募金と寄付とありますが、どう違うのでしょうか?また、募金や寄付の控除などはどうなるのかな?なんて素朴な疑問が湧いてきます。今回は募金や寄付に関して取り挙げてみました。
募金と寄付の違い
募金は、寄付金や義援金を募ることです。そして、寄付は、金銭や財産などを公共事業、公益・福祉・宗教施設などへ無償で提供することです。宗教施設に寄付することを寄進と呼ぶこともあります。ですが、何故違いが良くわからないかというと、最近では寄付の意味を持って募金という言葉を使う人が増えていることによります。
募金を公募によって行う寄付活動もあります。例えば、赤い羽根共同募金などです。ネット上ではクリック募金なるものもあります。ユーザーは1クリック1円、寄付が出来ますというものです。そのユーザーの代わりにスポンサーがNGOやユニセフなどに寄付し、ユーザー負担は0円となっています。
控除とは何?
wikiをみると以下のような記述があります。
控除(こうじょ)は、一定の要件に該当すること(医療費、住宅ローン、保険料の支払いなどで税負担が大きくなるなどの理由から)で、本来支払うべき税額から若干無税できる金額のことを指し、(以下略)
一定の条件を満たせば、税金の算出の際に考慮され、支払う税金が安くなります。
私たちは良い方に解釈したい心理が働くので、寄付をしてもいくらかが返ってくると思いますが、現金で返るのではないのです。
税金のメリットでの2つのポイントに注意して下さい。
1.寄付額が全て現金で帰ってくるわけではない。
所得税からの約4割の税額控除は、寄付額の約4割が現金で返ってくるという意味ではなく、寄付額の約4割分、課税される所得税額が安くなるという制度です。
2.税金が払い過ぎの状態でないと控除は受けられない。
現金が返ってくるのは、源泉徴収で所得税を払っているサラリーマンの方が、払い過ぎの状態(既に支払った税額>確定申告後の正しい税額)が発生した時だけです。
繰り返しますが、控除とは、ある金額から一定の金額を差し引くことです。
寄付金控除のしくみ
2011年から新寄付税制となり、税額控除か所得控除かを選べるようになりました。
- 収入金額から、
- 所得控除額を引いて(以前はここだけで計算していた)
- 所得税率をかけて算出した金額から→
- 税額控除額を引いた額(ここで選択肢として計算も出来るようになった)
それが、最終的な所得税額となります。
分かりやすい例が、下記サイトで紹介されていますので参考にしてみてください。
あとがき
以前、ダウンタウンの浜田さんが7億円、安室奈美恵さんが5億!?の寄付をされたというニュースを見たことがあります。超高額所得者の方はどのくらい控除をされているのか、計算式と言っても全く想像も出来ませんが、地道にコツコツ生活しているのかで、募金や寄付をさせて頂いて、少しでも控除があれば更に心から募金や寄付をしたくなります。この例えばの年収も相当高いのですが、この計算式を見れば自分の年収にて計算が置き換えられると思いますので、ご参考になさって下さいませ。
最近はクラウドファンディングといって、社会的な課題解決や起業家の夢を応援する新しい寄付のカタチも登場しています。大手企業が運営しているものも多いので、こういうところであれば、安心感があるかもしれません。
是非、チェックしてみてください。
クラウドファンディング一覧は以下です。