「字は人を表す」と言われ、「この人が・・・」という字の汚さは、相当がっかりしますよね。又吉さんの字が汚かったのは残念でした。この字の汚さに理由はあるのでしょうか?男女では違いがあるのでしょうか?今回は文字を取り挙げます。
男女の文字に対する考えの違い
字の綺麗さ、汚さというのは個人的な意見ですが、文字を丁寧に書くかどうかでも違います。サササと走り書きのように書いてしまえば汚くなりますし、時間をかけて丁寧に書くことで見た目の印象はガラリと変わります。
男女ではどうかと考えますと、男性の方が字が乱れがちのような気がします。女性は基本的に丁寧に書いている人が多いと思います。ですが、最近の男女を見て行きますと男女間に違いがなくなってきている気もします。女の子も雑に字を書いてしまっている子もよく見かけます。
根本的な育った環境や育ち方の違いはあると思います。これは男女というよりは全体的に見た時の個人差ですが。習字を習っていたとかその1つ取っても字の綺麗さに差が出てきます。習字の先生はどうも女性の方が多いような気がするのですが、皆さまの周りではいかがですか?
美文字を目指すには
先ずはひらがなの練習をすることをオススメします。綺麗に書くぞ!と漢字に行きがちですが、日本の文章はやはりひらがなが中心です。そのひらがなを習得することで文章書きがたのしくなりますよ。美文字の書き方の見本を掲載しますので、ご参考に練習をされてみて下さいませ。美文字を目指すには、ひたすら練習あるのみです。変わっていく自分の字を励みに更に高みを目指しましょう。
美文字を書くための5つのポイント
1.とめ、はね、はらい>
3つの基本的書き方を意識して書くことで、美文字に近づけます。
- とめ・・・ペン先を軽く力を入れ、紙に押し付けるようにするのがポイント。
- はね・・・とめと同様、1度ペン先を紙に押し付けてから、力を抜くように左上に向かって線を引くと美しく書けます。
- はらい・・・大きな円を描くようなイメージで、ゆっくりと力を抜くのがコツ。
点と角度や間隔を意識しながら書くことで、字が美しく見えます。急がず、慌てず、これらの点を意識してゆっくり書くようにしましょう。
2.文字は少し右上がりに
このことはいろいろ見てきた中で多く書かれていました。文字をシャープに見せる効果があり、文字に躍動感も生まれます。少しというところが大事で気持ち右上がりです。上がり度が増すと今度はバランスが悪くなってしまいます。
3.右下に重心をおく
文字を右上がりで書くように意識していると、文字が全体的に左に傾くようになります。そこで右下の部分だけを少し長めに書くことにより重心を右下に置き、文字全体のバランスを整えます。右上がりと合わせて実践してみて下さい。
4.上下左右の文字バランスを意識する
綺麗な文字を書くためには、文字のバランスに配慮することが大切です。特に漢字はへんとつくりでバランスが崩れやすいため、上下左右のバランスを意識して書くようにしましょう。
5.正しい書き順で書く
文字は正しい書き順で書くことが大切です。書き順は、整った文字を書くために非常に理にかなったものになっています。これを守ることによって、文字の形が美しいものになります。
参考)東京書道教育会サイト
あとがき
文字を書く時は、ゆっくりと呼吸を整えて書くことが基本かなと思いました。汚い字は悪いクセがあるかなとも思います。綺麗な字を見ながらそれを真似していくことからが始まりです。修得するにはやはり練習あるのみですね。美文字目指して頑張りましょう!