気を許している学生のときの友人との飲み会は好きでも、職場の飲み会はいろいろと気を使わなくてはいけないし、ちょっと苦手という人は多いのではないでしょうか。新入社員の歓迎会が終わると今度は自分が幹事になるなんてことも…。
また急に『今日飲みに行く?』なんて誘われたときは、苦手でも会社の飲み会に付き合うべきなのでしょうか?今回は職場の飲み会のマナーや急に誘われたときの対処法などをご紹介します。
会社の飲み会はどのくらいある?
会社の飲み会はどのくらいあるものなのでしょうか。
結論からいうと、半年に1回という人が一番多いそうです。
会社や部署全体で大きい飲み会をするのは、新入社員の歓迎会と忘年会という会社が多いみたいですね。
もう少し飲み会が多い会社では、年に5回程度というところもあるようです。
忘年会の他に、新年会をやったり、期末に慰労会をやったり、大きい会社だと異動も多いので、そのたびに歓送迎会があることもあります。
社内に仲がいい人がいるという人は、週に1回という人もいるようですよ。
とある調査で、職場の飲み会の頻度の理想をアンケートしたところ、「会社の飲み会はまったくないほうがいい」という意見が3割以上で一番多かったそうです。
飲み会に行きたくない理由は、若い人はプライベートな時間が減り、仕事の延長のように気を使うことが楽しく飲めないから嫌という理由が多く、また年齢は関係なくお金がかかるから嫌だという人も多いそうです。
いくらコミュニケーションは大切とはいっても、上司のご機嫌取りをするだけの飲み会は、まったく自分にメリットがないと感じることもありますよね。
また、会社が少しでも飲み会費用を出してくれるというときはいいですが、年齢も関係なく割り勘という会社も多く、不満に思っている人がいるようです。
飲み会は割り勘という会社は、新入社員だけではなく、結婚していて家庭があるお小遣い制の男性も飲み会を嫌っている傾向があります。
しかし、飲み会では普段とは違う上司の意外な一面を見ることができたり、自分のプライベートな話をしたりすることもできるので、会話のネタが増えて仕事もしやすくなるというメリットもあります。
会社での飲み会のマナーとは?
友達との飲み会とは違う会社での飲み会はどんなことに気をつければいいのでしょうか。
基本的な会社の飲み会のマナーを見ていきましょう。
社会人の基本!時間は厳守
飲み会は仕事時間ではないですが、遅刻するのはもちろんNGです。
会社の帰りに飲み会があり、どうしてもやらなくてはいけない仕事が来てしまったという場合は仕方がないですが、基本的には開始時間よりも少し早めに到着し上司を待たせることがないように注意しましょう。
みんなで一緒に会場へ向かう場合は、先頭を歩いてはいけません。上司の前を堂々と歩かないようにしましょう。
飲み会のお店についたらやることは?
まずはスーツの職場であれば背広、また寒い季節はコートを着ていると思うので、積極的に預かってハンガーへかけるようにしましょう。
座席は指定されなければ、下座へ座るようにします。
このとき、女性はなぜか一番偉い上司の周りに座るようにいわれることもありますが…。
なぜかいつも決まった席順にされてしまう…と悩んでいる人も多いようです。
そんなときは、一番偉い上司をのぞき、くじなんかを作ってみるのもいいですね。
飲み会がスタートしたら…
乾杯のときには気にしない人もいますが、目上の人よりもグラスを下げるのがマナーです。
大人数のときはビールがピッチャーや瓶で出てくることも多いので、率先してお酌するようにしましょう。
一番偉い人からお酌するのがルールですよ。
またお酒がなくなる前に次のお酒は何を飲むか気を配りましょう。
お料理が出てきたら、こちらもお酒同様なるべく率先して取り分けましょう。
食べるタイミングは上司が食事に手をつけてから!
たくさん食べてと勧められることもありますが、お腹がすいたからといって上司よりもさきにバクバクと食べるのはいけません。
そして食べるのに集中して、会話を忘れてはいけません。
なるべくいろいろな人とコミュニケーションを取るように心がけましょう。
そして一番注意したいのが、言葉遣い!
お酒は入って気が緩むかもしれませんが、会社の飲み会ということを忘れないようにしましょう。
急に上司に飲み会に誘われたときはどうしたらいい?
前々から決まっている会社の飲み会は行くけど、急に誘われるのは嫌!という人もいますよね。
同僚や後輩ならまだしも、上司に誘われるのはちょっと嫌だなと思うこともあります。
また元々飲み会が嫌いな人は、急に言われてもついつい嫌な顔をしてしまうなんてこともあるのではないでしょうか。
急に上司に誘われたときには、どうしても用事があるときは仕方がありません。
申し訳ないという気持ちを込めてお断りすれば、上司も急に誘ったことはわかっているので、嫌な顔さえしなければわかってくれるはずです。
(中には引きずる上司もいますが…。)
しかし、とくに用事もなく行けるときには、急な飲み会でも嫌がらずに来てくれたと好感度があがる可能性もあるので、たまには参加してみることもおすすめします。
ときには飲みニケーションも大切!
飲み会は自分のために行くものです。
人間関係をスムーズにし、仕事の効率化につなげましょう!
飲み会が嫌いという人もいますが、小さい子供がいる、介護をしているなど、特別な理由もなしに毎回断っているのは、やはり感じが悪いです。
仕事の一環として参加してみるのも悪くないかもしれませんね。
かといって、飲み会に参加してお酌することよりも大切なことは「仕事」ができることです。
仕事はせずに飲み会ばかり参加するのはNGですよ!