寒い冬から暖かくなる春にかけて、特に体調の変化が表れることが多く聞きます。木の芽時とも言われます。では、今回はこうした体調の変化に対処する方法や高齢者の方々にとっての注意点を取り挙げてみます。
季節の変わり目によく起きる症状
風邪などの感染症
風邪やインフルエンザは冬のピークがありますが、その先の春先も患者さんが多いようです。インフルエンザというのは、予防注射をしましたと言う方でも罹る人をよく聞くのですけど、このくらいで済んだのは予防注射をしたからだよと病院で言われると言いますが、どうなのでしょうか!?やっぱり予防注射って必要なのかな!?なんて一人言でした。
睡眠不足
“春眠暁を覚えず”と申しますが、春の陽気に心地よさが勝って眠くなってしまいます。若い頃は多分この通りだと思うのですけど、中高年となるとむしろ睡眠不足の方に変わります。ここでまた年を感じるんですけどね。
現代社会にストレスは付き物でして、何の時もストレスは関わってきます。そして不眠を招きます。新しい環境に変わったとなれば、余計ですよね。無意識でも緊張していて、交感神経系が興奮してしまって寝付きが悪くなってたり、眠ったのにすぐに目が覚めたりと睡眠障害が起こります。または、眠れてると思っても眠りが浅かったりすると昼間に疲れが出ます。この疲れやだるさも多く見られる症状の1つです。
食欲不振
ストレスで症状が出やすい臓器は、やはり消化系が多いのではないでしょうか。胃腸のトラブル、どうも食欲が湧かないとか何とも言えずお腹の調子が悪いとか便秘と下痢を繰り返したり、自律神経の乱れが表れやすいと言えます。
肌トラブル
お肌もこの春先にトラブルになることが多くあります。季節の変わり目で寒い時期の肌の乾燥から、陽射しによる紫外線の量が増えて来るのでそれによってお肌も敏感な部位なので反応します。より気をつけてお手入れをしないといけませんね。
対処法は?
風邪への対処
体力をしっかりつけておく必要がありますので、今は市販の栄養補給ドリンクやビタミン剤がたくさん出ています。自分に合った必要な栄養素を補いましょう。そうすることで風邪のウィルスもシャットアウト!
睡眠不足への対処
結局は基本的な生活習慣を正しくすることに尽きると思います。しっかり食べてしっかり寝るというもの。寝る前にゆっくりとお風呂に浸かったり、寝る間際までのスマホやパソコンは、睡眠不足の症状で悩んでいる方はしばらく心身を整えることを優先して、早目に眠ることをオススメします。
どうしても気になって眠れないという時は、睡眠改善薬がいろいろ出ていますので、お試しになってはいかがですか?
体内時計への対処
春になり日照時間が長くなると体内時計が狂ってくるんですね。私たちの身体は太陽の光を浴びることで、体内リズムを整えていくものです。春の陽射しや春独特の匂いを感じるだけでも、自律神経を正常化しますよ。
高齢者の方々の注意点
室内の温度・湿度管理
どうしても体温調節がしにくくなっている高齢者の方は、家の中の温度や湿度を一定に保つ必要があります。
風邪・インフルエンザ
風邪やインフルエンザに罹ることは、高齢者の方にとっては命取りになることもあります。
ご家族が体調管理をよくよく気をつけなければなりません。高齢者の方々には予防注射やワクチン接種は必要かと思われます。
脱水
脱水というのも怖いものです。細目にお茶などを取ることを心掛けましょう。
お水というよりもこれは実体験によりますが、お茶などの身体を温める飲料が良いですね。母親の場合はコーヒーが大好きで87歳の今も1日に何杯も飲みます。その人の好きな飲み物で良いのではないでしょうか。
あとがき
春先はどうも調子が悪くなるのは多いことで、誰もそうなんだということで自分だけではないと思うと少しは紛れますよね。何よりも無理のない、自分に合った方法を見つけることが先決!お花見など楽しいことを考えて、冬から春の時期を乗り越えてまいりましょう。