夏といえば海水浴!海で元気いっぱいに遊ぶ子供たちの姿は本当に楽しそうですよね。でも、赤ちゃんを海水浴に連れて行っていいのか悩んだり、「やっぱりまだ早い」と断念したりする方も多いのではないでしょうか。今回は赤ちゃんに海水浴はいつからいいのかや、持ち物は何がいいか、注意点についてまとめていきます。
赤ちゃんに海水浴はいつから?
「お座りができるようになる生後6〜9ヶ月ごろから」という見解が一般的です。波打ち際や砂浜に座って遊ぶのは、赤ちゃんにとって良い刺激になります。ただし、この時期の赤ちゃんはまだまだ体力もなく、ちょっとしたことで体調を崩しがち。長時間水に浸かったり直射日光に当たったりするのは禁物です。最終的には親の自己判断になりますが、無理をすることはおすすめしません。
さらに判断材料に入れて欲しいのが、海までの距離です。海までの移動時間が1時間以内なら気軽に行けそうですが、それ以上かかる場合は移動中の疲れにも考慮する必要があります。海に着いたときにはぐったり・・・ということにもなりかねません。また、旅先など遠出した際に体調を崩してしまうとなにかと大変。病院や必要なものを買える場所など、あらかじめ調べておく必要もでてきます。
その点1歳半〜2歳ごろになると、赤ちゃんに比べて体力がぐっと増します。上手に歩き回れるようになると海での遊びの幅も広がりますし、海水浴デビューは幼児期にさしかかるまで待つのが無難かもしれません。
持ち物は何がいい?
普段のお出かけグッズに加えて、海水浴でとくに必要となる持ち物を挙げていきます。
1.水着、水遊び用のオムツ、ラッシュガード、帽子、サンダル
水遊び用のオムツは使い捨ての紙のものと、繰り返し使える水着と一体化した布のものがあります。ラッシュガードは日除けのための長袖の上着で、肌の弱い子供の水遊びには必須のアイテムです。歩ける子供にはサンダルを忘れずに。熱い砂や砂利、破片などから足を守ります。
2.日焼け止め
日焼け止めは赤ちゃんから使えるものが薬局や赤ちゃん洋品店で手に入ります。海の紫外線は強いのでSPF値はなるべく高いもの、なおかつウォータープルーフのものが望ましいです。また、日焼け止めは2時間に一度は塗り直すことで高い効果が得られます。
3.ビーチパラソルやサンシェード、レジャーシート
赤ちゃんを海に連れて行くときには日除け対策がとくに重要になります。折りたたみ式のサンシェードは、持ち運びも簡単で公園などでも使えるので、赤ちゃん連れは一つ持っておくと便利です。
4.浮き輪やお砂場道具、ビーチボール、水鉄砲などのおもちゃ
ベビーフロートという赤ちゃん用の浮き輪や、腕につけるアームヘルパーがあると赤ちゃんでも海に浸かって遊ぶことができます。砂浜で遊ぶ用のおもちゃも用意するとより楽しめます。
5.タオル、着替え、濡れ物入れ
水や砂で汚れる上、暑いと汗もたくさんかくので多めに用意する必要があります。
その他飲食物やオムツ替えグッズも普段よりも多めに!
6.母子手帳、健康保険証、体温計、救急セット
遠出するときは母子手帳と健康保険証は必ず持っていくようにしましょう。また、すぐに熱が測れるように体温計を携帯しておくと安心です。さらに、冷えピタや絆創膏、消毒液などがあると、熱が出たときや怪我をしたときの応急処置ができます。
注意点は?
ここからは、赤ちゃんと海水浴をする際の注意点を簡潔にまとめていきます。
事前に体調をチェックすること
熱があるときや風邪気味のときに海で遊ぶのは避けましょう。海水浴は体力を消耗するので病状が悪化しやすくなります。また、体に引っ掻き傷があると傷口から感染症を起こすことがあるのでよく確認する必要があります。感染症予防のため海水浴の後は水道水で念入りに体を洗うことも忘れずに。
さらに、体調に問題がないときでも食後30分以内は海に入らないようにしましょう。赤ちゃんの胃は未発達なので吐き戻してしまうことがあります。
日焼け&熱中症対策
日焼け止めやラッシュガード、帽子を着用するほか、こまめに日陰で休憩するのが望ましいです。サンシェードなどで日陰は作れますが、湿度の高い日本では日陰に入っても体感温度はあまり変わりません。できることなら海の家やビーチ直結の宿泊施設を利用し、すぐに扇風機や冷房のある室内に戻れる環境を整えておくとより安心です。
休憩時には必ず水分補給をし、熱中症を防止しましょう。疲れが見えるときや眠そうなときは、そのままお昼寝できるように落ち着かせてあげるといいです。
水に浸かりすぎない
赤ちゃんは大人に比べて体が冷えやすいです。水に浸かるのは1回5分程度にして、こまめに休憩をはさむようにする必要があります。赤ちゃんが震えていないか、唇や顔の色が悪くなっていないか常に確認しながら遊びましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
はじめての海水浴をよりよいものにするためには、お父さんお母さんがしっかりと注意点をおさえ、事前準備を尽くすことが大切です。大切な赤ちゃんのことを常に第一に考えながら、海水浴を楽しみましょう。