ダイエットには良くないと理解しつつも、無性に食べたくなってしまう食べ物があります。スイーツはその代表格ですが、スナック菓子やカップラーメンといった塩気の強いものも発作のように我慢できない時があるものです。
特に寒くなってくると、簡単なランチにカップラーメンは便利な存在。体も温まりますし、お味噌汁やスープのごとくおにぎりやパンと一緒に食べると満たされますよね。
何故カップラーメンはダイエットに良くないとされているのでしょうか?まずはその理由を知ってから、実際のカロリーを見ていきましょう。
カップラーメンがダイエット向きでない3つの理由
①栄養バランスが悪い
後述するカロリーに関して言えばカップラーメン自体は400kcal以下の商品も多くあり、1日の摂取カロリーを1200kcalに設定していても1食分に丁度良い値に感じます。
しかしカップラーメンに含まれる栄養は、炭水化物や脂質は1食に必要な摂取量の2倍、逆にたんぱく質は半分しか摂れないといったように、バランスが非常にいびつなのが特徴。
ダイエットには筋肉を作り代謝をアップさせるたんぱく質をはじめ、ビタミンやミネラルに食物繊維をバランス良く食べることが重要!カップラーメンだけで食事を済ませてしまうと、バランスが悪いだけでなく炭水化物や脂質といった”ダイエット中には控えたい”栄養素ばかりを吸収してしまい、エネルギーに変えることが出来ないんです。これではダイエットだけでなく、健康面でもNGとなってしまいます。
②塩分が多い
カップラーメンには、1日の摂取量の半分程度の食塩相当量が含まれる商品が少なくありません。塩自体にはカロリーはほぼありませんが、塩分を摂取し過ぎると様々な弊害を引き起こす要因に!
まずは”むくみ”。
塩分が高いモノを食べると喉が渇きますよね。人間の体は塩分濃度を調節するように出来ているので、塩分を過剰に摂取すると多くの水分を欲します。その水分が汗や尿となって排出されず、残った分はどうなるか?
そう、それがむくみとなって体に留まってしまうんです。体重が増えるだけでなく、顔や足が太って見えるむくみは避けたいですよね。
また水分も水やお茶を飲めばまだ良いものの、そこで清涼飲料水やビールといったアルコールを飲むのも要注意!塩分だけでなく糖分も摂り過ぎになってしまいます。
③腹持ちが悪い
麺類は全般的に喉越しが良く、するすると食べてしまいがち。カップラーメンも具がそれほど無いので、空腹に任せて食べてしまうとあっという間に完食!そのため物足りなくて他のモノを食べてしまったり、腹持ちが悪いのですぐにお腹が減ってしまい、結果食べ過ぎてしまうことに繋がります。
噛む要素もないので満腹感が得られる前に食べてしまい、かえって食欲に火を付けてしまい後悔した経験、誰にでもありますよね。
カップラーメンのカロリーは?
しかしカップラーメンは美味しい。毎日食べる訳ではなく「たまに食べる嗜好品」ならば許容範囲でしょう。ただ後悔のないよう、カロリーや内容をチェックする習慣はつけたいものです。
◆カップラーメンのカロリー一覧◆
①日清食品
- カップヌードル 77g 343kcal
- カップヌードルカレー 86g 425kcal
- カップヌードルシーフード 74g 328kcal
- カップヌードルSio 75g 334kcal
- カップヌードルチリトマト 75g 340kcal
- カップヌードルトムヤムクン 75g 346kcal
- カップヌードルカレーライト 81g 372kcal
- カップヌードルライト 53g 198kcal
- カップヌードルシーフードライト 57g 198kcal
- カップヌードルライトバーニャカウダ 53g 198kcal
- カップヌードルライトラタトゥイユ 51g 198kcal
- カップヌードルビッグ 99g 437kcal
- カップヌードルキング 120g 537kcal
- カップヌードルミニ 36g 163kcal
- チキンラーメンどんぶり 85g 370kcal
- チキンラーメンどんぶりミニ 38g 166kcal
- ラ王背脂コク醤油 123g 474kcal
