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幼児や子供が暴力を振るう原因と心理状況。親として出来る対応は?

思春期に集中すると言われる家庭内暴力。ですが、子どもの頃にも暴力を振るう子どもがいるというのも事実です。そこで今回は、子どもの頃の暴力を振るう原因とその心理状況や親として出来る対応は?ということを考えて見たいと思います。

家庭内暴力の原因は?

テレビドラマでもよく取り挙げられるテーマである家庭内暴力。大体の原因は、母親の過保護と言われています。同時に父親の放任という原因も否めません。家庭での多くの割合を、母親と子ども二人で過ごします。父親は任せきりとなり、母親は父親の役目まで果たさなければならず、また、父親不在を埋めるようにして、子どもに依存するということが考えられます。

兄弟の有無も関係します。1人っ子の場合、もちろん大事に愛情たっぷりに育てられる訳ですが、その度を越してしまった時に見られる傾向にあります。学校に上がる頃は、さらに干渉してしまって、反抗期がほとんどないとされます。反抗期というのは、子どもにとって大事な過渡期で、この第一次反抗期か思春期での第二次反抗期か、両方あるという子どももいれば、どちらかだけという子どももいます。これがどちらもないという時に考えられるのが、親によってその感情を押さえつけられているかも知れないということ。これが後に暴力へと悪い方へ繋がる入り口ではないかと思うのです。

他には、親が叱る際に手を上げている、親が子どもをあまり褒めない、暴力的なテレビ、ゲームを見てしまう、そこに制限を設けていない場合などです。

暴力を振るう心理状況は?

では、暴力を振るうという子どもの心理状況を見て見ましょう。親が子どもに期待しすぎる時、子どもはその重荷に耐えられなくなります。こうした時に、兄弟が2人、3人と存在するとしますと、その時に自分だけ怒られる、自分ばっかり、嫌われているんじゃないかという心理が働くことです。

先ほどもありました、母親が過保護で父親が放任主義という場合、父親からはたまにの会話の時に、子どもを責めてしまう、母親を「おまえがしっかりしないからだ」と責める、そうした姿をまた子どもは見ています。親がけんかばかりしているということも影響しますね。子どもは小さい胸を痛めながら、我慢しながら過ごしていることもあるかも知れないのです。家庭環境というのは大きいですね。

親として出来る対応は?

子どもに・・・というのではなく、親の方側が気を付けなければならないことだらけです。それは特別な何かではなく、普段の生活習慣の在り方であると思います。先ずは、食生活。食事が偏ったり、それは子どもに必要な栄養素が足りてないことにも通じます。また、甘いものばかり食べたり、3食が規則正しく摂れないなかったり、食生活は子供の頃は特に重要ですからね。

ゲームやスマホ時代なので、長時間することによって生活習慣が乱れるということがあります。夜遅くまでスマホを見る、朝が起きられない、食事をせずに学校へ行くという悪循環ですね。心の安定は大事な事なので、子どもの生活のリズムは親がきちんと管理していくことにかかっています。

そして、子どもとの接し方も普段の心がけ1つで違いが出てくるものです。子どもを褒める事、これは絶対的ですね。子どもの心を追い込まない、これは伸び伸びと育つようにしていくということです。夫婦仲良い姿を見せる、親がキレやすいと子どももそうなる傾向が強いので気を付けましょう。子どもの話は何かをしながらではなく、真っすぐに聞く、少しのかんしゃくは理解する。その時に子どもとじっくり話をすることです。説教的だったり、強く叱りつけないようにしましょう。

あとがき

子育てを一生懸命にしている時に正解なんて見つけられません。ただただ子どもにしっかりと向き合って、心穏やかに過ごせるように心掛けていくだけです。かんしゃくや反抗期は普通であるとして通り過ごし、そうすることで思春期にも暴力を振るうこともないのではないでしょうか。子どもの頃に暴力的ですと友達関係にも影響します。今回のことでご自分のご家庭を見つめ直す機会になればと思います。

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