ここのところ、イオンやイトーヨーカドーなどの総合スーパーや総合家電量販店の苦戦が伝えられています。何でもあるけど欲しいものがないという評価になっていまっています。また郊外にあるので、なかなか足を運ぶのが億劫という側面もあります。
今日はそんな中でビジネスモデルの変革に挑戦する大手企業の取組がガイアの夜明けで紹介されるとのことで調べてみました。
イオンスタイル御嶽山店の場合
イオンと言えば、言わずと知れた総合スーパーです。地方に行くと週末なんかはイオンで一日過ごすという人も多いくらいなんでも揃っていますよね。しかし、競合が出て来たり、ネットでの買い物が成長しているということで、新たなスタイルを提案しはじめています。
12月11日、約2か月の改装期間を経て「イオンスタイル御嶽山駅前」がリニューアルオープンしました。それは、御惣菜やワインを買った人向けの「イートイン」スペースを設けるという試みです。それもちょっとという感じでなく、本格的にスペースをとっており、本もあってカフェのような感じです。
また、2階には「バル」があって、本格的です。ワインや生ハムを食べることが出来ます。買い物中にサクッとワイン一杯飲んだり、お母さんが買い物中にお父さんはここで待機みたいな感じ使えます。また、食べておいしかったりしたら、そこでそのワインやメニューを買って帰ることが出来るので便利ですよね。
来店動機を増やしたり、来店後の滞在時間をアップさせてお金を落としてもらうために施策なんでしょうね。
ヤマダ電機東京駅前店の取り組み
ヤマダ電機も郊外に大きな店舗を構えて、安さを背景に成長してきました。それだけではなく、新宿や渋谷などの都心部への出店も始めていましたが、今回は何と東京駅前に出店をしました。しかし、今までのLABIブランドのものとは一線を画しているようです。「外国人」と「ビジネス客」がターゲットです。
まず店内は木目調、間接照明なのでオシャレです。外国人の爆買いにも対応出来るような品添えを増やしたり、オーディオやスマホグッズなどライフスタイルに合わせた提案フロアがあったりして、新しい提案に挑戦していることが窺えます。
また、ソニーやパナソニックの主要メーカーの提案ブースが大きな割合を占めています。何とアップルのブースは1Fワンフロア丸ごと占めているようです。
もちろん売れるというのもあるのでしょうが、そこでのユーザーの反応を感じ取るようなコンセプチュアルな構成になっているなという印象を受けます。
地価が高い地域なので、利益を出していくためには付加価値の高い提案していく必要があります。
会社としての成長に繋がりますよね。
まとめ
消費に関しては潮目が変わってきた印象があります。その変化を敏感に感じ取って変化していかないと生き残れないという事例としては、この2社の動きは分かりやすいですよね。今後が楽しみです。