厳しい寒さの冬が終わり、花粉症の辛さを抜けやっと心地良い春!そう安心したいところですが、紫外線が最も強い5月以降、秋まで紫外線との闘いが始まり、外出する際には日焼け止めや紫外線対策グッズが欠かせなくなります。
忙しい朝などは、その一手間がとても面倒に感じてしまいますよね。
しかし紫外線の肌への悪影響はとても強いもの。シミやシワといった老化現象の最大要因になるだけでなく、皮膚がんの原因にもなります。「昔は日焼け止めなんてしなかったのに」といった声がいまだ年配の方から聞かれることがありますが、紫外線の測定が始まった1990年から2010年まで、紫外線量は約9%も増加しているんです。1980年からは、実質18%以上増加しているとの調査もあります。
紫外線による大きな影響が出るのは2~30年後でもあるので、外出の機会や夏のレジャーの予定が多い若い世代は、特に注意が必要です。
紫外線を浴びるとニキビは悪化する?!
日焼け止めを塗る重要性は理解していても、若い世代ではニキビに悩むことも多く、日焼け止めがニキビを悪化させるのでは?と不安に感じるのではないでしょうか。
社会の変化に伴い大人でもストレスや生活習慣の乱れから、ニキビに悩まされる人も少なくないですよね。
結論から言うと、紫外線を浴びることでニキビはより悪化してしまいます。ニキビの原因は、皮脂や古い角質が毛穴をふさいでしまい、詰まった毛穴の中のアクネ菌が繁殖し炎症を起こしてしまうこと。毛穴が詰まる原因はいくつかありますが、紫外線を浴びると角質が肌を護ろうと自らを硬く・厚くしていきます。この防護作用によっても毛穴の詰まりを生んでしまうのです。
さらに紫外線は肌に大量の活性酸素を発生させます。これにより毛穴に詰まった皮脂が酸化し、ニキビの炎症を悪化させるというWの悪影響が紫外線によってもたらされます。
日焼け止めのニキビへの影響は?
このように、ニキビがあるからこそより紫外線対策が必須なのですが、日焼け止めの刺激によるニキビの悪化も、使用する日焼け止めによっては無いとは言い切れません。特に紫外線吸収剤入りの日焼け止めは肌への刺激が強いので、ニキビ肌への使用は控えましょう。市販の日焼け止めの多くにこの成分が含まれているので、紫外線を反射させる紫外線散乱剤のみで作られたノンケミカルのものがオススメです。
成分で言うと散乱剤に含まれるのは酸化チタン、酸化亜鉛が代表的なものです。
ノンシリコンであることも大切です。シリコン入りは汗や水で流れにくい特性がありますが、その分洗い流すことが大変になってしまいます。肌に残ってしまった日焼け止めによって、ニキビが悪化してしまう可能性も!SPFやPAの数値が高いものも肌への刺激が強く、オススメできません。日焼け止めは塗りなおすことで効果があがるので、シリコン入りやSPFなどの数値が高いものに頼らずとも、数時間おきに塗りなおせば充分に効果は得られます。
ニキビを悪化させないことも考えるなら、市販の強い日焼け止めは避けた方が無難と言えるでしょう。
ニキビ肌を悪化させないオススメ日焼け止め商品 では以下に、ニキビ肌へのオススメの日焼け止めを紹介していきます。敏感肌向けの化粧品を扱っているメーカーのものは、上記の条件にあてはまるものが多く販売されています。
ノブのUVシールドEX
SPF50なのに石鹸で落とせてしまう日焼け止めクリーム。もちろん紫外線吸収剤不使用で、ニキビ肌にも使えると銘打たれた商品です。
同じノブのミルクタイプは、SPFは32になりますがお湯でも落とせるので、より肌への負担も少なくなっています。
〔amazon〕NOV ノブ UVシールドEX SPF50+ PA++++ 30g
もう少し価格を抑えたい人にオススメなのがORBISです。
サンスクリーン(R)オンフェイス ビューティ(クリームタイプ)
SPF34・PA+++を実現しながら紫外線吸収剤・オイルフリーで、80%以上の美容液成分が配合されています。単品としても下地や薄化粧にも使用可能で、洗顔料だけで落とすことが可能です。ノンコメドジェニックテスト済。
個人的にこちらをずっと使用していますが、塗り心地も良く、ニキビの上に塗っても悪化することはありません。1300円台とお手頃で、1年中下地としても使えますよ。
〔amazon〕オルビス(ORBIS) サンスクリーン(R)オンフェイス ビューティ 35g SPF34 ・PA+++ (UV下地) 9797
中でもユースキンS UVミルク は敏感肌の大人にも好評です。こちらは1000円以下で購入できるので、気軽に試してみることができますね。
低刺激の日焼け止めと日傘や防止で、紫外線から肌をブロックしていきましょう!