今、ベビーパウダーの”大人愛用者”が増えているんです!しかも夜寝る前に使うとのこと。
ベビーパウダーといえば、赤ちゃんのあせもや、オムツかぶれ対策に使用されるイメージですよね。
ドラッグストアで見かける機会もありますが、「赤ちゃん以外には関係ない商品よね!」そう思いこんでいる人も少なくないのでは?
では、どのように使うのか調べてみました。
ベビーパウダーってどんなもの?
そもそもベビーパウダーはどんな製品なのでしょうか?
元々は新陳代謝が活発で、体の大きさに比べて汗腺の多い赤ちゃんや幼児のために、あせも予防やオムツのかぶれ、股ずれ等の対策として開発されたパウダーの総称です。
赤ちゃんが使用できるほど、安全な成分が使われているのも特徴。主な原料はタルクという鉱物と、コーンスターチなどの植物性のでんぷん。タルクは食品添加物や玩具にも使用され、チョークの粉の原料と言えばイメージしやすいでしょうか。
コーンスターチもお菓子作りによく使用されるもの。片栗のようにとろみをつける時にも利用します。
この2つにメーカーによって独自の香料や、効果によって異なる成分が加えられています。中には最初から、大人用のベビーパウダーとして販売されている商品もあるんですよ!
ベビーパウダーの効能
ベビーパウダーの特徴と言えば、「肌をさらっとしてくれる」ことですよね。前述したコーンスターチは吸水性が高く、肌の余分な水分を吸い取ってくれる性質があります。さらに乾燥後は水分を放出もしてくれるのです。これにより「さらっとした」状態に導いてくれます。
タルクは水分の蒸発の程度を調節します。放出しすぎても乾燥してしまうので、適度な水分バランスを保ってくれる作用があります。2つの成分が上手く作用し合っているのが分かりますね。
しかし注意したいのは、こうした作用は”肌が適度に乾燥した状態で、つけ過ぎない”時に発揮されるのです。つまり汗をかいた後や、お風呂上がりはよく拭いてからが鉄則です。
「ベビーパウダーは毛穴をふさいでしまう」という誤った情報は、正しい状態で使用していない場合のことを指しているのでしょう。
ベビーパウダーの”大人向け”の使い方!
こうした特性を活かし、大人のベビーパウダー愛用者が増加しています。
特にニキビ対策として使用されることも多いんです。
①洗顔料と一緒に
洗顔料にベビーパウダーを混ぜて使うと、炎症作用でニキビを殺菌する・皮膚を軟化させ汚れを落としやすくするといった効果があります。
毛穴の黒ずみや角栓、余分な皮脂の洗浄にも効果があると言われており、皮脂の活発な10代~20代にオススメです。
スクラブとしての機能もあり、ピーリング効果も期待できますよ。粒子が細かいので、通常のスクラブより肌への負担も少ないのが嬉しいですね。
②メイクとして
リキッドファンデーションの後の、フェイスパウダー代わりに使えば肌のテカリ防止になります。固形タイプもあるので、夏のメイク直しにも使えそうです♪
③制汗剤として
ベビーパウダーには汗やニオイを抑える作用もあるので、夏のお出かけ前、乾燥したワキの下に塗っておくのもオススメです。肌だけでなく、洋服にも少量はたいておくと汗ジミも軽減されます。是非一度お試しください!
ナイトパウダー?ベビーパウダーを夜寝る前につける意味とは?
就寝前のベビーパウダーもとても”使える”のです。
ナイトパウダーとも呼ばれています。
まずはクリームのべたつき防止として。スキンケアの時に乳液やクリームのべたつきが苦手な人もいますよね。そんな時は上から少量のベビーパウダーをはたくと、気にならなくなりますよ。枕や布団についても汚れが顔につかず快適!
そして、使い方は同じなのですが旅行や彼氏との”お泊り”で、すっぴんを見せたくない時にも使用する人が多いんです。通常のベビーパウダーでももちろん効果がありますが、ナイトパウダーとして作られた商品もいくつか発売されています。色々比較して、好みの商品を探すのも楽しいですよ!
最近は大人向けの高級な商品も出ていますので、ベビーパウダーから発展させたい人はそういった商品を使って見てください。