EPAといえば必須脂肪酸の一つ
EPAといえば、エイコサペンタエン酸の略語で、体内で合成することが不可能な、いわゆる必須脂肪酸の一つです。一般的なイメージですとダイエットよりも健康効果が高く、
血中の中性脂肪を減らしてくれたり、悪玉コレステロールの低下に効果的というイメージではありませんか?確かに、血液をきれいにするというイメージが強いです。
また、その他にも、ニキビ、肌荒れ対策など美肌効果、癌予防に効果的といわれています。この成分が注目されたきっかけというのは、カナダ北部に居住しているイヌイットと呼ばれる先住民が脂質の摂取量が多いのにもかかわらず、ほとんど血栓や心臓病といった病気にかからなかったのです。
それは一体なぜか?と色々と調査を行ったところ、アザラシや魚などEPAが沢山含まれている動物を食べていたからだということが判明したわけです。そこで、現在ではサプリメントとしても流通しているこのEPA。
毎日青魚を食べていればほぼ不足することが無いぐらい摂取には困らない必須脂肪酸ですが、実はダイエットにも効果的であることがわかったのです。
EPAがなぜダイエットに効果的?
主に、血栓など血液の状態を良くしてくれるという印象のEPA。これがどうしてダイエットにも効果的なのでしょう?まず、血中の中性脂肪値を低下させるという意味ではダイエットにも有効と考えられます。
さらに、脂肪燃焼効果が高いのです。まず、脂肪を燃焼する最終工程では、リパーゼがブドウ糖を細胞に供給し、ミトコンドリアが働き、糖質や脂質をエネルギー変換するわけですが、
このときに、褐色脂肪細胞というものが必要になるのです。これが活性化するとこの工程が上手い具合に循環し、脂肪の燃焼もスムーズになるという仕組みです。
そこで、EPAを摂取することで、褐色脂肪細胞を活性化しますので、結果的に脂肪の燃焼効率が高まります。普段の食卓の中で肉食中心よりも、魚介類中心の人たちの方が、肥満や糖尿病が少ないといえるのは、しっかりとEPAを摂取できているからなのです。
この仕組みから考えれば、やはり、EPAは脂肪燃焼に効果的といえます。しかし、実はこれだけではないのです。GLP-1というホルモンがございますが、これはダイエットの強い味方で、EPAにはこれを分泌する効果があるのです。
これが、分泌されることで、血糖値を安定してキープできるため、空腹にもなりにくく、消化もゆっくりになりますので、過食を行わなくても満足することができますので、過食気味の方には有効といえます。
実際、太りやすい方の原因の一つに過食もございます。過剰に糖質を摂取するとそれがエネルギーとして消費できなければ、体脂肪として蓄積されてしまいます。ダイエットには必要以上の糖質を摂らないことも重要になってきます。
EPAの摂取法と摂取量とは?
EPAの摂取法はそんなに難しくはございません。基本的に毎日さなかを食べていれば摂取は問題ありません。1週間のうちに8回魚を食べれば良いとされています。
ただ、二日間で8回魚を食べて、あとは、魚を食べないとなると吸収の面を考えて悪いので、1日1~2回程度さなかを食べる感覚でいましょう。ちなみに、具体的な数値を述べますと1日/1,000㎎となります。
まいわし100g/1381㎎となります。基本的に青魚はEPAが多いので積極に摂取しましょう。一応オススメな魚は、マグロ/1972㎎、まいわし/1381㎎、サバ/1214㎎、ぶり/898㎎、さんま/844㎎となります。※100gあたりの計算
また、焼き魚など加熱処理してしまうと、せっかくの魚の油が流れ出てしまいますので、オススメなのは刺身、煮込みです。もし焼くのであればフライパンで炒めるか焼くかを行い魚の脂を流さずに摂取できるようにしましょう。
どうしてもこのように毎日魚を食べることができないのであれば、サプリメントから摂取するという方法もございます。1日の摂取量で1000mg以上摂れるものをオススメします。例えば、1日3粒なら、1粒当たり350mg程度が良いということになります。
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