子供がスポーツをしているので筋力を付けさせたい。
子供の身長が伸び悩み。
子供に栄養を取らせたい。
ジュニアプロテインを使用されるご家庭にとって、色んな理由があると思います。しかし、本当に背が伸びるのか、子供に大人用プロテインを与えて大丈夫なのかと、疑問もあるでしょう。
今回は、ジュニアプロテインについてご紹介していきます。
子供用プロテインと大人用プロテインの違い
1.1食分のグラムが違う
当然といえば当然ですが、大人と子供では身体の大きさが違うため、摂取するべき1食分のプロテインの量が違います。普通のプロテインでは1食分が21gですが子供用プロテインでは1食分が14gで3分の2の摂取量になっています。
2.タンパク質含有率が違う
1食分のプロテインに含まれるタンパク質含有率は大人用プロテインが75%(製品無水物あたり)、子供用プロテインが45%(製品無水物あたり)と大きく差があります。
これは、大人用プロテインが筋トレの効果を高めて筋肉をつけることを主な目的にしている(そのためにタンパク質がたくさん必要)のに対して、子供用プロテインは筋肉をつけるというよりは身体の成長に必要な成分や不足しがちな栄養素を補給することを目的にしているからです。
子供用プロテインではタンパク質が少ない分、炭水化物や他の栄養素が多く含まれています。
3.含まれる栄養素が違う
子供用プロテインはタンパク質が少ない分、大人用プロテインにはない様々な栄養素が豊富に含まれています。
例えば、カルシウムやマグネシウム、鉄など子供の成長に欠かせない栄養素をしっかり摂ることができるようになっているのです。
4.味が違う
例えば、ザバスのホエイプロテイン100とジュニアプロテインはどちらもココア味がありますが、ジュニアプロテインの方が子供でも飲みやすいように甘めの味になっています。他のメーカーやブランドからもジュニアプロテインは販売されていますが、味が甘めという傾向は同じようです。
身長は伸びる?
上記でお分かりかもしれませんが、プロテイン(protein)とはたんぱく質の英語名。いわゆるタンパク質の粉末です。もちろん、吸収がスムーズで、手軽に質の良いたんぱく質を補給できるというメリットはあります。ですが、普段の食生活において、肉や魚などを食べているのと、実は同じ。これを飲んだだけで「身体が大きくなる」「筋肉がつく」ということではありません?
まとめ
いかがでしたでしょうか?
スポーツジュニアを持つご家庭にはプロテインが魅力的かもしれませんが、摂り過ぎにはご注意ください。
成長期においてプロテインだけにこだわってしまうと、たんぱく質の過剰摂取につながる恐れも。摂りすぎると、アレルギーや腎臓疾患や大腸がんの原因になると言われています。その他、心筋梗塞や脳卒中のリスクが高まるという指摘があります。
大切なのは、子供の栄養バランスを第一に考えること。プロテインはその為の「栄養補助食品」に過ぎません。
とはいえ、補助食品としてバランスの取れたサプリメントであれば、摂取しても問題ありません。それで背が伸びるかどうかは当然保証はありませんが、試してもよいかもしれません。