特に、冬の季節は寒い上に空気が乾燥してしまいます。前回の記事でもお話ししたように肘の乾燥も気になりますが、指や手が乾燥してしまい、ひび割れしてしまうことがあります。特に女性はこれは非常に悩ましい問題ではないでしょうか?
さらに、主婦の方であれば、料理、食器洗いは避けられないかと思います。特に、お米を研ぐ場合は、冬でも冷たい水で研がなくてはいけません。そうなると、ひび割れと同時に、しもやけができてしまう危険性もありますので注意が必要です。
お湯で洗いものをするのは禁物?
もちろん、今の説明からも冷水で洗いものをするのはあまりオススメできないことです。ではお湯で洗いものをするのはどうなのか?それなのですが、実は、ひび割れの状態でお湯で洗いものをするのもいけないのです。
お湯で洗いものをしてしまうと、お湯が皮膚の粘膜や角質層に入り、バリアの役割を果たす細胞間脂質と呼ばれるもの。すなわちセラミドなどが流されてしまうんです。
結果、潤い成分が失われてしまいますので、乾燥しやすい肌になります。それが進むと、手はカサカサ、うろこのように角質が剥げ、ひびわれも広がり、悪化してしまいますので、ひび割れを起こした場合はお湯での洗いものも避けましょう。
ひびわれとあかぎれは違うもの?
これは、似たようなもののためか、混同してしまう方も多いかもしれませんが実際のところ違うものです。手や指が乾燥して亀裂が入った状態をひびわれといいまして、それが悪化し、真皮まで亀裂が入った状態をあかぎれといいます。あかぎれになるとかゆみだけではなく、痛みまで生じ、痛みを生じ流血する可能性もあります。
指や手の乾燥で生じるひび割れのケア法
冷水もダメ、温水もダメ、これでは洗い物もできませんし、お風呂にも入ることが難しいような気がしますが、実際どのようにしてケアをしていけばよいのでしょうか?簡単にまとめさせていただきました。
予防ケア
まずは予防を行いましょう。理由としては、ひび割れを起こしてから対策を行うのはお湯にも触れられない、水にも触れられないという状態なので色々と面倒くさいです。であえば、まずはひび割れを起こさないような対策を行ってことの方が簡単です。基本的には手を乾燥しないようにしていけばよいだけです。
1 洗い物はぬるま湯で行う
2 お風呂や洗い物を終えたら保湿クリームを塗る
3 1日3回程度ハンドクリームで保湿を行う
4 防寒対策に外出する場合は手袋をする
5 洗濯を行う場合はゴム手袋を着用する
6 水仕事は極力避ける
このように、日常生活でちょっとした意識をすれば良いのです。ただ、職業柄水仕事がどうしても避けられない場合もありますよね。そう言う場合はゴム手袋を着用しましょう。
恥ずかしいかもしれませんが、それで直接水にもさらされないですし、乾燥を促進する洗剤からも手を保護することができます。ところが、ゴム手袋をずっとしているとかぶれる可能性もあります。
ですから、木綿などの手袋をゴム手袋の下からはめるようにしましょう。さらに、その上、予めハンドクリームで保湿を行っておくと3層でガードすることができます。木綿というものは非常に優れた材質で、通気性が高いのに、保湿効果も高いのです。
つまり、乾燥やひび割れには有効なケアアイテムとして使えます。水対策だけではなく、外出時や就寝のときに木綿の手袋をすると寒さからも乾燥からも身を守ることができます。
ひび割れしてしまった場合のケア法
では、ひび割れを起こしてしまったらもう遅いのでしょうか?いえ、そういうわけではありません。もちろん、ひび割れしていない状態よりは大変になりますが、対策がございます。
対策方法としてはハンドクリームで十分な保湿を行うのと新陳代謝の促進を行いひび割れの治療を早くすることです。そのため、血行促進や新陳代謝に有効な成分であるビタミンE、保湿効果の高い尿素やグリセリンを含んだものをオススメします。
また、ハンドクリームではなく、保湿力高い、ビタミンC誘導体、ヒアルロン酸、コラーゲンが含まれているジェル、化粧水を使用し、しっかりと浸透させてからこのようなハンドクリームを使用するとさらに効果的です。ハンドクリームの効果的な使い方はこちらを参照ください。
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