ごぼう茶が体をきれいにする6つの理由とは?
お茶といえば、ダイエットや健康に良いもの。そんなイメージではございませんでしょうか。緑茶、ウーロン茶、プーアル茶は脂肪燃焼効率を高めるといいます。このような茶葉や漢方が一般的ですが、最近はや野菜をお茶にして飲むことで体を温めたり、ダイエット効果を期待できたりするものもございます。
たとえば、ごぼうなんてどうでしょう。ごぼう茶というものが一時期大流行いたしましたが、そもそもごぼうそのものは食物繊維が高くて便通の改善が期待できます。ですから煮物、炒め物、てんぷらといった調理方法が親しまれているわけですが、実はお茶にしてエキスを飲むことで抗酸化効果が期待できるといわれているのです。
そこで、まずはこのごぼうちゃを飲むことにより世間一般ではどのような健康効果をもたらせてくれると言われているのか簡単にまとめさせていただきましたのでご覧ください。
1 お腹のポッコリの解消
これはごぼうの効果の代表例ではないでしょうか。なぜならごぼうは野菜の中でもトップクラスに食物繊維が含まれています。しかも、水溶性、不溶性ともに含まれています。ですから、腸内環境を整える上で摂取すべき食品と言えます。
さらに、それだけではなくごぼうにはオリゴ糖も含まれています。オリゴ糖といえば、腸内の善玉菌の餌となりそれを増やす役割を担っております。それに砂糖よりも血糖値が上がりにくいのでダイエットにもオススメ。そんな二つの理由から腸内の状態を整えてくれるのがごぼうです。
このようにして腸内環境が良くなれば、毒もしっかりと排泄できるため基礎代謝があがります。基礎代謝が低い状態でダイエットを行っても全然うまくいかないのは目に見えています。そういう意味でまずは腸内の環境を良くして基礎代謝を高めることがダイエットの近道です。
2 アンチエイジング
ごぼうの中には、ポリフェノール(抗酸化物質)であるサポニンがたくさん含まれていますので摂取することで活性酸素を取り込み細胞の劣化を防ぎ、体、肌をきれいにすることが期待できるといわれています。しかし、ごぼう茶ということはお湯に煎じて飲むわけですよね。
もちろん、サポニンの抗酸化力が強いとはいえ、がっつりお湯で煎じたらその栄養成分はどうなるのか?炒めて蒸気を飛ばしてなければそれなりに摂取は可能?これで本当にサポニンの摂取が可能になるならば、冬の冷えやすい季節はごぼう茶を飲んで体を温めながら摂取することができますね。
なんといっても、抗酸化物質を摂取することは美と健康を維持するうえで必要不可欠なことです。細胞が老化してしまいますとお肌にも影響が出ます。いつまでも美しく若い体をキープしたいのであれば、サポニンに限らず、リンゴ、ぶどう、ベリーなどからも抗酸化物質を摂取すべきです。
このサポニンというのは主にどこに含まれているのかというと、ごぼうの可食部ではなく、皮の部分です。ファイトケミカルスは大体こういったところに多いです。ですから、サポニンをしっかりと摂取したいのであれば、皮をむいて摂取するのではなく、皮ごと食べたほうが良いということ。しかし、皮にはアクがたっぷりとありますので相当苦いですね。。。とりあえず、皮の効果はこちら。
・抗がん効果
・コレステロールの上昇抑制
・殺菌効果
・免疫力の向上
・傷の修復
これだけの効果が期待できるらしいです。これだけ聞けば確かにごぼうって凄いもので皮も残さずしっかりと摂取すべきものですね。人によっては泥のついた皮を汚く思って削り捨ててしまう方もいらっしゃいますから。
3 美肌効果
お肌のきれいな人は、毛穴がキュッと閉まっております。特に女性なんかこれは気にするところだと思いますが、毛穴が開いているとお化粧をしてもなかなかきれいにできず、結局厚化粧をすることになりませんか?20代でも毛穴が開いてしまいますとせっかくのお肌も台無しです。
できれば薄化粧にしたい!すっぴんでもきれいでいたい!となれば、やはり毛穴をしっかりと閉めて、肌荒れを治療し、ニキビもない状態にしなくてはいけません。そのようにしてお肌の炎症を防ぐことが何よりもの近道です。
ですから、スキンケア化粧水を使うというのもありなのですが、それは外部のケアです。人間は内部のケアがしっかりとできていないのにそれを行ってもあまり意味がなく、一時的には良くなるかもしれませんが、持続がしないのが本当のところ。
