そもそもアミノ酸ってなに?
われわれ人間の髪の毛、眼、皮膚、筋肉、爪、臓器、血液、などパーツのほとんどはたんぱく質が集合して構成されています。さらには、そのたんぱく質はアミノ酸で構成されています。
それを考えると、人間はアミノ酸で作られていっても過言ではありません。アミノ酸は20種類に分類することができるのですが、これらを組み合わせることでたんぱく質が出来上がります。
つまりは、アミノ酸という栄養素がいかに人間にとって重要な存在かがわかるかと思います。20種類に分類されるアミノ酸の中にも、人間の体内で作ることができる非必須アミノ酸と、それが不可能で経口摂取を行わないといけない必須アミノ酸があります。
合計11個の非必須アミノ酸であればまだ体内合成が可能なのでそこまで摂取を頑張らずとも何とかなりますが、残り9この必須アミノ酸は必ず食品やサプリメントから摂取しなくてはいけないため、食事のバランスが偏っている現代人はどうしても不足しがちになってしまいます。
すると、まだ若いのにもかかわらず倦怠感や疲労感を感じてしまったり、さらには肥満体質になるということも考えられます。逆にアミノ酸を摂取することによって、健康的な体を作ったり、代謝の促進を促し太りにくい体質を作ることができます。そこで、オススメするのがアミノ酸ダイエットです。
アミノ酸だけではダイエット効果は得られない?
アミノ酸は肌を作ったり、新陳代謝を促進するためダイエット効果が期待できるというのは嘘ではありません。しかし、アミノ酸ダイエットにいざ試みても実際に痩せることができなかったというケースもございます。
つまり、失敗したというパターンです。アミノ酸を摂取すれば痩せると思ってアミノ酸飲料を水の代わりに飲んで生活を続けていたのに逆に太ってしまったとか…
はい。それであれば、太る可能性は十分に考えられます。まず、脂肪を燃焼をおこなう場合、リパーゼという酵素が働き、脂肪を分解し、それらを血中まで運搬を行います。
アミノ酸の摂取を行うと、このリパーゼという酵素が活性化されます。それにより体にある脂肪を分解し血中に送り込むことができます。そうです。アミノ酸の役割というのは、リパーゼを活性化させ、脂肪の分解を促進するところまでなのです。
血中にある、この脂肪を燃焼するには運動が必要になります。ここで、運動を行えば、血中の脂肪も燃焼され、さらにリパーゼの動きも活性化しますので、脂肪分解⇒血中移動⇒燃焼の回転もよくなります。
もちろん、以上のことからもアミノ酸を摂取するだけでも脂肪の分解には効果があるといえますので、ある意味効果的なのかもしれませんが、忘れてはいけないのが、アミノ酸には、糖質と同じ量のカロリーがあるということです。
つまりは、いくらアミノ酸を摂取したところで、運動を行わなかったらダイエット効果が期待できないどころではなく、逆に太るということになります。ましてや、アミノ酸飲料なんてものには、糖分も含有されていますので、飲むだけで痩せるなんてことは絶対にあり得ないことです。
アミノ酸の摂取方法
アミノ酸は、食品から沢山摂取することができます。肉類、魚類、乳製品などの動物系たんぱく質をはじめ、豆腐などの大豆系たんぱく質で手軽に摂取が可能です。
普段の食卓にある味噌汁、納豆などからも良質なアミノ酸を摂取することもできます。また、どうしても食事が偏ってしまうなど、必須アミノ酸がなかなか摂取できないという場合は、サプリメントもオススメします。
脂肪燃焼系のサプリメントをメインに、黒酢カプセルで必須アミノ酸を補えばバランス良くアミノ酸を摂取できます。近頃の黒酢カプセルには必須アミノ酸全種が入っているものもございます。
ダイエット系のアミノ酸がわからない場合は、薬局などで薬剤師の方に聞いてみましょう。有名なものですと、必須アミノ酸の中の、BCAA(バリン、ロイシン、イソロイシン)です。
摂取方法は空腹時や、お腹がすいているときに飲むと吸収率が高くなります。運動30分前に、ヴァームウォーター等のBCAA入りのスポーツドリンクを飲むのも良いかと思います。
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