秘書の仕事もいいけど、もっとキャリアアップしたいな…と思ったり、秘書はあまり自分には向かない気がするけど、違う職種に転職するなら今やっている仕事の何をアピールしたらいいのだろう…と思う人もいるのではないでしょうか。今回は秘書からキャリアチェンジする場合、活かせる職種や業種を考えていきましょう。
まずは秘書の仕事内容を考える
まず普段自分が行っている秘書の仕事を考えましょう。
秘書の仕事の他に兼務していることがあれば、それも書き出してみましょう。
秘書の主な仕事内容と言えば、このような感じでしょうか?
・スケジュール管理
・電話対応・メール、郵便物のチェック
・来客対応
・書類整理
・交際業務
・経費精算
箇条書きで書いた後に、くわしく内容を書き出してみましょう。
例えば、一言で言えば経費の精算でも、ただ領収書をまとめて提出するだけなのか、伝票入力などの会計ソフトで仕訳を行い、現金を渡したり、銀行に振り込みの手続きをしたりするのかなどでも、自分のできることの範囲が違いますよね。
会計ソフトが使えるのであれば、経理関係の仕事もできるかもしれませんよね。
このように自分の仕事を「見える化」することが、キャリアチェンジへの第一歩です。
正社員・契約社員などであれば、目標設定などがあり、自分の仕事を考える機会もあるので、書き出しやすいかもしれません。
しかし目標設定などを決めない契約社員、派遣社員、パートとなると、いざ転職しよう!キャリアチェンジしたい!と決めても自分の強みも弱みもわからないのです。
人間は自分のことは一番わからないんです。
人のことはよくわかっているのに、自分のことはわかっていないのが人間なんですよね。
人の指摘をしているけど、それあなたにそのまま返しますけど…みたいな人いませんか?
自分の顔を見るのは、鏡が必要ですよね。
そのため、自分の心も鏡に映し出さないとわからないんですよ…。
まずは自分の仕事の洗い出しをしましょう。
それができたら、活かせる職種や業種が見えてくると思います。
秘書の経験が活かせる職種は?
秘書の経験が活かせる職種はどのようなものがあるのでしょうか?
具体的に見ていきましょう!
・事務全般
秘書は、事務職の一種であるため、すでに総務事務や経理事務の仕事をしている人もいるでしょう。
経営層の近くで仕事をしているといろいろな書類を見ることも多いので、もっと数字にくわしくなりたい!と思う人は経理や財務などにキャリアチェンジするのもありです!
人を見る目があれば人事部もいいかもしれません。
・通訳
秘書として英語の知識があるのであれば、語学を活かした職種に転職するのもいいでしょう。
語学力を求めているところは多いですし、これから海外進出する企業も増えてくるので、英語は強い武器になります。
・介護職
秘書は年配の人と接することが多く、またサポートするということを活かし、介護職に転職なんていうこともできます。
ただし体力に自信のある人限定かもしれませんね…。
・販売職
人と接することが得意、感情をコントロールできる、相手の気持ちを考えられるという秘書の特性を活かし、販売職を行うのもいいでしょう。
シフトを決めるのも、スケジュール管理が活かせたりするかも?
その他にも、いろいろな人と接するホテルや総合案内などの受付全般、全国出張をしている上司のスケジュール管理を行っていれば、旅行代理店の仕事なども知識が活かせますよね。
こちらで紹介していない職種も、自分のキャリアと結び付けることができるかもしれません。
秘書の経験が活かせる業種は?
秘書の経験が活かせる業種ですが、秘書をするのであればどのような業種でも働くことができます。
基本的に秘書は上司のサポートをするわけですから、業種はあまり関係ありません。
いままでと違う業種の場合は、特徴は知っておいた方がいいかもしれませんが、この業種の秘書はこうしなければいけない!という大幅な違いはないと思います。
ただ、どんな仕事でもその会社の決まりがあるので、柔軟性は必要になってきます。
また、民間企業の秘書をしていた人が、医療秘書や議員秘書をするには少し知識が必要となるので難しいかもしれません。
求人の内容にもよりますが、今は民間企業の秘書だけど、医療秘書がしたいという場合は、医療事務の検定を取得するなど、自己啓発が必要になってきます。
秘書からのキャリアチェンジは豊富!
秘書はたくさんの可能性があるんですね!
私なんかサポートや雑用ばかりだから、キャリアアップや転職なんて無理…なんて悲観することはありません。
上を目指すことはいいことです。「最近暇だな~。」、「仕事楽だな~。」と思い始めて、そのままにしておくと成長が止まってしまいますよ!
人間はいくつになっても学ぶべきだと思います。
一生懸命挑戦し、頑張る人は輝いています。年に関係なくいつまでも「青春」です!
私もキャリアアップできるよう、日々奮闘しています。
秘書を目指している方、今秘書の方も一緒に頑張りましょう!