「太りたいのに太れない・・・」
常にダイエットを繰返し、なかなか結果の出ない人にとっては考えられない悩みですが、世の中には体質的に太れない人も存在します。
そんな女性が悩むポイントは、ガリガリであるために女性らしい体型になれないこと。痩せていても出るところは出ていれば気にならないけれど、そうでない場合はコンプレックスになってしまう人も多いんです。
努力して太ろうとしても中々太れない場合、女性の場合は甲状腺の病気も疑われます。また健康と診断されていても、内臓の働きが通常より弱いケースも多く見られます。まずは太れない原因を解明し、改善する方法を考えていきましょう。
太れない体質の原因とは?
①代謝が良い
遺伝的な要素や元々筋肉質といった理由で基礎代謝が良い場合、摂取カロリーより消費カロリーが上回ってしまいます。太っている人が痩せるために努力することが、自然と出来てしまっていることになりますね。
健康であれば問題はありませんが、急に体重が減少するようになってしまったなら、女性の場合は甲状腺の病気も疑われます。代謝が異常に上がってしまい、普通の食事をしていてもどんどん痩せてしまうのです。体重の減少が止まらず不安を感じたら、早めに病院を受診しましょう。
②胃腸虚弱
太れない人は胃腸が弱い確率がかなり高いようです。そうなると食事をしても消化吸収する働きが弱く、体に栄養として取り入れることが出来ません。食後にすぐ便意をもよおす、下痢になりやすい、胃もたれしてしまう。こういった傾向が強い人は、胃腸虚弱の可能性があります。
③胃下垂である
よく痩せている人は「胃下垂だから」と言いますが、確かに痩せの大食いタイプによく見られるものです。胃下垂も胃の働きが制限されてしまうので、消化吸収能力が低く栄養を上手く吸収できません。
④カロリー不足
自分では普通に食べているつもりでも、胃腸が弱いこともあり人並の食事量を摂取出来ていないこともあります。つまり栄養不足です。
⑤ストレス
成人後に体重が落ち、太れない体質になった女性も少なくありません。これは仕事をはじめとする様々なストレスに因ることが大きく、特に真面目で神経質なタイプにその傾向が強くみられます。
強いストレスを抱えていると、食べてもすぐお腹が痛くなることがありますよね。これは自律神経の乱れによるもの。副交感神経は胃腸の働きを調節する役割を果たしますが、強いストレスを抱え続けていると常に交感神経ばかり働いてしまい、副交感神経の働きが低下してしまうのです。これにより胃腸の機能も悪化し、栄養を吸収できなくなるのです。
健康的にガリガリから脱出するには?
太れない原因は上記のように様々ですが、まず胃腸に問題がない場合から考えていきましょう。
この場合は摂取カロリーが少ないか、代謝エネルギーが良すぎることが原因なので、まずは食べる量を増やしてみましょう。バランス良く食べることが、健康的に太るためには重要です。痩せる場合とは逆に、炭水化物を少し多めに食べてみてください。
また運動することもガリガリ脱出のカギです。筋肉は脂肪より重いので、しっかりした体になります。細い男性も細マッチョになると印象が変わりますよね。ビルダーのような体ではなく、ああいった適度な筋肉を付けるよう無酸素運動である腹筋等のトレーニングを行い、プロテインを飲むこともオススメ。今は女性向けの美容効果も高いプロテインも販売されています!
胃腸が弱い自覚のある人は、まず消化機能を高めるよう努めましょう。胃腸を整えるために必要な栄養素はビタミンB群をはじめ、ビタミン・ミネラル・食物繊維・乳酸菌と多数あります。やはりバランス良く食べることが基本となります。
また酵素も必要です。納豆等の発酵食品、トマトやセロリといった生野菜も積極的に食べましょう。
しかしそういった基本的なことは出来ている人も多いはず。それでも改善が見られない場合は、漢方を処方してもらう、サプリを利用するのも1つの方法です。
漢方は即効性はないのですが、継続することで体質の変化が期待できます。また消化機能を上げ、インスリンの分泌を促すサプリも発売されていて、太れない悩みを持つ女性の評判も良いようですよ♪