10年ぐらい前からゴーヤはものすごい栄養価の野菜だとテレビなどでも話題になっていましたね。基本的には夏野菜ですが、最近では、沖縄に行かなくても、都内のスーパーでも１年中購入できるポピュラーな野菜になりました。
筆者は沖縄出身ではありませんが、ゴーヤは極力食べるようにしております。調理法も生から、ゴーヤチャンプルまで様々な料理でいただいております。
個人的にはあの苦味が大好きなのですが、やはりあの苦味がどうしても苦手だという方も多いでしょう。しかしながら、あの苦味はゴーヤが最強に栄養価が高いと言われる野菜の理由でもあるのです。
栄養価がダントツに高い野菜
ゴーヤは一般的に栄養価が高いと言われる野菜をも上回るほどの栄養価があります。例えばビタミンCにおいては、トマトの５倍、レモン２倍という高含有率です。しかも、そのビタミンCは、ものすごく高品質なビタミンCだといえます。
なぜかといいますと、基本的にビタミンCというのは、熱を加えると壊れてしまいます。しかし、ゴーヤのビタミンCは特殊で熱を加えても壊れずにそのままキープした状態でいられるのです。
ですから、生ゴーヤが苦手な場合は、ゴーヤチャンプルだとか、油炒めにして食べるもの良いかもしれません。そういった調理法を採ることで、随分と苦みを減らすことが可能です。
このビタミンCは高い抗酸化作用をもっておりまして、活性酸素を除去し、メラニンの生成を防ぎますので、夏には心配になるシミ、そばかすを防止することができます。
さらに、β-カロテンも豊富に含まれていますので、美肌や、風邪をひきにくい体を作ってれます。とくにβ-カロテンの吸収率を高める場合は油と一緒に摂取すると吸収率アップしますので、生なら油であえて食べるなど工夫を凝らしましょう。
ゴーヤの苦味に栄養がある
ゴーヤは食べたことがある方ならわかりますが、ゴーヤしかない独特な苦さがありますよね。実はあの苦味は、モモルデシンという酵素で、胃の粘膜を保護したり、食欲を高めたり、コレステロール値を下げる効果があります。
ですから、循環器系の病気をはじめがん(胃がん)などの生活習慣病を予防する効果があります。その他鉄分、カルシウムといったミネラルが豊富に含まれていますのでやはり体に良い食品です。
天日干しにするとミネラルが増える？
ゴーヤそのままで食べても十分高い健康効果を得ることはカのなのですが、実は天日干しにすることでさらに効果を期待することができます。その理由としては、スライスをして天日干しを行うだけで、通常のゴーヤよりもカルシウムが約20倍、鉄分は約30倍、カリウムが15倍にもなります。
ゴーヤチップスなんか販売されていますよね。あれはまさに天日干しで作ったものです。もちろん、一度天日干しにしてしまえば、栄養価が上がりますのでその後、水で戻すなり、様々な調理法が可能です。
このように、ミネラルを増やす場合は、天日干しを行えば良いかと思いますが、生酵素を摂取するのであれば生で食べた方が良いでしょう。そう考えれば、色々な調理法で食べることがゴーヤで健康効果を得るコツなのかもしれません。
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