そもそもシステインって何?
まず、システインって聞いたことはありますか?あまり聞き慣れないかもしれませんね。もしかしたら、中にはテレビ番組やコマーシャルなんかで少し聞いたことがあるって方もいらっしゃるかもしれませんが、
人間の体の中には、グルタチオンという生命維持には欠かせない3つのアミノ酸から構成されているトリプルペプチドがございます。この、3つのうちの一つが、システインというアミノ酸なのです。ですから、非常に重要なアミノ酸だと考えられます。
システインの効果として、毒物を体外へ排出する機能がございます。そのため、一般的には二日酔いの薬に含有されることが多いわけですが、実は最近美白効果があるアミノ酸として注目されているのです。もともと、自然界では、システインというと、L-システインのことで、サプリメントや健康食品でもL-システインと呼ばれます。
なぜ、システインに美白美肌効果が期待できる?
メラニンの生成を抑制する
シミやそばかすはご存知かもしれませんが、紫外線や外部刺激により、防衛反応としてメラニンが生成され、色素沈着を起こすことでできます。逆に、このメラニン色素の生成を抑制することができれば、シミやそばかすを作らないことができます。
一般的にメラニン色素というと黒いものですよね。しかし、実はそれはイメージの問題で、黒だけではないのです。メラニンには、黄色メラニンもしくは、肌色メラニンと呼ばれる、もう一つの種類のメラニンがございます。
実際、色白の肌を作るのも、メラニンなくてはできないことで、それが、黄色メラニンの役割なのです。この二つ、色自体は真逆ですが、実は原料となるものは、チロシンと呼ばれる酵素なのです。つまり、美白を作るのにも、チロシンは必要で、シミを作るのにもチロシンが必要になります。
そこで、このシステインは、美白を作るため、チロシンを黄色メラニンへと変えてくれます。その結果、黒色メラニンを減少させてくれるのですね。
美肌改善には肝機能も関係してる?
内臓が悪いと肌にも影響が出ると言いますよね。実は、システインは肝機能の働きを良くしてくれます。実際、二日酔いの薬としても使用されるぐらいですからね。
また、肝臓がしっかりと機能することで、メラニンの生成を抑制することもできますので、シミの生成を抑えます。とくに、顔にはシミができにくくなります。
一般的に美白を行うとなると、スキンケア化粧品でお肌を改善するというイメージですがやはり内部もしっかりと改善していく必要があります。そういう意味で、システインは肌の外側からも、体の内側からも、美白を促進してくれる優れた栄養素です。
体のシステインを効果的に増やす方法とは?
食品から摂取を行う
システインは冒頭でも説明した通りアミノ酸です。つまり、体内で合成をおこなうことも可能です。システインを作るにはメチオニンという、体外からの摂取以外に不可能な必須アミノ酸の一種でもある貴重なアミノ酸です。
これを摂取することで体内のシステインの量を増加することができますので、美白や肝機能の向上にはオススメです。それらが含まれている食品を紹介させていただきます。
1 大豆製品(豆腐、納豆、他)
2 青魚(マグロ、カツオ)
3 乳製品(牛乳、チーズ)
4 獣肉(鶏肉、牛肉、羊肉、他)
といったものです。これらの食品を食卓に入れることで、美肌生活を行うことができます。中心的な部分は食品から摂取すればよいかと思いますが、全ての量をなかなか補うことができないかと思いますので、サプリメントも併用していくことをオススメします。
また、システインのサプリメントの多くは、ビタミンCが含有されているケースが多いです。そのため、吸収率が高くなっております。食品から摂取する場合も、レモン汁をかけるなど、できるだけビタミンCと一緒に摂取して吸収率を高めましょう。また、ビタミンC自体も、美白、抗酸化効果が期待できますので相乗効果になります。
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