食品流通改善機構より”匠の店”の称号をいただく
(食品に関する豊富な知識に基づき、地域における食品小売業の模範的機能を果たしている店舗・事業者の認定制度食料品小売店では50件のみ)出典:http://www.sugimototeruaki.com/sugimototeruaki.html
現 在は、「八百屋塾」実行委員長として八百屋の二代目、三代目の方々に野菜の素晴らしさを教える活動をしているそうです。こんな杉本さんですが、同じくプロ フィールを読むと、当初は八百屋になるのがイヤだっだそうです。反発して学校は工業高校。部活は卓球部で休日はワンダーフォーゲル部で活動していました。 山の魅力のとりつかれた杉本さんは、登山を続けるために店を継ぎます。最初は売上至上主義で、お客様が見えず、大事な先代からの顧客を失ってしまいまし た。そこから、真に美味しい野菜を届けるにはどうすればいいのか、真剣に考えるようになり、今までひたすらお客様のために美味しい野菜を届け続けていま す。
美味しい野菜の選び方は?
杉本さんはメディアや講演活動で美味しい野菜の選び方を述べておられます。例えばかぶは、 「かぶと芸者は首見て買え」という言葉を引き合いに、かぶは根元がきれいなものが若くておいしいとか、大根は産地は霜が降りない温暖な場所のものを選びま しょうなどなど・・それに加えて、「八百屋塾」で八百屋さん目線で、美味しい野菜をどう選ぶ(仕入れるか)ということも広めていらっしゃいます。
・おいしいトマトの選び方は、水に入れると沈むのがいいとかいいますが、店でそんなことはできませんから、持ったときに質量の多いもの、1箱4キロ以上あるかどうかを目安にしてください。
・ たけのこも、1週間も置いておいたら食べられません。3日で水分は半分になって、5日目にはもうダメです。八百屋は売り物にならなくなると困るので、ゆで て販売するわけですが、いいのはゆでたその日のうちか、翌日の午前中ぐらいまでで、2日目は、色も香りも抜けてしまいます。たけのこはえぐみが持ち味で す。アクがなければ食感だけ、水煮たけのこと変わりません。
出典:http://www.shoukumi.or.jp/htdocs/yj/2014/140420/yj_140420_01.htm
八百屋さん向けの講演ですが、私たち一般消費者が読んでも為になります。
一般の方向けに本をだしていらっしゃいますので、興味のある方は手に取ってみてください。
新品価格 |
お店の場所は?
お店は北千住にあります。奥さんの節子さんと切り盛りされているそうです。
〒120-0026
東京都足立区千住旭町13-10
TEL.03-3881-3216
FAX.03-3881-3216
営業時間.9:00~20:00
※日曜日のみ定休
遠方で行けない人のために宅急便での品物の配送をしてくれるそうです。
まずは問い合わせてみてくださいとのことです。
まとめ
食の安全が叫ばれている今、顔が見える八百屋さんから野菜を買いたいと思っている人も多いと思いますので、杉本さんの塾で学んだ人がどんどん増えていって、安心安全でかつ品質の高い野菜を消費者に教えてほしいですね。今後に期待しています!