離婚したいけどさまざな問題を抱えて出来ないという専業主婦の方も多いと聞きます。専業主婦でということで、仕事やお金の問題、お子さんのいらっしゃる方は子どもの問題と頭を抱えることがたくさんあります。そのために離婚したいのは山々なのに、踏み止まって我慢している。今回は、そういう思いを強くされている専業主婦の方が準備することは何なのかにスポットを当てて、ご紹介したいと思います。
子どもの問題
お子さんのいるご夫婦が先ず考えなければならない重要なことは、子どもの親権問題です。このことでよく揉めるということはよく聞きますよね。どちらが子どもを引き取るのか、子どもにとって一番良い方法は何なのか、悩ましいところです。
準備段階で大事なことは、子どもにとっての最善方法をよくよく考えることです。子どもとの話し合いの前に、どちらが親権を持つことがお子さんにとって良いのか、ご自身が親権を持つ場合はそのことについて考えの整理をします。ご主人が親権を持つと言った場合、どう説得すれば良いのか、そして、子どもにどういうタイミングで離婚の話を切り出していくのかということを話し合うことです。
仕事やお金の問題
財産の把握はどうする?
自分自身の財産となるものはもちろん、夫婦での共有財産はどうなっているのかを把握しておく必要があります。この共有財産が厄介なところですね。2人でと仲良く共有していたものが、離婚という時になりますとお互いが主張し合う、争いのもとの1つになります。なので、財産に関わる書類などはコピーをしておきましょう。不動産の登記や自動車検査証、通帳、ローン契約書などです。
離婚費用はどうする?
引っ越し費用も必要になります。別居した後の当面の生活費用、弁護士費用など、離婚に際しての費用を算出しておきましょう。そこで自分の今の蓄えなどと照らし合わせて、足りない部分は捻出していかなければなりませんので考えておきましょう。
夫への請求額はどうなる?
お子さんがいる場合は養育費のことがありますね。後は慰謝料が発生する場合や年金の分割などがあります。養育費というのもどれだけの請求が出来るかを考えていかなければなりません。前もって算出しましょう。
離婚後の家計はどうなる?
離婚するとなると経済面を考えなければなりません。結婚前に働いていた方は前の仕事が復帰出来るかどうかを確かめましょう。それが無理か、働くことなく結婚された方は、どのような仕事があるのか、自分に出来る仕事は何かを考えておきましょう。
短期間で見つかれば良いですが長期間になることも視野に入れて置く必要があります。そして、いくらぐらいの収入を得られるかというのも大事なことです。今の段階での毎月の収入と支出を計算して、どのようにするのが良いのかをしっかりと把握しましょう。ご主人の収入も把握しておいた方が良いでしょう。
離婚後の手当はある?
今シングルマザーの方への支援も充実しつつあります。その地域の市役所のHPなどで簡単に調べることが出来ます。シングルマザーへの手当が地域によって加算されていることもあるかも知れません。また、母児家庭への助成金や公共料金の割引サービス、生活保護のこともチェックしておきましょう。
あとがき
離婚したいとなった時、専業主婦の方はかなりの意思と覚悟が必要ですので、しっかりと離婚への準備をしておくことが大事です。離婚した後にやっぱりしなければ良かったということにならないように、あらゆる方面でのライフプランを立てて置くことです。
第二の人生を輝かしいものにするためにも、準備すべきことをしっかりと考えておきましょう。