おせちはもともと「正月三が日は家事を休む・水仕事を避ける」などの目的から、料理が日保ちするよう、砂糖・塩・酢などが多く使われている点が特徴。和食ということでヘルシーに見えますが意外とエネルギー(カロリー)が高い料理も多いのです。
それぞれの料理に願い(例えば「黒豆=まめに暮らせる」「昆布巻き=よろこぶ」など)があり、日本人の知恵が詰まったおせち。でも食べ過ぎにご注意を。 ということで、おせちのカロリーと、正月太りを防ぐ「おせちの上手な食べ方」のお話です。
おせち料理・カロリーランキング
- かまぼこ 14kcal / 一切れ
- かずのこ 16kcal / 一切れ
- 昆布巻き 30kcal / 一切れ
- 黒豆 55kcal / 一人前 20g
- 伊達巻き 65kcal / 一切れ
- 牛肉ごぼう巻き 147kcal / 一人前
- 栗きんとん 180kcal / 栗二つ分
- ぶり照り焼き 213kcal / 一人前
- 煮しめ 300kcal / 一人前
おせち料理の食べる順序
序盤のコツ まずは野菜と酢の物から
野菜から食べると血糖値の上昇がおだやかになり、脂肪をつくりだす素となるインスリンの分泌を抑えられるので肥満の予防につながります。また、食物繊維が豊富な野菜を食べることで満腹感を早めに感じることができ、食べ過ぎを防ぎます。 ちなみに、おせちに酢の物が多いのは酢でしめると保存性が高まるから。酢の物(お酢)には食後の血糖値上昇をおだやかにするというデータがあります。
中盤のコツ “甘いもの以外”の好きなものを
最初に野菜と酢の物を食べたら、いよいよ気ままなおせちタイム。数の子や昆布巻き、エビの甘煮や田作りなど、よく噛みしめておせちの魅力を満喫してください。ただし、甘いものだけは最後のお楽しみに。
終盤のコツ 甘いものはデザートのつもりで
さまざまなおせちを満喫して腹八分目くらいになったら、そろそろ締めどき。栗きんとんなどをデザート代わりにして食後の甘味を控えることができれば、おせちの上手な食べ方、完成です。ちなみに、おもちを一緒に食べるときも終盤に。
注意したいのが、ダラダラ食べやダラダラ飲み。「食事は○時までに終えて初詣に行く」「おもちは1日○個まで」「あらかじめ食べる分を小皿に取り分ける」などの工夫で、軽やかなお正月を。
ちなみにお雑煮のカロリーは?
お雑煮のカロリーは味付けや具材によって異なり、一般的には200~300kcal程と言われています。
角餅1個当たりのカロリーは120kcal、丸餅1個当たりのカロリーは70kcalと言われています。丸餅は角餅に比べて小さいので、カロリーも低くなっています。
ご飯1膳当たりが250kcalと言われていますので、お餅2個でもご飯1膳よりカロリーを抑えることができます。
とは言え食べすぎには気を付けましょう。具材の中でカロリーが高いのは、鶏肉や鮭といったお肉やお魚。油分が含まれますので脂質も高いです。カロリーのことを考えるとお肉やお魚ではなく、野菜を多く入れるようにしましょう。味付けは、お味噌よりお醤油の方がカロリーが低めになります。
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