ワインにも赤ワイン、白ワイン、ロゼワイン、シャンパンなど色々と種類があります。素材や製法、ぶどうの品種、年代などでも味わいの違うワイン。今回はワインにスポットを当てまして、それぞれのワインのカロリーやダイエット中には何が良いのかなどをご紹介してまいります。
ワインの種類別カロリーは?
五訂増補日本食品標準成分表を参照して、ワインの種類別カロリーを確認してみましょう。
赤ワインのカロリー
銘柄などによって多少は差が出ますが、赤ワインは大体100mlで約73kcalとされています。ワインボトル1本が750mlですから、73kcal×7.5で547.5kcalとなります。これは結構高いですね。
白ワインのカロリー
赤ワインと白ワインと比較をすると、イメージでは白ワインの方がカロリーが低く感じます。実際は、赤ワインと同じとわかりました。なので、100mlで約73kcal、1本で547.5kcalとなります。
ロゼワインのカロリー
それではロゼも赤ワインや白ワインと同じ?と思ったら少し違いました。100mlで約77kcalです。1本で計算しますと577.5kcalとなります。赤や白よりもロゼの方が、少しではありますが高めなんですね。
シャンパンのカロリー
シャンパンは何と100mlで100kcalと断トツに高いです。計算はしやすいですけどね。なので、シャンパン1本で750kcalとなります。
ダイエット中ワインを飲む時に知っておきたいポイント
糖質の量はワインの種類によって違うことを知る
カロリーと同じくらい気になるのが糖質です。最近は低カロリー、低糖質の飲み物、アルコール、デザートなどが流行っています。皆さまも一度は目に耳にされたことがあるのではないでしょうか。そこで糖質を比較して見ますと、それぞれが違うことが分かります。赤と白はカロリーは同じでしたが、糖質は違いがあるんですね。
赤ワインの糖質は100mlが1.5gなので、ボトル1本とすれば11.25gとなります。同様に計算して見ましょう。白ワインの糖質は100mlが2gなので15g。ロゼワインの糖質は4gなので30gとなります。ちなみにシャンパンは白ワインと同じ糖質量でした。ワインボトル1本を空けるとなるとかなりの糖質になることを踏まえて、飲み過ぎに気を付けなければなりません。
ワインはエンプティカロリーだから太らないのというのは本当?
ワインを始めとしたアルコールのカロリーは、エンプティカロリーという特徴があります。ちなみにこのエンプティには、英語でいうところの「空っぽ」という意味があります。
エンプティカロリーだから太らないという声がネットにあるようですが、調べていくと栄養が全く含まれていないカロリーということで、「カロリーがない」ということではないようです。
アルコールは中性脂肪の合成を促進しますので、摂取すべき上限を超えますと、体重増加の要因になる可能性があるので注意が必要です。
参照記事)https://kenkousupport.kyoukaikenpo.or.jp/support/01/20160701_1.html
ダイエット中のワインの選び方
甘口ではなく辛口のワインを選ぶ
特に女性にとって甘口のワインは、飲みやすさからついつい飲み過ぎる傾向にあります。例えば、赤ワインの場合、前記の通り甘口は糖質100gで1.5gですが、辛口は1g以下とされます。(日本食品成分表参照)このように糖質自体も少ないので、辛口は飲み過ぎ防止になりますよ。ダイエット中は辛口を選んで、大人な時間を楽しみましょう。
産地で選ぶ
ワインにはさまざまな産地があります。アメリカ産のワインよりもヨーロッパ産のワインの方が、規制が厳しくてカロリーが抑えられている傾向にあります。なのでドイツ、イタリア、フランス産などを選びましょう。また、オーストラリアやチリなど暖かい地方は糖質が高いとされますので、産地のチェックをお忘れなく。
ワインを飲む前にすべきこと
お腹が空いた状態ですぐにワインを飲むことは、良いが早く廻ってしまって輪をかけて食欲を増進させます。なので、ダイエット中の良いワインの飲み方は、ワインを飲む前に野菜やスープを飲んでおくことです。そして、出来れば食事の量もあらかじめ決めておきましょう。
また、食事ではなくおつまみとすれば、さっぱり系のおつまみを選びましょう。
あとがき
ダイエット=我慢が付きものですが、適度な量のワインを楽しみつつ、おつまみや食事を気を付けることが大切です。ワインには抗酸化作用が強いポリフェノールや老廃物を体外に出すデトックス作用の強いカリウムなど、効果が期待出来る成分が含まれています。ワインダイエットという言葉も見られますので、ワインを上手に活用して、楽しみながらダイエットしませんか?