キツイ筋力トレーニングをすると筋肉痛になったりはしませんか?僕は筋力トレーニングをジムのトレーナーから学んだ際に、「筋肉を増強する場合は筋肉痛になるようなトレーニングが必要。」と教わったことがありましたので増強を行う場合はとにかく筋肉痛になるような運動を行います。
特にウエイトトレーニングはそれが行いやすいです。なぜなら自分の筋力の限界レベルを調整しやすいからです。先週は60kg×10回ができたから今週は65kg×10回をやってみようかと、このようにして筋肉のレベルアップが期待できるわけです。
しかし、こうやってウエイトトレーニングのレベルを上げていくのはよいのですが、そもそも、筋肉痛ってどうして起こりえるのか?その詳しいメカニズムをご存知でしょうか。また、筋肉痛は本当に必要なのことなのか?
ところが、筋肉痛というのはこの科学の時代でもその詳しい原因というのは解明されていないのです。けれども、おそらく筋肉痛の関係しているであろうというメカニズムはいくつかございますのでそれらについて解説していきたいと思います。
筋肉痛になる原因やメカニズムについて。
筋肉細胞の損傷
たとえば、先ほどのウエイトトレーニングの話がこれに当たりますが、現在の自分の限界地を超えた運動を行ってしまいますと小さな筋肉繊維が断裂を起こすケースがあります。こういった強度の強い運動により断裂した筋肉が炎症を起こし痛みを訴えるケースがあります。
乳酸の蓄積
これについては、乳酸は疲労物質ではなくそれよりも細胞が損傷しているから疲労感を訴えるという説が現在の医学では有力視されています。つまりは、乳酸がたまるのではなく筋肉細胞が損傷するという理由の方が大きいでしょう。そういった場合にクエン酸を活用するのも有効です。
筋肉細胞の修復
実は筋肉細胞が壊れるだけではなく修復するにおいても炎症を訴える場合があるのです。それは、傷ついた繊維を新しい繊維へと入れ替える時に分解を行いますのでこのときに痛みが発生するわけです。トレーニング直後ではなく翌日に筋肉痛が発生するとういのもこれが理由ではないかと考えられています。
筋肉痛は絶対に必要なものなのか?
これは賛否両論です。一般論でいえば上記の理由から強度の重たいトレーニングを行って一度筋繊維を破壊してからその超回復から筋肉を肥大できるということですが、筋肉痛にならないからといって必ず筋肉がつけることができないのか?
いいえ、そのようなことはありません。筋肉痛になってしまいますと回復するために時間をかけないといけません。つまりは、その期間はその個所のトレーニングを休息する必要があるため成長がかえって遅くなるのではないかという見解もあります。
そういった理由からあえて筋肉痛になるほどの強度が重たいトレーニングを行わないスポーツ選手もいるぐらいです。だからといって彼らの肉体が他の選手と比較して劣っているかと言えばそのようなことはありません。むしろ、強度の弱いトレーニングを繰り返して驚くべき筋肉の進化を遂げている選手もいます。
ですので、絶対に必要なのか?というとそれは違うと考えら得ます。しかし、自分の感覚でトレーニングをしてみてもなかなか筋肉痛にならないといのであればもしかするとそれはただ運動強度が低いだけかもしれません。
一度、自分の限界を知るためにも重量の重たいトレーニングを実践してみるのも良いかもしれません。ウエイトトレーニングでマックス10回程度できる重さで3セットほど行ってみましょう。フォームをしっかりと守って行えばおそらく筋肉への負担も大きくなりますので筋肉痛になるかと思います。
それこそ、腕立て伏せなどは慣れてしまって数百回できるようになるとなかなか筋肉痛にはなりにくくなります。そういった場合はウエイトトレーニングなどの負荷が重たいトレーニングを行うとすぐに筋肉痛になったりします。