豆腐ダイエットとは?
豆腐ダイエットとは、ざっくりと説明しますと主食となる白米、パンなどを豆腐に置き変えるという非常にシンプルな方法です。また、豆腐という食品はとても安価で100円以下で購入することができますのでお手ごろにダイエットを実践することができます。
豆腐自体に程よく良質な植物性油、食物繊維が含まれれているため腹もちがよく少し食べるだけでお腹を満たすことができます。そこで、今回はどうして豆腐がダイエットに良いのか?その成分から置き換えダイエットの方法まで解説したいと思います。
豆腐のダイエット成分とは?
大豆レシチン
大豆レシチンは血行を促し代謝を高めてくれます。さらに、血中の中性脂肪やコレステロールを減らすため脂肪の蓄積を抑えてくれます。このことからも、生活習慣病にはよい食品といえます。
大豆サポニン
消化器官からの脂肪の吸収を抑え、中性脂肪を減少すると同時に、コレステロールの分解や吸収も抑えてくれますのでダイエットのみならず生活習慣病の予防にもなります。
タンパク質
ダイエットを行う上で一番重要な栄養素です。タンパク質の摂取が滞ってしまいますと筋肉が作れず代謝が落ちますので必ずタンパク質は摂取しておきたいものです。タンパク質といえば、肉、魚のイメージが強いかと思います。
肉、魚にはタンパク質も豊富ですが脂分が多いです。その点豆腐は油が少ないのでダイエットにはオススメです。さらには、肉、魚よりもタンパク質の含有量は少ないのにもかかわらず、吸収率が高いので摂取におきましては効率的なのです。
ビタミンB群
糖質を摂取して太る人の傾向としてビタミン、ミネラルが足りていないケースがございます。特にビタミンB群は代謝を促すビタミンです。脂肪のエネルギー変換、筋肉の代謝、皮膚の代謝、内臓の代謝…あらゆる代謝に必須な栄養素です。これの摂取が不足すると太りやすくなるのはもちろんそん他にもたくさん体に悪影響を与えます。
鉄
鉄といえば貧血気味の方に推奨されるミネラルというイメージが強いかと思います。確かに鉄は貧血防止にオススメな食品でもありますが、実はそれだけではないのです。
まず、脂肪を燃やすうえで必要なものは何かご存知ですか?燃焼する工程で酸素が必要になります。有酸素運動が脂肪燃焼に有効とされているのもその通りです。
その酸素を運搬するのに赤血球が働きますが、その赤血球の成分に鉄がございます。つまり鉄が不足するとこのシステムも円滑に稼働しないため脂肪が燃焼できなくなるのです。
大豆オリゴ糖
大豆を食べることで底に含まれる大豆オリゴ糖が腸内の善玉菌の食物となります。つまり腸内環境を良好にしてくれるのです。結果、便秘も改善されて、代謝も上がりダイエット効果が期待できると言えるのです。
大豆には以上6つのダイエットに有効といえる栄養素が含まれています。それに大豆イソフラボンは女性ホルモンの代わりとして働いてくれますので、お肌をきれいにしてくれます。
この効果はなにも女性だけではなく男性も得られます。ダイエットをしても残念な痩せ方をするのは嫌ですよね。タンパク質をはじめとする美容成分がたくさん含まれている豆腐はダイエットに非常にオススメな食品といえるのです。
肉食ダイエットよりオススメな理由
効果的なダイエットといえば、糖質を抑えてタンパク質を摂取するということが推奨されてきました。その中で肉食ダイエットや低糖質ダイエットが一時期流行りました。
タンパク質を摂取して筋肉を作ることで代謝も上がります。その上余計な糖質を摂取しないため体に脂肪が蓄積されなくなりますのでこれらのダイエットはとても効果が高いといえます。
しかし、ご飯をの量を極端に減らして肉や魚ばかり食べていてよいものなのでしょうか?肉食ダイエットはもともとはアメリカ人向けの方法です。
日本人とそもそも食文化が異なりますので、アメリカ人は肉にある程度強い構造になっています。しかし、日本人はそんなにがっつりとお肉を食べる食文化がなかったので内臓に負担がかかりやすいのです。
一時的にそれを実践するのは良いかもしれませんが、それを永続的に続けていたら、生活習慣病になりかねません。そういう意味では、ダイエット目的で普段からお肉を食べるのであれば、豆腐を食べることをオススメします。
お肉だけに偏ると、便通の悪くなり腸内環境が悪化します。すると血行も悪くなるのでダイエットには良くないですよね。逆に豆腐であればそのようなことはなく、日本人が古くから食べてきた食品で、食物繊維やオリゴ糖も含まれているので便通を改善してくれます。
その上、先ほども解説したように大豆レシチン、大豆サポニンが血中のコレステロールを下げてくれますので肉で心配される生活習慣病を予防するのです。健康的に痩せたいのであれば肉よりも豆腐です。
豆腐ダイエットの効果的な実践方法!
