スムージーダイエットも失敗すると危険。
スムージーダイエットといえば、モデルや多くの有名人が実践しており成功したという報告も多数ございます。その反面スムージーダイエットを実践しても待ったく効果を得られなかったり、逆に太ってしまったという話しも耳にします。
その差は、スムージーの活用方法を間違えている可能性がございます。例えば、ただ単にスムージーを飲んでいるだけとか、食事をおそろかにしてしまい、スムージーだけを意識している。
これでは痩せるどころか健康に悪影響を与えかねません。また、逆に激太りしてしまう危険性も懸念されます。そこで、しっかりとスムージーの活用法を覚えていただき、是非減量に役立ててください。
たくさんの食物繊維を摂取する!
食物繊維はダイエットに良いといわれていまして、野菜、キノコなどには豊富に含まれています。粉末のサプリメントも出回っております。では、なぜ、食物繊維がダイエットに効果的なのでしょう?
その理由は、カロリーがほとんどなく、その上消化を行うのに時間をかけなくてはいけません。ですから、満腹感のみならず腹もちが非常に良いのです。
便秘気味の方であれば、便通の改善にも役立ちますので、代謝も良くなりダイエットにはオススメといわれる理由です。ところが、スムージーダイエットというとスムージーを飲めば良いだけだと勘違いしてしまい、それをただ飲んで終わる。
これでは痩せません。その理由としてこの食物繊維があまり含まれていないケースがあります。食物繊維の含まれていないスムージーを飲んでもすぐに空腹がやってきます。
そうなると、せっかくのスムージーの意味をなしません。結果、過食を行ってしまい、カロリーを抑えることができなくなることもあるのです。これでは、いくらスムージーダイエットを行っても成功はできませんのでまず、食物繊維を意識しましょう。
食物繊維の摂取や味付けに果実を使うことが多いですよね。その果実もポピュラーなものですと、りんごやバナナといったといころでしょうか。しかし、これらでは、100g使っても2gも摂取できません。
ですから、味付けには、アボカド、キウイ、梨といった食物繊維の豊富な果実を使用した方が良いです。野菜であれば、ごぼう、ケール、ホウレン草、モロヘイヤは食物繊維が豊富です。
その他、チアシードという穀物も食物繊維が豊富で最近は粉末のものが売っていますので利用してみると良いかと思います。最低でも食物繊維は、1日あたり17g、できれば20gは摂取しましょう。
食物繊維の目安
りんご100g=1.63g
バナナ100g=1.48g
キウイ1個=2.5g
アボカド半分 = 3.7g
ほうれん草100g = 3.6g
ケール100g=3.7g
モロヘイヤ100g =5.9g
チアシードおおさじ1=5g
たくさんのタンパク質を摂取する!
食物繊維もそうですが、スムージーだけですと、タンパク質の摂取がおろそかになってしまいます。食事制限ダイエットで、糖質や脂質はそれなりにカットした方が良いですが、タンパク質まで大幅カットしてはいけません。
タンパク質というのは、人間のあらゆるパーツを作る材料です。ダイエットに欠かせない筋肉もタンパク質の摂取で作られますので、これが欠けてしまうと筋肉を減らすことにもなりかねません。
筋肉が減少すると太りやすい体質になるとも言えますのでタンパク質は減らしてはいけないのです。それに、タンパク質は、脂質、糖質よりも消化吸収に時間をかけなくてはいけません。
結果的に食後の消費カロリーを30~35%高め、その後基礎代謝が高い状態で一日を過ごすことができますので、たんぱく質をとるだけで、とらないよりも痩せやすい環境を作ることができます。
さらにありがたいのが、タンパク質は細胞の材料となるのですが、それに使われなかった余ったタンパク質は糖質、脂質のエネルギー変換を行ってくれるのです。
特に、ケールなど野菜を使って作ったグリーンスムージーは、ビタミン、ミネラルの吸収を阻害するといういことで、たんぱく質を入れることに対し否定説も立っていますが、
ダイエット目的であれば入れるのは構いません。逆にタンパク質が少ないとダイエットが上手く行きませんので、必ず摂取するようにしましょう。目安としては、自分の体重×1.08g=一日当たりのタンパク質摂取量になります。
タンパク質の目安
豆乳100g=3.6g
豆腐(絹ごし)100g = 4.9g
モロヘイヤ100g=4.8g
鶏肉100g=20g
牛肉100g=20g
豚肉100g=17g
となっておりますが、動物性のタンパク質は脂質に変換されやすいため植物性のタンパク質を中心に摂取することをオススメします。ただ、食事からだとどうしても摂取が難しいのでプロテインを利用しましょう。スムージーに豆乳、プロテインを入れるといいですね。
果実糖の過剰摂取に要注意!?
果物にはビタミン、ミネラル、食物繊維がたくさん含まれていますが、それと同時に果糖もたくさん含まれています。食前に摂取すると血糖値が上昇するため、一時的に腹もちを良くしてくれます。
ところが、1~2時間もすればすぐにお腹が減りますし、食べ過ぎるとカロリーの過剰摂取になりますのでダイエットとしてはオススメできません。と言われてきました。
しかし、カロリーだけがダイエットと考えてはいけません。穀類やお菓子と比較するとカロリーは低いものの、食べすぎてしまってはカロリーの過剰摂取になりますが、実は太らないのです。
それは、果物の糖質が果糖であり、砂糖と比べると優秀だからなのです。ブドウ糖を脂質に変換してしまうインシュリンの分泌がないのと、単糖類なため酵素の消費を少なくて済みます。
このことからも、わかるように端的に果物は甘いから摂り過ぎはダメ。ではなく、甘くてもその糖質が普通の砂糖とは違い太りにくいものなので基本的に過剰に食べても問題ないといえます。
スムージーダイエットの効果的な方法
以上の説明からもしっかりと食物繊維を摂取しないと腹もちがしないということと、たんぱく質を摂取しないと痩せにくい身体になってしまうということがご理解いただけたかと思います。
その上で、毎食のうち1食をスムージーに置き変えるということをしていただければ、それだけスムージーダイエットは実践できます。一食あたり、800~1000キロカロリーと考えて、
それを300キロカロリー程度のスムージーに置き変えれば余計なカロリーを摂取しなくても良いという考えです。ですから、肥満気味の方には特に効果が得られやすいかもしれません。
また、置き換えるのは、朝、昼、夕のどれがよいかといえば、オススメなのはやはり夜です。理由としては、カロリーの摂取が一番必要ない時間帯だからです。
朝、昼はしっかりと食べないと夜まで持たせることができませんが、夕飯は食べてしばらくしたら眠るだけなので摂取カロリーはほとんど必要ないですし、眠っている間に身体のタンパク質の新陳代謝を行えます。
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