イチローといえば強肩で、「レーザービーム」が有名ですよね!
ただ単純に遠投の距離が長いだけではなく、あの速くて鋭い送球は本当に素晴らしいものです。
野球をしている人なら、イチローみたいに遠投の距離を伸ばしたい!と思うのは当然のこと。
「一体どのようなトレーニング方法を行えば、遠投の距離が伸びるの?」
「遠投の距離を伸ばすためには、肩の筋肉は鍛えるべき?」
どのようなことをすればイチローみたいに遠投の距離が伸びるのか、分からない人も多いのではないでしょうか。
そこで、イチローみたいに遠投の距離を伸ばすための方法について詳しくまとめてみました。
- イチローの遠投について
- 遠投の距離を伸ばすためのトレーニング方法
- 肩の筋肉は鍛えるべきかどうか
まずは、イチローの遠投がいかに素晴らしいものなのか見ていきたいと思います。
イチローの遠投について
イチローの遠投の距離ですが、全盛期であれば125~135m、現在は110~120m位だといわれています。
ちなみにこの距離は、東京ドームのおよそ外野席まで投げられる計算です。
イチローの遠投の素晴らしいところは、距離の長さだけではなく「レーザービーム」と呼ばれている送球の速さです。
下記の動画を見ていただければ分かるかと思いますが、送球のキレが段違いです。
つまり、イチローみたいに遠投の距離を伸ばすということは、距離と合わせて速く投げる力も必要になります。
では一体、どのようなトレーニングをすればイチローみたいになれるのか?
続いて、イチローみたいに遠投の距離を伸ばすための、トレーニング方法について説明していきます。
遠投の距離を伸ばすためのトレーニング方法とは?
遠投の距離と送球の速さを求めるなら、上半身だけではなく下半身も使って投げる必要があります。
つい上半身ばかりトレーニングを強化してしまいがちですが、下半身のトレーニングも意外と重要なのです。
下半身の中でも特に、大腿筋(だいたいきん)やふくらはぎの筋肉は強化するよう心がけましょう。
大腿筋を強化するトレーニング
ふくらはぎを強化するトレーニング
これらのトレーニング方法の他にも、ダッシュを多く取り入れるのもおすすめです。
ダッシュは自然と体のバランスが整いますから、遠投の距離が伸びやすくなります。
また、送球を速くするためには瞬発力が大切になりますから、下半身の強化と合わせて腹筋や背筋もトレーニングで鍛えるようにしましょう。
肩の筋肉は鍛えるべきかどうか?
イチローみたいに遠投の距離を伸ばしたい場合、肩の筋肉は必ず鍛えましょう!
これは肩の筋肉に限らないのですが、筋肉は主にアウターマッスル(表層筋)とインナーマッスル(深層筋)の2種類から出来ています。
肩の筋肉を鍛える際には、どちらかの筋肉に偏らないように、均等に鍛える必要があります。
- アウターマッスル(遠くへ投げるパワー)・・・大胸筋、広背筋、三角筋
- インナーマッスル(肩の故障を防ぐ)・・・棘下筋、小円筋、棘上筋、肩甲下筋
アウターマッスル
①大胸筋、広背筋のトレーニング方法
②三角筋のトレーニング方法
インナーマッスル
①棘下筋、小円筋のトレーニング方法
②棘上筋、肩甲下筋のトレーニング方法
ちなみにですが、あなたは「遠投の距離を伸ばす=遠くに投げる」ことだと考えていませんか?
この考えは決して間違いではありませんが、遠くへ投げることばかり意識してしまうと投げる力が弱まってしまい、たとえ遠くに投げられたとしても実戦では使ってもらえません。
遠投は距離だけではなく送球のスピードも重要ですから、まずは距離よりも速く投げるよう心がけましょう!
- 遠くへ投げようと意識する→(×)上向きに投げてしまいスピードが落ちる
- 速く投げようと意識する→(○)上からボールを叩き付けるように投げるのでスピードが上がる
まとめ
- イチローの遠投は、全盛期だと125~135mもあった
- 遠投の距離を伸ばすためには、上半身だけではなく下半身のトレーニングも大切
- 肩の筋肉は、アウターマッスルとインナーマッスルの両方を均等に鍛えること
今はもう引退していますが、槍投げの世界記録を持っているヤン・ゼレズニー選手は、野球の入団テストで遠投を行ったところ、135m以上(噂では160m)という記録が残っているみたいです。
槍投げの競技中のヤン・ゼレズニー選手
競技は異なりますが、遠投に必要な筋肉は共通しています。
イチローみたいに遠投の距離を伸ばすためにもぜひ、ヤン・ゼレズニー選手の動画も参考にしてみて下さいね!