本日は少し上級者向けの話をしたいと思います。「えっ何の上級者?」はい、腹筋の上級者です。腹筋を6つに割りたい!綺麗なシックスパックを作りたい!という願望がある方も多いのではないでしょうか。
確かに、男性であればお腹が出ているよりもでていないほうがかっこいいです。ただ痩せているよりもやっぱり綺麗に6つに筋肉が盛り上がっている方が男らしい腹筋というものです。
腹筋が大好きな女の子は本当に大好きですからね。けれども、ある程度、腹筋を行っていくとだんだん普通の腹筋ではあんまり効果が得られなくなってくるなんて経験はありませんか。
そこで、今回は、腹筋をある程度鍛えた人にしかできないウエイトを使わずしてできる非常に強度の高い腹筋トレーニングをご紹介したいと思います。これを実践するとびっくりするぐらい腹筋に負荷をかけることができます。
そもそもドラゴンフラッグって何だ?
俳優で武術家であるブルース・リーは中国武術をはじめとし、あらゆる格闘技を常に研究し、最終的にジークンドーという独自のファイティングスタイルを確立しました。ヌンチャクで卓球をいとも簡単に打ち返したり、寸勁で大男を何メートル先まで吹っ飛ばしたり、生前のときはたくさんの達人技を見せてくれました。
パンチ力、キック力を上げるのに必要なのは体幹の力でもあります。足腰が弱かったら攻撃力は劣るのでしっかりと鍛えておく必要があります。特に、中国武術の発勁は腹筋の奥を締める必要がありますので、どうしても腹筋を強化する必要があります。
そのほかにも、敵の攻撃を受ける排打功を養うにはそれこそ腹筋を意識するところがポイントの一つでもあります。そんな中、ブルース・リーが考案したトレーニングにドラゴンフラッグというものがあります。
名前の由来は定かではありませんが、おそらくドラゴンが旗を振って泳いでいるように見えることからそのように命名されたのではないか?という説があります。雑誌なんかでもこのトレーニング法が紹介されていまして、「キング・オブ・腹筋」という異名さえあるぐらい凄いものです。
ドラゴンフラッグで効果的に腹筋を割るトレーニング方法
では、ドラゴンフラッグについて解説させていただきますが、そもそもドラゴンフラッグというのはある程度腹筋の力がないとできなものです。僕も高校生のときに兄に「腹筋に効果的だからドラゴンフラッグをおすすめするよ。」といわれ、指導を受けましたが全くできませんでした。それぐらい厳しいトレーニングなのですが、さらにそのドラゴンフラッグでも初級者向けと上級者向けがあります。今回はその二つについて動画をもとに解説しますね。
ドラゴンフラッグ(初級者向け)
1 ベンチの奥の端を両手でしっかりとつかみます。
2 45度ぐらいの角度をキープします。(完全に背中をつけない)
3 角度をキープしつつ下半身をベンチすれすれまで落とします。
4 腹筋を使い下半身を上げます。
これをできる限り行います。かなりハードなので初めは10回もできないかもしれません。
ドラゴンフラッグ(上級者向け)
1 肩のみをベンチに乗せて両端をつかみます。
2 そのままベンチの下まで足をおろして腹筋を使い上げます。
この二つの違いはわかりますか?カズさんもおっしゃってますが「腰ついてドラゴンフラッグやるのはダメ。」ということで、本来なら、腰を浮かした方が腹筋に負荷をかけることができますので効果的なのです。基本的には、体全身を支えるぐらいの腕力と強い腹筋力がないとまず難しいです。その代わりできるようになればこれだけで腹筋を恐ろしいぐらい強化することができます。