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ひじきの栄養価・カロリーは?鉄分はないらしいけど効果効能はあるの?

ひじきというと、髪の毛に効くというのは都市伝説のように流れています。それ以外の効果効能というのは、イマイチはっきりしません。それについては今後研究が進むとまだ解らなかった部分が表面化する可能性があります。

今回は現時点でのひじきの栄養価やカロリー、効果効能など調べていきます。

栄養価・カロリーは?鉄分はないって本当?

ひじきのカロリー自体は非常に低く、100gあたり139カロリーといわれています。よって、ダイエットに非常に向いている食材ですね。栄養的に特出すべきはカルシウムの含有量。なんと牛乳の12倍、食物繊維もゴボウの7倍、マグネシウムはアーモンドの2倍と言われています。

また、過去にはひじき=鉄分と言う図式が成り立つ程。鉄分が際立っているかのように言われてきました。しかしそれは過去の話で、現在の調査では15年前の鉄分含有量と比べてなんと9分の1に減少という結果になってしまっています。

この原因として考えられるのは、調理内容が変化しそれは鉄鍋で調理していたものが今はステンレス鍋に変化した事が上げられます。これについてはにわかに信じがたいのですが、データ上数字が出てしまっているので認めざるおえません。

鉄分の含有量は減ってしまいましたが、それ以外は万能なバイプレイヤーである事が判明しましたね、ではどういったことに効果があるかを書いていきます。

ひじきの効果効能は?

① 歯や爪、髪、骨を丈夫にする

カルシウムというと頭の中で連想しがちな牛乳ですが、実は牛乳の12倍含有されています。そのため摂取すると髪の毛の艶を良くし、歯や爪や骨を丈夫にする働きがあります。

将来的な話になりますが、骨粗鬆症の予防にも役立ってきます。これについては今日、明日対策したからと行って効果が現れるわけでは無く、時間を掛け意識を向け摂取する事で対策を取る事が出来ます。

② 腸の調子も良くなる

食物繊維も含有されている事から、便秘の解消が期待できます。やはりお腹が重い状態というのは辛い物です。ひじきを食べる事により腸の活動を緩やかに良くしてくれて体の中の老廃物を外へ排出する働きを助けてくれます。

肌の調子も良くなる事が期待できますので、食べるに越した事はありません。

③ 貧血も予防できる

女性の場合は、生理や出産などを契機に貧血になってしまう方も存在します。ひじきを普段から食べる事により、鉄分を摂る事を意識して食べるようにしましょう。またお茶やコーヒー紅茶などを日常生活で多く飲む人はある程度飲む量を調整して下さい。

何故なら、カフェインには鉄分を阻害してしまう働きがあるためです。折角貧血予防のために摂取したひじきですが、カフェインの摂りすぎで効果が半減若しくは全く効果がないという可能性も出てきます。

④ 冷え性や肩こりの改善

肩こりはデスクワークなどでずっと同じ姿勢を繰り返す事で血行が悪くなり引き起こされます。また、オフィスや店舗などで冷房が強すぎるなどして冷え性となるケースがあります。ひじきを食べる事で血流などが良くなるため冷え性や肩こり解消に繋がります。

⑤ ダイエット効果もある

食物繊維の多さから便秘も解消される上、体の中の老廃物を出してくれる効果があります。そのためカロリーの低い和食の中に付け合わせとして食べるとダイエット効果が発揮されます。

まとめ

今回はひじきについて書いてきましたが、日本ではこれだけ良い効果をうたわれているひじきですが、あまり大量に食べない方が良いそんなデータが出ています。それはひじきの中に無期ヒ素が含まれていると2004年7月にイギリスの食品企画庁が出した物です。

そのためイギリスでは国民に対して食べないように促していますが、日本では大量に食べない事と継続的に食べないという事で回避できますし、乾燥ひじきの状態では無期ヒ素が含まれていますが、水で戻す事で無期ヒ素は抜けていきますので日本ではさほど問題視されていません。

またひじきを食べるのがどうしても苦手という場合はひじきをワンポイントで使ったレシピが存在します。例えばひじきとパスタを和える等でひじきを食べる事が出来ますし、シンプルにごはんの上にひじきを乗せて食べる等のやり方で食べる事が出来ます。

今後もひじきについては存在を見直される可能性があります。しかしながらあまりに地味な存在なのであまり重要視されていない食材の一つではあります。今後ダイエットなどを考えるときひじきを意識しては如何でしょうか?

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