いつも穏やかに仕事をこなせればいいですが、ときにはイライラしてしまうこともありますよね。とくに忙しいときは、ついついイライラしてしまうという人もいるのではないでしょうか。秘書であれば、上司にあまりにも無茶ぶりをされて、いくら上司でもあり得ない!なんて怒りを感じることもあるかもしれません。
今回は仕事で怒りを感じたときの考え方を学び、冷静な判断ができるようになれるコツをご紹介します。
そもそも怒りの感情って?
仕事でも仕事以外でも、怒りのあまりつい勢いにまかせて発言してしまったことが、いままで築いてきた人間関係を壊してしまうこともあります。
せっかく築き上げてきた人脈が一瞬で台無しになってしまうのは、人生においても大ダメージですよね。
そもそも怒りとはどのような感情なのでしょうか?
怒りとは第二次感情といわれています。つまりすぐに怒りを生み出すわけではなく、第一次感情がたまりにたまってあふれだすのが「怒り」なんです。
怒りの第一次感情は、悲しい・苦しい・淋しいといった感情です。
不安なことが重なって重なって、とうとう限界を迎えて怒りに変わるというわけですね。
怒りの感情は遠い人よりも身近な人への方が強くなります。つまり会社の人よりも友達、友達よりも親友や恋人、親友や恋人よりも家族…といったところでしょうか。
身近な人の方が甘えやすく、自分のことを理解してほしい、相手に変わってほしいという考えが近いため、怒りを感じやすくなるのです。
よくイライラしてしまう人の特徴とは?
あなたの周りにも、いつも怒っているな、機嫌悪いなと感じる人が少なからずいるのではないでしょうか。
イライラしてしまう人の特徴として共通するのは「勝手に過度な期待をしている」ことです。
怒りを感じやすい人は、いつも相手に勝手に期待しています。
期待したところで自分の思いどおりに進むことの方が少ないですから、今度は自分が勝手に期待したことを忘れ、今度は勝手に裏切られたと思い込み、怒りを感じているのです。
自分がイライラしたときを想像して、はっとした方も多いのではないでしょうか。
他人が自分の思いどおりに動いてくれると無意識に感じていることもあると思います。
身近な人に対する怒りは、自分に対して相手が「〇〇すべき」、「〇〇してくれて当たり前」と思っている傾向にあります。
仕事であれば、「同僚なら私と同じレベルの仕事をすべきだ。」、「上司なら責任をもって私を指導・指示すべきだ。」などと誰でも思うことではありますが、強く思いすぎるとイライラしてきます。
また自分に関連づけて負の感情を抱くのもイライラする原因です。
「恋人が仕事でデートに遅刻ばかりするのは、私のことが大切じゃないからだ。」、「後輩の愛想が悪いのは、私が嫌いだからだ。」など勝手に神経質になっているのです。
身近な人にイライラしやすいとはいいましたが、街中を歩いているときや電車に乗っているとき、外食しているときなど、知らない人にイライラするときもありますよね。
それは、「マナー違反はいけない。」、「不快なことをしないでほしい。」といった期待からイライラするのです。
悪いことをしている子どもを注意しない親や、電車の中で大声で電話をしている人などを見るとイライラしてしまう人もいるのではないでしょうか。
「絶対に」、「必ず」と思っていることが怒りを生む原因です。
仕事で怒りを感じたときはどうしたらいい?
仕事で怒りを感じたときはどのようにコントロールしたらいいのでしょうか。コツを確認していきましょう。
相手に過度な期待をしない
まずは相手に過度な期待をするのはやめましょう。
家族だから、恋人だから、上司・先輩・同僚・後輩だから、年上・年下だから、自分のことを大切に思ってくれていないから、なんていう感情はイライラを生み出す原因です。
怒りを感じた場所から離れる
もう怒りが爆発しそうというときはその場にとどまらず離れてしまいましょう。
冷静さを取り戻すことができます。
怒りを感じてから6秒我慢する
強い怒りの衝動は、長時間続くものではありません。
そのため思わず怒りが爆発しそうになったら、深呼吸しながら6秒待ちましょう。
すると怒りのピークは越え、冷静さが戻ってきますよ。
イライラを笑いに変える
他人を変えることは難しいので、自分が受け取るときにイライラしないように笑いに変える努力をしてみましょう。
「こんなこと言って毎回毎回非常識だ!」とイライラを募らせて仕事するより、「またこんなこと言っている。本当に非常識な人だなぁ。こんな人に絶対なりたくないわ~。笑」と笑い飛ばしてみるのもいいでしょう。
冷静な判断ができる秘書になろう!
秘書は経営層と仕事しているわけですから、怒りの感情で上司と問題を起こしたら大変です。
冷静な判断ができるようになりましょう。
ちなみに鉄分不足でイライラするなんていう話もあるので、感情のコントロールだけではなく、食事に気をつけたり、サプリで補ってみたりしてみてはいかがでしょうか?
急に怒りっぽくなった、いつもはできていた怒りのコントロールができない…という人は、ちょっと心が疲れているのかもしれません。
急な異変を感じたら無理せず病院に行ってくださいね。
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