では、豆腐ダイエットのやり方について解説していきますね。夕食のパン、ご飯、など糖質を豆腐に置き変えるというダイエット法です。これは別に夕食ではなくても良いのですが一番効果的なのが夕食だからです。
理由は、朝や昼は人間の代謝は非常に高い状態です。ところが、夕方から夜にかけて寝る準備に入るわけですから次第に代謝が落ちていきます。そのときにカロリーをたくさん摂取すると太りますよね。
ですから、朝や昼よりも夕飯の糖質を豆腐に変えることが有効と言えるのです。実際、白米100g/160gほどございます。それに対し、木綿豆腐は70gしかないのです。
その上、GI値も42と非常に低いため食べても血糖値の上昇が非常に緩やかなのです。結果、インスリンも無駄に分泌されないので糖質も細胞に取り込まれにくく太りにくいわけです。
夕飯のみご飯を抜いて豆腐にするためそこまでたくさん食べる必要もないかと思いますが、2丁ぐらいまでであればそこまで太ることを気にする必要もないかと思います。
カロリーはご飯よりも多くなりましても、脂肪の蓄積を抑制する成分が含まれていたり、血糖値が上がりにくいので比較的お米よりもカロリーオーバーしていても太りにくいです。ただ、豆腐はかなりお腹が膨れる食品ですので1丁で十分満足できるかと思います。
また、何よりも、精製された白米とはことなり、しっかりと食物繊維、タンパク質が含まれているため便通の改善、代謝のアップが期待できます。しかも、3食あるうちの夕飯だけごはんを豆腐に変えるだけというシンプルな方法ですのでとても続けやすいかと思います。
この豆腐ダイエットですが、名前からすると豆腐しか食べてはいけないのか?と思われるかもしれません。あくまでもご飯を置き変えるだけですのでそんなことはございません。
ただ、ポイントとしては野菜類と一緒に食べることです。もちろん、豆腐にも良質なミネラルは含まれていますが、他のビタミンやミネラルと一緒にとるとさらに効果は増します。
豆腐ダイエットのにオススメなレシピ!
基本的に豆腐はそのまま食べても大丈夫です。湯豆腐や冷奴にしてご飯代わりに食べると良いかと思いますが、毎食それですと飽きが生じてしまうかもしれませんね。そこで、簡単にできる豆腐のレシピを紹介します。
豆腐サラダ
豆腐1丁、キャベツの千切り、レタス、海藻、トマト、を混ぜ合わせポン酢で味付けをします。最後に鰹節を振りかければ完成。豆腐だけでもアミノ酸は高いのですが、そこに鰹節を加えるとアミノ酸スコアが高まりますので、豆腐に鰹節を足しましょう。
豆腐と野菜のスープ
キャベツ、ニンジンの細切り、舞茸、シイタケ、豆腐を適当な大きさに切って鍋でスープを作ります。めんつゆで味付けを行います。豆腐一丁も入っているといい具合にお腹が膨れます。
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