ダイエットは年代によって効果的な方法が異なることは事実です。若いうちだったら痩せられた方法でも、更年期になってからでは全く反応がないなんてことも。ダイエットは年代やライフスタイルに合わせて行うことが成功の秘訣です。
今回は、50代からの女性のダイエット方法をご紹介します。
更年期に太りやすくなる理由3つ
女性ホルモンの低下
更年期になると女性ホルモン『エストロゲン』が減少。エストロゲンは脂肪の代謝に関わっているため、減ってしまうことで脂肪の代謝が悪くなってしまうのです。
筋肉量・基礎代謝の低下
加齢による体力の低下も太りやすい原因。エネルギーを消費する大きな器官が『筋肉』ですから、筋肉の低下に伴って基礎代謝も低下してしまいます。運動習慣がなく、筋肉量が大幅に減っている場合はエネルギーが燃焼されにくい体に……。
皮下脂肪より内臓脂肪がつきやすくなる
更年期の年頃になって、“お腹”が出始めたら、内臓脂肪の増加サイン。指で皮膚の上からつまめるお肉が少ないのに腹囲が大きい場合は、内臓脂肪と考えられます。これは男性の『メタボ』と同じ状態。
女性は内臓脂肪よりも皮下脂肪を溜めやすいと言われていますが、女性ホルモンの減少によって、内臓脂肪が蓄えられるようになるのです。
>>内臓脂肪レベルと体脂肪率の男女平均について解説いたします。
50代におすすめのダイエット方法
高たんぱく低脂肪な食べ物を取る
若い時と同じような食事内容としてはいけません。なるべく高たんぱく低脂肪な食べ物を取るように心がけましょう。
食生活は低脂質高たんぱく質の食事を心がけ、糖質である主食やお菓子を食べ過ぎないようにしましょう。
糖質の摂取に偏らないように1汁3菜を基本とし、油っこい料理や脂肪分の多い食材や料理はできるだけ避けて、良い油を摂取するようにしましょう。
良い油とは、魚や植物油、ナッツ類に含まれる油です。特に日本人が不足している油はオメガ3の不飽和脂肪酸で、魚や亜麻仁油、しそ油やえごま油に含まれています。積極的に摂取を心がけましょう。
女性ホルモンにかかわる食材を摂る
女性ホルモンのバランスが崩れることが太りやすく、痩せにくい体にしているのも原因です。女性ホルモンのバランスを整えるためにも、それに役立つ食材を食べましょう。
イソフラボン
女性ホルモンと似たような働きをするイソフラボン。大豆製品に多く含まれているのはよく知られていますね。
ビタミンE
血行を促進作用があり、ホルモン分泌も促す成分です。アーモンドやナッツ類、ウナギなどに豊富に含まれています。
ビタミンC
ストレスを緩和させる働きがあります。ストレスがあるとホルモンのバランスにも影響しますね。
ビタミンB6
女性ホルモンの一つであるエストロゲンの代謝に必要な成分。マグロやサンマ、サケ、イワシなどに含まれています。
骨を丈夫にする
女性が特に気をつけなければならないのが骨の健康です。妊娠を経て、女性ホルモンのバランスが崩れると骨粗しょう症など骨の健康が損なわれていきます。骨が丈夫でないと、顔の変形や膝の変形などにもつながりますので、骨を丈夫に、健康にすることが必要です。
それを考えると50代での食事制限などのダイエットはおすすめしません。骨の丈夫にするためのカルシウム、カルシウムの働きを助けるマグネシウムを積極的に摂るようにしましょう。
運動は有酸素運動
基本的には毎日続けられるものを、最初は短時間から始めるようにします。運動は軽いものから始めることが大切です。そこで、カラダ全体を使う有酸素運動がオススメです。例えばウォーキングなら15分程度で良いので、なるべく続けるように心掛けましょう。その他、水泳や軽めのジョキングなども有酸素運動として有効。この場合も、ゆったりしたフォームで少しずつ距離と時間を伸ばしていくのがいいです。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
更年期だからこそ、体を労わりながらダイエットを行うことが大切です。
痩せにくいからこそしっかり食べて体内を燃やす。規則正しい生活習慣を作りましょう。
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