おにぎりダイエットといえばつんく♂さんやEXILEのメンバーも実践したことで話題になりました。ところがおにぎりっていってしまえば、糖質の塊で太るイメージが非常に強いのですが実際のところどうなのでしょうか?
それに、お米に海苔を巻いただけなのでそんなに栄養価の高い食品とも思えません。もちろん、梅干しなど栄養価の高い食品を中に入れるのであればまだ良いかもしれませんが、それでもおにぎりだけですとやはり栄養バランスを維持することが難しいです。
ダイエットの本質といいますか、健康的に痩せるには、六大栄養素である糖質、脂質、タンパク質、食物繊維、ビタミン、ミネラルのバランスを整えることが重要にあります。それを考えるとおにぎりダイエットってどうなのか?と思ってしまうのが本音なのですがどうなのでしょうか?
しかし、言えることは意外にカロリーが低い食品であるということです。もちろん、中に入れる具にもよりますが、100gあたり180kcal前後です。主食でよく食べるパンは種類にもよりますが200kcal~300kcal前後です。そう考えればパンを食べるよりはカロリーを抑えることができます。
けれども、同じく糖質であれば、ゆでうどんは105kcalとカロリーが低いです。であればうどんが一番良いのでは?となりますが…実はそれだけではなくおにぎりをダイエットに活用すべきメリットがいくつかあります。
おにぎりがダイエットに向いている理由
噛んで食べることができる
パンの場合、小麦粉を固めて焼いたようなものですからあまり噛まなくても食べることができてしまいますよね。さらには、消化が早いのですぐにお腹が減っていまいさらに食べてしまうこともあります。しかし、お米の場合はしっかりと噛むことができるためカロリーが少ないうえに腹持ちを良くさせることができます。
インシュリンの分泌を緩やかに
さすがに玄米と比較すればインシュリンの分泌は遥かに早いです。しかし、パンと比較すればGI値も多少低いためその分インスリンは上昇しにくいと考えられます。たとえば、白米のGI値は82ですが、フランスパンは93、食パンは91になります。とはいってもやはり一番良いのは玄米です。
便秘の解消と代謝アップ
食物繊維の量でいえば玄米の方が断然上ですがそれでも実は白米にも少ないですが微量に含まれています。ただ微量の食物繊維では便秘の解消にはそこまで関係していないと考えることができます。どちらかといえば、デンプンに秘密があります。
αデンプンが時間が経過するとβデンプンに変化するのですがこれは食物繊維と似たような働きをします。当然パンにも含まれているのですがβデンプンになるのが遅いのです。おにぎりがダイエットに良いというのも炊いてから時間が経過しているためβデンプンに変化しています。
ということは、これが腸内菌の餌となり便のかさが増し便秘の解消へとつながります。便秘が解消できれば代謝も上がりますので痩せやすい体質を作ることができます。
おにぎりダイエットの効果的な実践方法!
では、実際におにぎりダイエットとはどのように実践していけばよいのでしょうか?噛むことで満腹中枢を刺激する、便秘の解消、デンプンなどダイエット効果の高い条件があるといいましても、これを食べ過ぎて本当に痩せることができるのかといえばかなり疑問です。そこでおにぎりダイエットのルールをまとめてみました。
おにぎりを食べる目安
朝食に1つ、昼食に2つ、夕食に1つ(野菜でもよし)
3食はできるだけ決まった時間に食べる
食べてはいけないもの
肉類、魚類、おにぎり以外の糖質
野菜を中心とした食事に
当然ですがおにぎりだけですと栄養が偏ります。そこで野菜で栄養バランスを補う必要があります。しかし、この野菜を食べるときもカロリーを控えるためドレッシングは使わないことがルールで味付けばポン酢、ノンオイルドレッシングなどが推奨されています。
味噌汁は食べても良い
基本的に味噌汁は食べても問題ありません。しかし、豚汁などにしてしまいますと肉を食べることになりますので具は全て野菜にしましょう。
水分補給
清涼飲料水など砂糖が含まれたもの、カフェインが含まれたもの、そしてお酒は避けるようにしましょう。できるだけおにぎりダイエットを実践している期間は水だけにしましょう。
おにぎりダイエットの注意点
そもそもおにぎりダイエットとは、形のある糖質を摂取して、砕かれた糖質であるパン、麺類、お餅などは摂取を避けて過ごすことで体質改善を目指すことが目的です。ですからすでに痩せている人にはあまり効果が得られないかもしれません。
また、体質改善が行われる時間としては3週間ほどです。おにぎりと野菜がメインになるため栄養も偏ってきます。ですからビタミン類などのサプリメントを活用すると良いでしょう。そして、おにぎりダイエットの場合エネルギーはあまり摂取しないため運動を行い過ぎてしまうと体調を崩す危険性があります。
実践期間も3週間を超えないようにして、3週間経過したらすぐに食事や生活を戻すのではなく様子見をしながら徐々に戻していきましょう。断食系のダイエットに近いところがありますのでこれを急に戻してしまいますとリバウンドする可能性もあります。
おにぎりダイエットに対する考え
おにぎりダイエットの方法は以上説明した通りになります。個人的にはあまりおススメはしません。なぜかといいますと、野菜を食べることによって食物繊維などは摂取できていますが、お肉、お魚を断っているためタンパク質があまり摂取できない印象です。
それこそ、失敗すると筋肉がどんどん落ちていくのである程度のタンパク質は必要なのではないでしょうか?と思います。おにぎりダイエットのルールには書かれていませんが、そこにプロテインなどを足すのであれば良いかもしれまもしれません。
動物性の、ホエイ、カゼイン、を摂らなくてもソイプロテインであれば植物性なのでよいかと思います。特定の食品に偏るのではなくある程度栄養バランスを整えてダイエットに取り組んだ方が綺麗に痩せるのではないでしょうか?これが個人的な意見です。
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