野生動物は洗剤を使わないのにそういった病気にならないのは中身がしっかりとしているからなのです。そこで抗酸化食品の一つとしてごぼうが勧められています。ごぼうに含まれるタンニンには毛穴、皮膚を引き締める効果がございますのできれいなお肌を作るという意味では良い食材です。それに顔だけではなく体全体にも効いてくれるといいます。男性なら背中ニキビが気になる人も多いでしょう。
これを改善するには、ごぼうを飲むだけでなく、タンニンをコットンに染み込ませそれを背中に直接塗るのも有効といわれています。それであれば、薬品を使わず自然の力で改善することができますので体にはよさそうですね。
4 むくみの解消
水溶性ムコ多糖類(イヌリン)がごぼうには含まれています。これはカリウムと同じく利尿作用を促す効果がございます。利尿作用を促すことでなぜ良いのか?日常生活でストレスを受けたり、食物を摂取していくと人間の体には老廃物が蓄積されていきます。
特に、塩分を過剰に摂取するとそれもむくみの原因になります。しかし、イヌリンは体にある水分を体外へ排泄しようと促します。たくさんの尿を出す、たくさんの水を飲む、これを繰り返していれば老輩物はどんどん水と一緒に流れていきます。
特に立ち仕事が多い場合足がむくみやすくなります。それに女性であれば生理前はホルモンの関係で水分を体にため込んでしまいます。これは立ち仕事に関係なく体がむくみやすくなる時期なのでごぼう茶でイヌリンと水分をたくさん摂取すると良いといいます。
5 冷え症の改善
特に女性は体が冷えやすくなります。冷え症になると血液の循環も悪くなりますので、ダイエットだけではなく、肩こり、便秘、免疫力の低下などにも影響が出てきます。そこで昔からある漢方薬の朝鮮人参は冷え症の改善として有名です。
そんな、高価な漢方と同じような効果がごぼうには期待できるといわれています。ごぼう茶に含まれているサポニンというポリフェノールは、そのほか血液の循環も良くしますので、冷え症が改善できるといいます。本来であればお風呂にゆっくりつかり血行を改善することが重要なのですが、そういった時間がない場合サポニンを有効活用すると良いといいます。
また、血液の流れを良くする、リンパマッサージやストレッチ運動を行いながらごぼう茶を飲むことでさらに循環が良くなるため冷え症など血行不良でお悩みならぜひ飲むべきお茶だと推奨されています。
6 ダイエット効果
体脂肪が増えることで、腸の絨毛が大きくなり脂質や糖質を取り込みやすくなります。しかし、サポニンを摂取することで、絨毛を通常の大きさに戻すことができるのでダイエットに効果的とされています。
ごぼう茶ではサポニンの効果が得られない?
正直ごぼう茶の効果が本当なのかどうなのか?ちょっと怪しく感じてしまったのはごぼう茶の作り方にございます。巷でいわれているごぼう茶の作り方は以下になっておりますのでご覧ください。
1 ごぼうを包丁もしくはスライサーでスライスする
2 フライパンで10分程度空煎りする
3 冷めたら容器で密封保存する
4 煎じて飲む
これはどうなのか?まず、抗酸化物質云々いいますが、ごぼうをスライスして放置する時点で酸化がスタートします。それに天日干し、フライパンで加熱したら酸化を促すだけです。さらには抗酸化物質であるポリフェノールが崩れてしまいます。
アク抜きせずにごぼう茶を作るわけですが、その理由は、アクにたくさんのサポニンが含まれているからです。また、サポニンはそのまま摂取すると毒性が強く体を健康どころか不健康に導くことになります。そこで簡単に毒抜きという意味で、熱を加えるわけです。
しかし、これでサポニンの毒素を取ることに成功したとしても、根菜類の毒を完全にとることはできるのでしょうか?つまりは、ごぼう茶にしてしまうと熱や乾燥により抗酸化物質であるサポニンが失われてしまうかつ、食べ方によっては毒性が強いため体を壊すことになる。
ということで、ごぼう茶は自家製のものはおすすめできません。ただ、ごぼうに食物繊維が含まれているのは事実です。ですから、便通改善で腸内環境を整える上では有効になります。腸内環境を整えることができれば、それと派生して血流も良くなり代謝を高まります。結果ダイエットの基礎体質を作ることができます。