ピーマンといえば、緑黄色野菜の中でも色が濃厚な部類に入ります。そのまま食べてもあの独特な苦みと甘みがおいしいですよね。赤ピーマン、黄ピーマンと一緒に食べてもよいでしょう。
最近、寒い季節になりました。マスクをして外出するのが賢い選択です。とくに満員電車や人ごみの多い場所へ行く場合、風邪の感染を防止できます。ただ、免疫力が低いとマスクをしていても、油断していると経口感染してしまい、風邪をひいてしまう可能性も…
しかし、風邪に対抗するぐらいの抵抗力があるならば、体内に風邪の菌やウィルスが侵入しても除去することができますので、寒い季節はとくに、免疫力の強化に務める必要がございます。
そこで、オススメな食品の一つにピーマンです。ピーマンには免疫力を高め風邪を予防してくれるすごい効果があるのです。
ピーマンの免疫力強化で風邪予防を!
ピーマンは緑黄色野菜というだけありまして、栄養価が非常に高い食品でございます。その中でも、β-カロテンとビタミンCは見逃してはいけない栄養素です。これらの凄い部分を解説しますね。
β-カロテン
β-カロテンの特徴として体内に吸収されてから、ビタミンAに変換されます。ビタミンAの効果としては、粘膜を作りますので肌荒れ、ニキビに非常に有効であるのと、粘膜強化の働きが目の健康を維持します。
そして、もう一つですが、今回のテーマは風邪です。実をいうと、ビタミンAの効果の中には、免疫力を強化し、細菌やウィルスなどから身を守ってくれます。それは、粘膜強化という部分にヒントがあります。
風邪をひいてしまう仕組みとしては、目、鼻、口、の粘膜の入り口を介して、病原体が喉から肺を侵してしまうことから発症してしまいます。つまり、汚れている手で、これらの部分を触らないように注意するだけでも予防対策にはなるのですが、
この部分が強ければ、入口を経由して、喉や肺に入った病原体に侵されることもないのです。ですから、β-カロテンを沢山摂取して粘膜の強化に努めることは風邪の対策には非常に効果的といえます。
ビタミンC
そして、ビタミンCです。これは、美白効果というイメージが強いでしょうか?しかし、ビタミンAと同じく、粘膜を強化することができますし、その上高い抗酸化効果があります。
抗酸化効果はで、活性酸素と同じく体に害である、風邪の菌やウィルスも除去してくれます。そういう意味ではやはり風邪をひいたとき、予防を行う場合、ビタミンCは必須と言えるでしょう。
その中で、ピーマンのビタミンC含有量は非常に高く、毎日ピーマン3つ食べていれば、ビタミンCの摂取量は十分といわれているのです。しかし、生のピーマンを毎日3つも食べることができるか…自信はないですか。
大丈夫です。基本的にビタミンCは熱に弱くできていますが、ピーマンのビタミンCは特殊で過熱をしても崩れにくいです。ですから、チンジャオロースや肉巻きにして食べるのもオススメです。もちろんサラダなんかにして生で食べるのもいいでしょう。
また、余談ではありますが、パプリカの赤ピーマンは、緑ピーマンよりもβ-カロテン、ビタミンCが約2倍も含まれており、さらにはビタミンEもふくまれております。
ビタミンA、C、Eを組み合わせると、ビタミンEの高い抗酸化効果でビタミンAの酸化を防止したり、ビタミンCがビタミンEの再生を行います。そういった意味では、赤ピーマンは非常に有効ですね。
オススメな調理法とは?
β-カロテンの弱点は脂溶性のビタミンであることです。そのため、そのまま摂取してもそこまで吸収率は期待できません。そのため、油と一緒に摂取することで吸収率をカバーすることができます。
ビタミンAが豊富に含まれているニンジンやビタミンEが含まれているごま油と一緒にいためることで、それぞれのビタミンの効果を高めたり吸収率を高めたりできるのでオススメです。
青ピーマン、赤ピーマンで、チンジャオロースを作ると、これもビタミンEが摂取できますので有効です。また、たんぱく質や、ビタミンCは鉄の吸収を補助するため、肉類、とくに牛肉と一緒に摂取すると鉄分を沢山吸収できますので貧血予防にもオススメです。
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