新年度を迎えると、抱負を話す場面が多くなります。朝会や上司との面談において、印象をアップさせる抱負の伝え方をお伝えします。
新年度に話す抱負とは?
抱負とは、自分自身の決意のことです。新年度にやりたいことを部課内のメンバーに伝えることは、様々な効果を生み出します。
評価をアップさせる
抱負をしっかりと話せる人は、部課内での印象がアップし、上司から高い評価を得ることができます。印象をアップさせる分かりやすい抱負を話すコツは、昨年度の反省を中に盛り込むことです。去年はできなかった→だから今年チャレンジをしたいこと、とストーリー化することで、聞いている人も分かりやすいですし、自分の中でも「やりたい事」の整理がしやすくなります。
目標が立てやすくなる
社会人であれば、新年度に新たな目標を立てるものです。自分が話した抱負と目標はリンクをするもので、目標を立てやすくなります。会社におけるビジョンと戦略のようなものです。ビジョンが豊富であるならば、戦略は目標に値します。一方で、抱負を細かく話す場合には、そこから目標をボトムアップさせることもできます。今年に立てようと思っていた目標をイメージしながら抱負を話すものいいでしょう。
自分の甘えから逃げられなくなる
抱負を部課内で話すことによって、揺るがない意思を作り出すことができます。自分の中だけで決めたことであれば、守れなくても誰からも指摘されることはありません。しかし、周りに抱負を知っている人がいると話は別です。自分の口から抱負を話すことによって、何としても達成したい!という思いが強くなるのです。また、部課内の人がチェック機能になることもあります。「この前の抱負、順調に進んでる?」と同僚から話しかけられることもあるでしょう。上司は抱負を軸にあなたのマネジメントプランを考えるようになるかもしれません。
自分の強みと弱みを理解することができる
新年度の抱負の内容は、強みを伸ばすか弱みを改善させるかのどちらかになります。案外、自分では自分のことが分かっていないものですが、抱負を話すことでスキルの整理ができるようになるのです。
抱負を話す時のコツ
抱負を話す時には、重要なポイントが2つあります。
抱負のジャンルを明確にする
まず1つは、ジャンルを明確にするということです。新年度の抱負は、仕事に絡むもので無くても問題ありません。例えば趣味でスポーツをしているのであれば、タイムを縮めたい、週に1回は参加したい、といった目標になりますよね。家庭の事を豊富にするのであれば、週に3回は家族でご飯を食べる、年に1回は海外旅行に行く、となると思います。印象をアップさせようと思い、仕事の話にこだわる必要はないのです。なぜなら、趣味の事でも家庭のことでも、自ずと仕事に繋がっていくからです。
先ほどの例でいえば、タイムを縮めたいと話している部下を見て上司は応援をしたくなるものです。高い壁にチャレンジする部下を見るのは気持ちがいいものです。週に3回ご飯を食べる、という目標であれば、残業をせずに効率的に仕事を進めなければならなくなります。
抱負を話す時には、いろんなジャンルに揺らぐことのないようにしましょう。仕事も、趣味も、家庭も、となると1つ1つの抱負が薄くなってしまうため、ジャンルを絞って話すことが大切なのです。
実現が難しすぎる抱負にしないこと
抱負が難しすぎると、実現に向けたの努力にモチベーションが生まれなくなってしまいます。高すぎる目標を立てる事も同じで、自分からハードルを上げ過ぎないようにすることがポイントです。特に、抱負の場合は定量的に数値を入れる必要はありません。週に3回は家族で食事をする、という抱負も回数があることでプレッシャーに感じることがあるでしょう。なるべく家族で食事をするようにする、といった豊富であれば、受けるイメージも違います。ただし、数値を入れない事で実現しにくくなることも確かです。実現できそうなレベルで、指標となるものを入れるようにするといいでしょう。
新年度の抱負の一言例
新年度の抱負の例をいくつかご紹介します。参考にしていただき、スッキリとした抱負を話せるようにしてみてください。
◎昨年度は、締めきりに遅れてしまうタスクがいくつかありました。今年は、締切への意識を更に高めて、仕事での信頼感を得るようにしていきたいと思います!
◎今年は、家族と共通の趣味を見つけたいと思います。今のところ見つかっていませんが、もし良い趣味などがあれば、教えて頂ければと思います!
◎昨年は、簿記の3級に合格することができました。今年は更にスキルアップをし、簿記の2級にチャレンジしてみたいと思います!
新年度の抱負まとめ
新年度の抱負は誰もが何を話そうかと悩むものです。しかし、抱負があるのと無いのとでは一年間の充実度に大きな差が出てきます。紹介しが情報を参考にして、印象がアップする抱負を考えてみてください。