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膀胱炎の原因・症状・治療薬・血尿・腰痛など。男性と女性の違いは?

膀胱炎の症状について

尿を貯水しておく臓器を膀胱といいます。その膀胱の粘膜が炎症を起こした状態が膀胱炎といいます。膀胱炎患者の比率は5人に1人が女性といわれています。代表的な症状としては頻尿と痛みです。

1 トイレを済ませたばかりなのに再びトイレに行きたくなる
2 トイレを済ませたはずなのに残尿感がある
3 排尿の終わりに痛みを感じる
4 寒気により体が震える
5 突然38~40度ほどの高熱に襲われた
6 背中を叩くと痛みを感じる
7 激しい嘔吐
8 血圧が高くなった
9 むくみが見られる
10 貧血
11 血尿
12 腰痛

と いったものです。通常であればほとんどが尿がすっきりしないなどの1、2、3の症状で熱はあまり見られません。しかし、尿が白くなったり血尿が出るという ケースはあります。しかし、これは急性膀胱炎の症状でありまして、慢性化すると急性ほど症状は酷くはありません。けれども、膀胱炎の特徴的な症状である尿 に白い浮遊物が混じったり、すっきりしないという感じは続きます。

膀胱炎の症状について

先ほどもお話ししたように膀胱炎は女性に多くみられる病でございます。それは女性の体の構造にあったり、冷えや疲れが原因であるからです。なんせ、女性は男性と比較して尿道が1/3ほどしかございませんので細菌が逆流して膀胱に侵入しやすいためです。

こ こに感染する菌の種類はその大半が自分の便に生息している大腸菌です。それに、女性は男性と比較しても尿道口が肛門と非常に近いためこういった構造からも 膀胱に細菌が感染しやすいといえます。ただ、通常であれば膀胱の粘膜には細菌に対する抵抗力が備わっているため普通であれば膀胱に細菌が侵入したからと いってそこから炎症を起こすことはまず考えにくいです。

ところが、長時間トイレを我慢し、膀胱が伸びてしまったり、長時間体を冷やしてし まいますと膀胱へめぐる血液の量が減り防御能力が低下します。するとそこから細菌が感染し膀胱炎になりやすくなります。そのほか、ストレスや疲労の蓄積で 体全体の免疫力が低下することでも発症します。

特に、更年期の女性に多いと考えられますがその原因の一つとしてエストロゲンが減少するこ とで膀胱の粘膜が薄くなり粘膜下の組織が出血しやすくなるからです。逆に男性の場合尿道が長いため膀胱炎にはなりにくいのですが、前立腺炎、急性前立腺 炎、前立腺肥大症、尿道狭窄、膀胱がん、尿路結石、などから発展して発症することがありますので注意が必要になります。

膀胱炎の治療や対策

水分をたくさん摂取する

膀 胱に長時間尿が停滞しているとそこから細菌が繁殖しやすくなるのです。といことは尿の排泄回数を増やすことでこれを防止できます。ですから、水分を積極的 に摂取し、できればカリウムも摂るとよいです。そうすることで体循環を促し体の毒素と同時に細菌も洗い流すことができます。

お腹を温める

冷 えから膀胱炎に発展することがあるといわれています。体を冷やすことは免疫力の低下を招くので特に冷えやすいタイプの方なら常に冷えないように心がけるこ とが大切です。また、疲労により免疫力が低下しますので疲れをためないことです。栄養価の高い食事をとる、睡眠は十分に行う、お風呂でゆっくりとリラック スするなど気を使いましょう。

抗生物質などの薬を使用する

膀胱炎の原因は細菌の感染によるものです。そ のため抗生物質を投与して菌を減らすことで治療が可能になります。これを数日飲んでれば大体は完治します。もし、前述のような症状がみられた場合はまずは 尿検査を行い菌を調べてもらいましょう。そして、膀胱炎が判明したらすぐに治療を行いましょう。

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