ビオチンは肌や髪に大変よいとされています。具体的にどのような効果・効能があるのか、紹介します。
ビオチンの効果・効能
ビオチンの働き
ビオチンは、ブドウ糖のリサイクル、脂肪酸の合成、アミノ酸の代謝に関わるカルボキシラーゼと呼ばれる酵素の機能を補助する補酵素として働きます。
ブドウ糖の再合成補助
ブドウ糖のエネルギー生産の過程で燃えカスとして発生する乳酸は、肝臓に運ばれ、まずピルビン酸へと変えられ、さらにオキザロ酢酸へと変化して、再びブドウ糖へと再合成されます。これを糖新生(糖のリサイクル)といいます。ビオチンはピルビン酸からオキザロ酢酸へと変換される際に働く酵素の補酵素としてその機能を補います。ビオチンが不足すると乳酸からの糖新生がスムーズに進まなくなり、筋肉痛や疲労感などといった症状がでてきます。
核酸の合成を促す
DNAの成分である核酸の生成に関わる酵素の補酵素としても働き、細胞の合成を促進させます。
ビオチンと白髪
ビオチンは治療目的で利用されていますし、健康のためにも必要としている栄養素になります。ビオチンを摂取することによって白髪が少なくなってくれる場合もあります。
ビオチンが不足することで代謝が悪くなってしまいそれが白髪になってしまう可能性をかなり高めています。ビオチンを摂取して代謝を良くしてあげることで、色素細胞が活発になり結果として白髪が黒髪になってくれます。ただ一度白髪になってしまうと黒髪になるのはなかなか難しいです。しかし、改善する可能性があるのも事実としていますので、ぜひ白髪で悩んでしまっているのならビオチン摂取してみてはいかがでしょうか。
摂取上の注意
生卵の白身に含まれるアビジン(たんぱく質)がビオチンと結合し、腸でのビオチンの吸収を妨げる為、 生卵を毎日大量(10個程度)に食べる方は、ビオチン欠乏の注意が必要です。
調整粉乳を飲んでいる乳児はビオチンが欠乏しやすく、アトピー性皮膚炎の発症リスクが高いようです。 米国の調整粉乳はビオチンが添加されていますが、現在日本ではビオチンは添加物として認められていないのが、原因のようです。
ビタミンB群は相互的に働くので、Bコンプレックス(B1、B2、B6、B12、ナイアシン、パントテン酸、ビオチン、葉酸)で摂るようにすると効果があがります。
ビオチンの副作用
病気のために何かを飲む行為で一番気になってしまうのが副作用になります。ではビオチンを摂取するとどのような副作用が出てしまうのでしょうか。ビオチンの副作用は殆どありません。なぜないかというと、まずこのビオチンですが治療薬など医療薬品ではなくあくまでもビタミンの一種だからになります。ビタミンを摂取しているのと一緒なので、副作用の心配はほとんどなくとても安心して飲めるようになっています。
まずは、実績のあるサプリを継続的に飲んでみることをおススメします。
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