やっぱりー

桃のカロリーと栄養は?ダイエット効果は実際ある?

7~8月に旬を迎える桃。甘くて瑞々しく、暑い夏に一服の清涼を運んでくれます。
果物では桃が一番好き!という声も、女性を中心によく耳にしますよね。
そんな桃の原産は中国で、約2500年前から栽培されていたと考えられています。
「長生の実」「不老長寿の仙果」とも呼ばれ、桃の花や種は生薬として利用されるほか、邪気払いになるとの民間信仰もあるのだとか。
西遊記の中で孫悟空が食べていたのも頷けます。

日本でも「桃の節句」は、女の子の健やかな成長を、桃の神聖な力によって守ってもらおうとする願いが込められています。
桃は700年代の書物である古事記や日本書紀に登場することから、かなり早い時期に朝鮮半島経由で渡来したのは間違いないよう。
ただ、日本で広く栽培されるようになったのは江戸時代から。現在の桃と近い品種は、明治時代になってから育成を開始されました。

「不老長寿の仙果」と呼ばれることからも分かるように、桃は栄養価も高く美容にも良い果物。そのカロリーと詳しい栄養、そしてダイエット効果があるのかを見ていきましょう。

桃のカロリーと栄養素

その甘さからカロリーが高いのでは?と考えられがちな桃ですが、大ぶりな桃でも1個のカロリーは約100kcal。これはバナナ1本と同程度で、グレープフルーツ1個より低カロリーなんです。ちょっと意外ですよね。

桃の栄養素(100g中)

主成分はショ糖などの糖質。クエン酸やリンゴ酸といった疲労回復効果のある成分も含んでいるので、夏バテの時期にピッタリ!カリウム、ビタミン類やナイアシン、カルシウムなども含まれています。

桃の健康や美容への効果は?

①カリウム

むくみ改善にはカリウム!
カリウムは血液中の塩分を、体外に排出してくれる作用があります。塩分の摂りすぎ傾向にある人、飲み過ぎた翌朝などは桃を食べることをオススメします。
桃のカリウムはスイカの約1.5倍もあり、果物の中でも多い部類に入ります。

②食物繊維

便秘解消への効果が広く知られている食物繊維が、桃には1.3g/100g含まれており、実はこれ、バナナより多いんです。
18歳以上が1日あたりに必要な食物繊維の量は、男性が19gで女性は17g以上。しかし実際は10g前後しか摂取出来てないとも言われています。
また桃の食物繊維は、その半分が善玉菌を活性化させる水溶性の食物繊維。整腸作用が高いので、便秘体質の人は積極的に食べたい果物と言えるでしょう。

③ナイアシン

ナイアシンは体内の酵素の働きを助ける作用があるほか、脂質や糖質を分解したり、皮膚や粘膜の炎症を防ぐ作用もあります。
さらにイライラや不安、うつといった神経症状を防ぐ効果も!
アルコールを分解するのにもナイアシンが必要なので、飲んだ後のデザートや翌朝にも最適です。

④カテキン

意外なところでは、アンチエイジングの強い味方、抗酸化作用のあるカテキンも含まれている桃。特に皮に多く含まれており、生産地ではよく洗って産毛を取り、そのままかぶりつくんだとか。よく熟した桃で試してみてはいかがですか?

あとがき

桃のダイエット効果 上記のように桃は比較的低カロリーで、便秘解消やむくみにも効く果物。
桃だけのダイエットは栄養が偏ってしまいオススメしませんが、おやつ代わりや甘い物を我慢できない時に食べるなど、ダイエットのサポート役にはピッタリです。
スムージーに加えたり、少し凍らせてシャーベット状にしたりと楽しみ方も色々です。
今年の夏はたくさん桃を食べて、体をスッキリさせたいですね!

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