大切な取引先に渡す手土産は心を込めたものを用意したいものです。会社訪問の際に毎回手土産を持参する必要はありませんが、少し遠方のお客様に会うときや、久しぶりの訪問とき、お世話になったときにはやはり心を込めた手土産を渡したいですよね。今回は会社訪問のときに持参する手土産についてご紹介します。
手土産を選ぶときのポイントは?
ビジネスシーンで手土産を選ぶときのポイントをご紹介します。
かさばらないものにする
手土産を渡すことが多い会食やゴルフのときには、会場から自宅まで持ち帰る際に、公共交通機関を利用することもあります。
そのため、あまりにも大きいものや重たいものは避けましょう。
小分けのものがベスト!
自宅に持ち帰るときには小分けでなくてもいいのですが、オフィスで配る可能性があるときなどは小分けのものを選びましょう。
上司から『みんなでわけて。』と渡された手土産を開けたら、切ってわけなければいけないものだった…となると、取引先の事務員さんなどの手を煩わせることになります。
また、わけるためのナイフなどがない会社もあります。
せっかくあげたものが迷惑になるのは考えたくないものです。
自宅に持ち帰る際も、相手の家族の人数が少なく賞味期限内に食べきれないということもあるかもしれません。
あまり日持ちしないものは、ご自宅でも小分けで分けられるものの方が喜ばれるかもしれませんね。
日持ちするものの方がいい
オフィスに訪問のときはたまたま出張や外出の社員が多く、その日に食べないこともあります。
できれば日持ちするものの方がいいかもしれませんね。
会食ではすでに食事をしていますから、自宅に戻ってから何かを食べるということは少ないと思います。
自宅で開けてみたら「本日中にお召し上がりください。」なんて書いてあっても困りますよね。
型崩れするものは避ける
持ち歩く際、気を使うような手土産はやめましょう。
開けてみたら型崩れしていて悲惨なことに…なんてことは避けたいものです。
ケーキや生菓子はよほどの理由がない限り、避けた方がいいでしょう。
冷凍・冷蔵品は避ける
ご自宅に送付し、すぐに冷蔵庫に入れられるときはいいですが、会社の場合は冷蔵庫がなかったり小さいことも多いため、冷凍・冷蔵品はやめましょう。
会食の際も、先に会食会場にお送りし冷蔵庫で預かってもらうことができるかどうか確認し、相手の自宅が近隣ですぐに帰れる場合はいいですが、いろいろと面倒なことが多いのでできれば避けましょう。
訪問先の近くで買わない
相手の会社や会食会場など、訪問先のかなり近くで購入した手土産は、『忘れていて急いで買ってきたのか?』と思われてしまう可能性があるのでできれば避けましょう。
とくに遠方のときには注意してください。
例えば東京から北海道の会社へ訪問したときに、北海道の有名なお菓子を渡した場合、『忘れていてすぐそこで買ったのかな?』と思われる可能性が高いですよね。
逆の場合も、『北海道は美味しいお菓子がたくさんあるはずなのに、すぐそこのデパートのお菓子?忘れていたのかな?』と思われてもおかしくはありません。
誤解を与えないためにも、出張で訪問するときには地元のお菓子を用意していく方がいいでしょう。
取引先の会社訪問におすすめの手土産
手土産の金額相場は3千円~5千円です。
あまりに高額なものは相手に気を使わせてしまいます。
会社に訪問するときは『小分けのもの』がいいでしょう。
オフィスでわけるときもそのほうが喜ばれます。
会社訪問時に持っていく手土産の人気ランキングを見ていきましょう!
1位 焼き菓子
焼き菓子は手土産の定番ですね!
たくさんの種類が入っていると好きなものを選べるのでオフィスでは喜ばれます。
ヨックモック
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クッキーの詰め合わせは選ぶときも楽しめてわけやすいのでオフィス向きです。
ユーハイム
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丸いバームクーヘンだと切りわけることになり大変ですが個包装だと配るときにも便利ですね。
2位 おせんべい
こちらも手土産の定番のおせんべい!
甘いものが苦手な方にもおすすめですよ。
もち吉
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種類がたくさんあるおせんべいはクッキー同様選ぶのも楽しいですね。
男性も女性もついついつまんでしまいます。
3位 和菓子
年配の方が多い職場には、あんこが使われた和菓子も人気です。
とらや
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有名なとらやの羊羹と最中のセットです。
羊羹も小分けのミニサイズなのでわけるときに困りません。
銀座文明堂
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あんこが好きな人には、どら焼きもおすすめです。
4位 ゼリー
少々重たいですが、職場で手土産を持ち歩くわけではないので、夏場はとくに喜ばれます。
銀座千疋屋 3,564円(税込)
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ゼリーは高級感があっていいですね。
女性が多いオフィスにもおすすめです。
取引先の訪問時に手土産を渡すタイミングは?
取引先に訪問したときには、案内された応接室や会議室で到着したらお渡ししましょう。
挨拶や名刺交換が終わり、仕事の話が始まる前が手土産を渡すのに一番いいタイミングです。
一番目上の人から、取引先の一番目上の人にお渡しします。
本来は袋から出して渡すのがマナーですが、袋のままお渡ししても失礼にはあたりません。
そのときは『紙袋のまま失礼します。』と一言そえるといいでしょう。
真心を込めて手土産を選ぼう!
気持ちがこもった贈り物は相手にも伝わります。
全国的によく見かける一般的な手土産をご紹介しましたが、遠方に訪問するときは、地域限定品や季節限定品の手土産も喜ばれます。
日頃から地元の話題の手土産をリサーチしておくといいですね!
自社商品で手土産にできるものがある会社は、商品アピールのチャンスでもありますよ!
よくお会いする取引先の場合は、相手の好みに合わせた手土産を用意できるといいですね。
オフィスへの手土産は、「小分けできるもの」が必須といっても過言ではありません。
切りわけたり手間がかかるものはできれば避けましょう。
マナーを守り品のいい真心を込めたすてきな手土産を用意しましょう。