同じ「脱毛」と言えど、医療機関の医療脱毛とエステサロンで行われている光脱毛(IPL脱毛・プラズマ脱毛など)の違いは、様々な点で異なるものです。
今回は医療脱毛とサロン脱毛の違いについてご紹介します。
医療脱毛とサロン脱毛の相違点
医療脱毛 | サロン脱毛 | |
施術回数 | 約5回 | 18回以上 |
脱毛期間 | 照射パワーが強いので短時間で脱毛できる | 照射パワーが弱いので長時間通う必要がある。さらに、お金もかかる |
脱毛資格 | 有資格者の施術で安心かつ高い効果 | 資格が無くても施術出来るためリスクを伴う。さらに、照射漏れの可能性も |
医師の診断 | 医師の診察があるので肌の状態をしっかり診断してもらえる | カウンセラーのみ |
肌のトラブル | 薬を処方して迅速に対応するので万が一のときも安全 | 店舗では対応出来ない可能性がある |
脱毛効果と痛み
脱毛サロンと医療脱毛クリニックの大きな違いは脱毛機器の出力です。
脱毛機器の出力はジュールという単位で測りますが、脱毛サロンで使用している光脱毛器は最高でも20ジュール以下、クリニックで使用している医療レーザー脱毛器は最大60ジュールまで出すことができます。脱毛サロンの光脱毛より、クリニックの医療レーザー脱毛の方がパワーが強いので、脱毛効果という点では、クリニックの方が脱毛効果が高いです。クリニックでの医療レーザー脱毛する場合、5~6回で脱毛完了する人が多いですが、サロンの光脱毛の場合、脱毛完了までに10回~18回は脱毛する必要があります。
ただし、医療レーザー脱毛は効果が高い分、サロン脱毛よりもはるかに痛みは強いですし、お肌への負担も大きいです。
また、脱毛サロンは全く効果が無いのか、といわれるとそんなことはありません。脱毛サロンの光脱毛は、繰り返し照射することによって毛根にダメージを与えていく脱毛方法です。脱毛回数を重ねることで、徐々に毛が細く目立たなくなり、ムダ毛が薄くなっていくことを実感できます。
費用や通いやすさ
脱毛サロンは価格競争が激しく、わずか数百円で脱毛できるキャンペーンもあるほどですが、クリニックはまだまだ料金が高く、足や腕などの大きな部位の脱毛は数十万円することもあります。
そして、クリニックによってかなり料金にバラつきがあります。ネットで見かけるようなリーズナブルで有名な医療脱毛クリニックは、都市部に集中しているので、地方在住の人は通うのがとても大変です。
クリニックとサロンのメリット・デメリット
脱毛エステサロン
- 【メリット】料金が安い キャンペーンを利用すれば、ワキ脱毛の回数無制限コースや全身脱毛のお試しが数百円でできます。
- 【メリット】通いやすい リーズナブルな有名サロンも全国に店舗があって地方在住でも通いやすいです。転勤などで地方に引越しても、一番近い店舗で引き続き通えるサロンがほとんどです。
- 【デメリット】脱毛完了までに時間がかかる 脱毛効果が表れるまでに時間がかかります。また、産毛のような細い毛の脱毛はサロンでは難しいです。
医療脱毛クリニック
- 【メリット】早く脱毛完了できる 医療レーザー脱毛なら脱毛サロンの1/2~1/3の回数で脱毛完了します。
- 【メリット】 安心感がある 有資格者の治療なので安心
- 【デメリット】痛みが強い 脱毛効果が強い分、痛みも強く肌への負担も大きいです。
- 【デメリット】料金が高め 脱毛サロンに比べると、医療脱毛の方が料金は高いです。最近ではリーズナブルな脱毛クリニックも増えてきましたが、医院の数がサロンに比べて圧倒的に少なく、都市部にしかありません。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
脱毛には、リスクが伴います。火傷や毛膿炎、炎症性浮腫、増毛化・硬毛化など、脱毛行為にはさまざまなリスクを伴います。いずれのリスクもきちんと処置をすることで後遺症もなく、しっかり脱毛の効果を出すことが出来るのですが、迅速に適切な処置を行う必要があります。
脱毛は安心かつ安全に計画を立てて行いましょう。