カテキンは健康を促進する!
カテキンは緑茶の中に含まれている健康効果の高い成分としても有名です。「カテキンの健康効果と一日当たりの摂取量等飲み方を解説。」でも説明させていただきましたが、
ポリフェノールの一種で、高い抗酸化作用がございます。そのため、コレステロールを下げることから生活習慣病の予防にもなりますし、ご飯を食べた後お茶でうがいをすることで虫歯予防にも有効とされています。
もちろん、抗酸化効果が高いので、美肌にも効果的といえますね。そんな、カテキンですが、最近ではヘルシア緑茶など脂肪燃焼をすすめている飲料まで販売されています。実は、ダイエットや脂肪燃焼にも有効なのです。
脂肪燃焼効果が期待できる
脂肪を燃焼するには、最終的に細胞内のミトコンドリアによりエネルギー変換されるわけですが、このときにリパーゼという酵素が必要になります。分泌ホルモンにより、褐色細胞が刺激され、白色脂肪細胞にリパーゼが入り脂肪を分解し、エネルギーとして使えるようにするわけです。
ここで、カテキンに効果としては、白色脂肪細胞を分解するリパーゼを活性化するため脂肪の燃焼効率を高めるという仕組みです。ですから、有酸素運動を行う前や運動中に飲むと効果を発揮してくれるのですが、
これを、食事と一緒に摂取することで、食事からの脂肪の吸収を緩やかにしてくれるので、ダイエットに効果的といえます。また、実際にカテキンのダイエット効果を検証するため、
肥満の方を対象に、1日1本12週間にわたり、カテキン入りの飲料を飲んでいただきました。すると、体重体脂肪ともに減少し、ウエスト、ヒップも細くなったという実験結果を得ることができました。
ちなみに、摂取量ですが、しっかりとした基準がございませんが、300~400mg/日のカテキンを摂取するとダイエットや生活習慣病予防に良いといわれていますので、1日当たり5~10杯程度のお茶を飲むとよいです。
カテキンダイエットは嘘?
緑茶を飲んでもダイエット効果を得られなかったりしているケースからカテキンダイエットは嘘なのではないか?と疑問の声も多いです。その理由は継続期間が少ないということも考えられますが、
カテキンの種類が原因かもしれません。通常の緑茶を飲んでも実はそこまでダイエット効果は得られない可能性が高いです。緑茶の中に含まれているカテキンは8種類もございます。
抗酸化効果は高くても高いダイエット効果が得られるのはその中でもわずか1つだけです。それが、高濃度茶カテキンというものです。ヘルシアにはこれが含有されているためダイエット効果が期待できるわけです。ただ、ヘルシアの場合カテキンの含有量が多すぎるせいか、肝障害の危険性も指摘されています。
ですので、ヘルシアを飲むのはあまりオススメしませんが、この高濃度茶カテキンすなわち重合カテキンが含まれているものであれば良いということです。そこで、プーアル茶をオススメします。重合カテキンが豊富に含まれていますのでダイエットには有効と言えます。
カテキン摂取の注意点とは?
緑茶も、プーアル茶もカテキンを摂取することができるものの、同時にタンニンも摂取することにもなります。タンニンは鉄分と結合してしまうと吸収を妨げるので食事と同時に摂取するとそれを促してしまいます。
ですので、貧血を患っている方は、鉄分は重要になりますので吸収を妨げてはいけません。食後15分以上経過してから、お茶を飲むようにしましょう。さらに気をつけなくてはいけないのはカフェインです。
緑茶、プーアル茶にもカフェインが含まれていますので、ダイエット目的でいっぱい飲み過ぎてしまっては不眠に悩まされたり、神経が興奮状態になりますので夕方以降は飲みすぎないようにしましょう。
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