- ラ王香熟コク味噌 125g 462kcal
- ラ王淡麗だし塩 105g 383kcal
- ラ王濃熟とろ豚骨 116g 419kcal
- ラ王芳醇コク担々麺 130g 650kcal
- 麺職人しょうゆ 90g 298kcal
- 麺職人みそ 97g 331kcal
- 麺職人しお 86g 333kcal
- 麺職人酸辣湯麺 92g 324kcal
- サイリウムヌードル しょうゆ 48g 156kcal
- サイリウムヌードル シーフード 49g 159kcal
- サイリウムヌードル チキンタンメン 50g 164kcal
②東洋水産
- ホットヌードルNEO 醤油 69g 302kcal
- ホットヌードルはま塩 70g 303kcal
- ホットヌードル担担麺 76g 335kcal
- 激めんワンタンメン 91g 382kcal
- 本気盛(マジモリ)香り鶏醤油 103g 435kcal
- 本気盛(マジモリ)濃厚煮干白湯 110g 449kcal
- 本気盛(マジモリ)辛ダレねぎ塩 104g 457kcal
- 本気盛(マジモリ)豚骨ちゃんぽん 104g 447kcal
- 麺づくり鶏ガラ醤油 97g 291kcal
- 麺づくり合わせ味噌 104g 341kcal
- 麺づくり濃厚豚骨 88g 350kcal
- 麺づくり鶏だし塩 86g 306kcal
- 麺づくり担担麺 110g 398kcal
- 麺づくり醤油とんこつ 89g 320kcal
- マルちゃん正麺カップ芳醇こく醤油 111g 376kcal
- マルちゃん正麺カップ香味まろ味噌 121g 407kcal
- マルちゃん正麺カップ濃厚とろ豚骨 97g 340kcal
③エースコック
- スーパーカップ1.5倍しょうゆ 108g 466kcal
- スーパーカップ1.5倍みそ 133g 495kcal
- スーパーカップ1.5倍とんこつ 116g 523kcal
- スーパーカップ1.5倍ブタキム 113g 493kcal
- 飲み干す一杯担担麺 76g 329kcal
- 飲み干す一杯背脂とんこつ 70g 334kcal
- 飲み干す一杯鶏とろ醤油 71g 333kcal
- 飲み干す一杯札幌海老味噌 73g 308kcal
- わかめラーメンごま・しょうゆ 93g 336kcal
- わかめラーメンごま・みそ 77g 313kcal
- スープはるさめワンタン 23g 82kcal
- スープはるさめ 担担味 33g 114kcal
- 鶏だしフォー 33g 98kcal
ダイエット中でも健康的なカップラーメンの食べ方とは?
カロリー一覧をご覧になってどうでしたか?ヘルシー志向を意識してメーカー側も、少しずつカロリーを減らしたりといったリニューアルを試みているようです。
とはいえダイエット中に食べるにはカロリーだけを気にするのではなく、まず”栄養バランス”!茹でた野菜やサラダ、サラダチキンや蒸したササミ、キムチや豆腐等。できあいの総菜で構わないので、こういったビタミンやたんぱく質を一緒に食べるようにしましょう。満足度もアップしますよ♪
油で揚げていないノンフライ麺も随分多くなりました。ノンフライ麺はカロリー面だけでなく、歯ごたえも比較的あるが特徴。よく噛んで満腹中枢を満たすと、食べ過ぎ防止対策になるかも?
「サイリウムヌードル」のようなトクホのカップ麺や、はるさめヌードルにフォーを選ぶのもダイエット中にはおすすめ。サイリウムヌードルはトクホ指定食品で、天然食物繊維であるサイリウムを麺に練り込んだもの。食塩相当量も3g程度と控えめですよ。
カップヌードルライトやはるさめヌードルもダイエット向きですが、量的に少ないのがやや不安点。
満腹にならず追加で何かを食べないよう、ミネラルとたんぱく質の副菜多目に食べるようにして栄養をしっかり摂って下さいね。
最後に、どんなラーメンでもスープは必ず残すこと。麺にも塩分は含まれますが、やはりスープに多量に含まれています。飲み干してしまうと喉の渇きが必至なので、はるさめやフォーであってもスープは残すよう気を付けましょう。