秘書は上司のサポート役ですが、たまにすごく話しかけにくい秘書っていませんか?部長以上の役員からは気に入られているけど一般社員には冷たい人っていますよね。秘書に限らず、偉い人だけにいい顔する人って何かとトラブルメーカーですよね。今回は高飛車な秘書や偉い人だけに丁寧に対応する人とうまく付き合うコツを紹介します。
なぜ勘違い高飛車秘書は現れる?
なぜ高飛車な秘書がいるのでしょう。
その理由は、秘書の仕事をしていると、社長や役員など偉い人のそばで仕事をするので会社の経営層の話やマル秘事項を知る機会が増え、上司と同じ立場にいると錯覚するのです。
また、各部署を取りまとめている部長などの管理職も、自分がサポートしている上司に用事があるときに、秘書である自分を通して連絡してきたり、頼まれごとをしたりしますよね?
しかも上司に接するように丁寧な態度の取引先の人など、秘書はまるで自分がボスと同じように扱われているので、「自分も特別な存在なんだ!」勘違いするシーンが多いのです。
仕事を与えられたときに勘違いする人もいます。
今日から社長秘書にと言われたときに、「社長をまかされるなんて…私は特別だ!」と勘違いし、周りに対して偉そうにする人もいます。
確かに今までの仕事ぶりが認められて、上級役員の秘書になれたのかもしれないので、自信をもって仕事に取り組むのはいいことですが、自分が偉いと振る舞うのはNGな行為ですよね。
役職の高い人のそばで働く=自分も一流とは限りません。
しかも勘違いする人に限って、やっている仕事内容はたいしたものではなかったりしますよね。
そして厄介なのが、このような態度の人はなかなか自分では気づかないのです。
周りがどんな白い目で見ていても、自分は一流だと勘違いを続けます。
まず、秘書やサポート業務に携わる人は、上司と同じような態度をすることは絶対にいけない行為です。
私はそんなことない!という人も一度よく考えてみましょう。
偉い人だけにいい顔をしたり、自分がやりたくない仕事にあからさまに嫌な態度を取ったり、イライラすると動作が雑になり大きい音をたてたり、人の悪口を言いまくったりしていませんか?
このような態度からも偉そう…と周りに思われている可能性がありますので気をつけましょう。
勘違いしている偉そうな人と付き合う方法
本当は高飛車な人とは付き合いたくないというのが本音ですが、会社となるとそうもいきません。
では勘違いしている偉そうな人とはどのように付き合えばいいのでしょうか?
実は偉そうな人って意外と弱かったりするんです。
偉そうなのは自信がないからで、自分よりも下の人間を作ることで安心感を得ようとしている可能性があります。
また逆の場合も!すべて自分が正しいと思っている自信満々の勘違いタイプもいます。
というわけで勘違いしている人とはまず「深く関わらない」こと。
正直これに尽きます。
『いや、関わりたくないのに関わり持たなきゃいけないから困っているんだけど…。』という人もいますよね。
「深く関わらない」というモチベーションは、ストレスをなるべく減らし、自分の精神状態を保つにも大切なことなんです。
「深く関わらない」という前提でこれからご紹介する方法を試してみてください。
・敵に回さないように話はうまく流す
まず、下々のものには、話しかけてこないかもしれませんが、もし何か言われたときには、よく聞いてとりあえず受け流しましょう。
下手に自分の意見をいって、もしも相手が考えていることと違ったり、気に障るような答えだったりした場合は面倒です。
間違っても反抗してはいけません!トラブルの原因になります。
・信頼してもらえるように努力する
信用できないから高圧的な態度の場合もあります。
そのような人には最低限の信頼関係を築くと仕事上はうまく付き合える可能性もあります。
必要最低限の信頼関係がポイント!深く関わってはいけません。
深く関わるとボロがでる可能性があり危険です。
・相手より有利な立場にたつ
相手よりも成果をあげ「すごい!」と思ってもらえると、高飛車なタイプは自分が下手に出てくる傾向があります。
筆者の周りの高飛車さんも、入社当時は偉そうな態度を取っていましたが、筆者が取引先の重役と知り合いだったり、秘書検定準1級やさまざまな資格取得者だったことを知り、急に親しく接してきました。
偉そうな態度攻撃を受けることはなくなりましたが、このようなタイプも深く関わるのは危険です。
『自分も何かいい思いができるかも。』と人の努力や功績にのっかろうとしている可能性があります。
・上司の名前を出す
なんでもかんでも上司の名前を出すことはよくないですが、偉い人から頼まれたことならやるようなタイプの人には、上司の存在をチラつかせるという方法もあります。
例えば何か頼みごとをするときは、上司に関わることなら『〇〇部長の仕事で…。』と名前をわざわざ出すのも効果的です。
秘書は誰からでも好かれる人を目指そう!
秘書は「謙虚」でなくてはいけません。
秘書に向いている人の中でも一番重視されることです。
とくに偉い人や自分が好きな人だけにいい顔している人は要注意!
今、一般社員や主任、係長の中から、将来会社を担うような立派な人が生まれるかもしれません。
そんなに長く働かないし…と思っている人もいるかもしれませんが、人生長いので何が起こるかわかりません。
偉そうな態度はいずれ痛い目にあいますよ。
秘書はみんなから好かれるような人柄を目指しましょう!
決して誰にでもいい顔をして八方美人になれという意味ではありませんが、「いい人だよね。」とたくさんの人に言われるような秘書を目指して頑張りましょう!
今秘書をやっているあなたも、一度自分の態度を見直してみてはどうでしょうか?