ハンバーガーのお供でお馴染みのピクルス。子どもの頃は苦手でも、大人になるにつれ美味しさが分かり、好きな食べ物に変化した人も多いのでは?漬けもの感覚で、夏の食欲の無い時にも、お酒のおつまみに!とストックしておくと大活躍しますよね。
以前の日本ではピクルス=きゅうりでしたが、最近では様々な野菜のピクルスも目にするようになってきました。漬けもの同様に、ほど良い量を食べれば健康やダイエットにも良い効果も期待出来るピクルス。
そのカロリーや栄養を知り、ダイエット効果を出す食べ方も学んでいきましょう!
ピクルスとは?
西洋の漬物の一種で、きゅうりやカリフラワー,玉ねぎ等の野菜や果実を酢を中心に塩・香辛料と一緒につけたもの。砂糖を加えることも多く、甘酸っぱい味わいが魅力!
ピクルスの歴史はかなり古く、紀元前2000年(なんと約4000年前!)には既に食べられていたんだとか。これはいわゆる文明の黎明期である、四代文明の”メソポタミア文明”に当たります。冷蔵技術のない古代から、長期保存が可能な食べ物として重宝されてきたのが分かりますね。今と同じように野菜や果物、そしてイワシなどの魚も酢漬けにしてピクルスと呼んでいました。
アメリカではやはりピクルスと言えばきゅうり!ハンバーガー、そしてホットドッグには刻んでトッピングする形で提供されます。またマティーニに添えられるオリーブも、スイートタイプのピクルスとして有名ですよね。
イギリスでは主に玉ねぎのピクルスがよく食べられていますが、鶏卵を用いたピクルスもあるんです。名物料理のフィッシュアンドチップスを売っているお店に、メニューとして登場してることが多いです。一度食べてみたいですね!
ピクルスのカロリーと栄養は?
ではピクルスのカロリー(100g当り)を見ていきましょう。
- きゅうりのピクルス 67kcal
- オリーブのピクルス 145kcal
きゅうり1本の重さが約100g、生のまま食べるとカロリーは約15kcalなので砂糖を使用している分、カロリーは高くなります。オリーブは脂質が高めですが、どちらも一度に100g食べることはあまりないので、それほどカロリーを気にする必要はないでしょう。マリネ液が多少含まれた計算にもなっています。
参考までに他の漬け物のカロリーも乗せておきますね。
- 福神漬 136kcal
- らっきょう 115kcal
- しょうが(ガリ) 51kcal
- きゅうりのぬか漬 27kcal
- たくあん 27kcal
やはり甘さのある漬け物のカロリーが高めになっていますし、同じきゅうりでもぬか漬けはカロリーが低いのも良く分かります。
ピクルスの主な栄養素は、
- ビタミンC
- ナトリウム
- クエン酸
- 植物性乳酸菌
- 食物繊維
きゅうりだけでなく、最近ではカリフラワー・パプリカ・トマト等を自宅でピクルスにする人が増えています。野際にはビタミンCが多く、美肌効果・抗酸化作用・免疫力アップが望めます。クエン酸は疲労回復、胃液分泌効果もあるので夏にはピッタリと言えるでしょう。
またピクルスは作る段階で”乳酸発酵”され、植物性乳酸菌が作られるのですが、これは生きたまま腸に届くので便秘の解消にはうってつけ!ヨーグルトなどの動物性乳酸菌より、胃酸に強いのも特徴です。
加熱していないので野際の食物繊維も多く摂れるので、ダブルの便秘解消効果が期待できるのも大きなポイントです!
ダイエット効果のある食べ方は?
保存も効くので、多めに作って1日に適量を食べると便秘解消に繋がります。またむくみの解消になるので、むくみがちな人や、お酒を飲んだ翌日にも食べたいですね。
自分で作る場合は白砂糖ではなく、黒糖や甜菜などの黒砂糖を使いましょう。特に甜菜は体を温め、ビフィズス菌の働きを高める効果がありますよ。
ピクルスにはアミノ酸も含まれているので、脂肪燃焼効果も期待できます。ダイエットのためには運動前に食べておきましょう。